Suffragette サラ・ガブロン、アビ・モーガン、キャリー・マリガン、メリル・ストリープ会見
イギリスの婦人参政権運動の映画だけど、活動家として有名なエメリン・パンクハースト(ストリープ)ではなく、一労働者(マリガン)を主人公にしたのが効いてる。運動に身を投じるのが、すごく理解できる公私共に虐げられた状態にいるんだもん。
労働者役がとってもはまるアンヌ=マリー・ダフも、そういう一般労働者よりかはちょっとインテリ風なヘレナ・ボナム・カーターも、それぞれ適役で好演。ベン・ウィショーはそこまで理解してるわけでもない夫で、あんまりイイモンでもないけど、当時の男性はこういうものかと納得させる具合に上手い。ブレンダン・グリーソンの刑事役も敵対するけど、人情味も感じられてよい。
アビ・モーガンは相変わらず、引き込む話を作るなあ。ガブロン監督との相性もいいし。
会見では、男社会な映画界についてストリープがバシッと言ってくれました。私も常々思ってましたよ、審査員や評論家が男ばっかしで、その評価で、みんなが映画観たり、観なかったりって、ほんとに不公平だなって。