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大胆なアンドレア・アーノルド嵐が丘

Wuthering Heights(嵐が丘)鑑賞

アンドレア・アーノルド監督長編映画3作目。時代物でさえ、ヒリヒリするくらい生々しい。前2作は現代のワーキング・クラスが描かれてたから、題材からくるものかと思ったけど、手法によるもののようだ。人肌や髪の毛、雨、ドロ、草、蛾…撮るものみんな質感を感じさせて、性的なものから痛みとかまで、たくして見せるような。

ロンドン映画祭で見られなかったのを、劇場公開で見られて一安心。封切られる映画は見逃してもOK、映画祭では封切られないようなのを見とくべきか。Snowtown見といてよかった、と思ったら、なんとポスターがあった。イギリスでも公開のようだ。今回のロンドン映画祭では一番ショッキングだった映画。実際の猟奇殺人を基にしてるだけでなく、一味になってしまう家族が主犯に心理的に支配される過程が、見てると納得できるのがすごい。

公式サイトWuthering Heights

Snowtownの方は上のタグで、公式サイトを貼ってる感想を書いたページに飛べます。

映画的楽しさと実話的暗さ

ロンドン映画祭

The Artist 試写

むっちゃ、よく出来た映画。サイレント映画のスターがトーキーの時代に移り変わって落ちぶれていくのと、そのスターに見出された女優がトーキーの新スターになっていくのが白黒サイレントで描かれる。基本サイレントだけど、ちょっと音が入るシーンが、すごく効いてる。ノスタルジックなのは、もちろん、ちゃんと面白いのがえらい。しゃれた映画つくるもんだなあーと感心してたら、やはりフランス映画。

アーティストとして2012年4月7日公開となるようです。(2012年1月16日追記)

Snowtown 一般上映

これでもかというくらい念の入った酷い話なのに、その念の入り具合が逆にリアリティを感じさせて、実話が基かもと思いつつ見たら、やっぱりだった。兄弟揃って性的虐待された子供たちの一家が、マゾヒスト的な連続殺人犯のアジトにされて、一味にされてしまう。普通の人たちが犯罪に手を染めてしまう流れの説得力は実話ならでは。イギリス映画も暗いの得意だけど、コッテリとした暗さがあるこちらはオーストラリア映画。

公式サイトSnowtown

Where Do We Go Now?  一般上映

子を亡くした母の悲痛と、村の初テレビに人が集まるようなコミカルさのバランスが絶妙。喪服の女たちが、軽く踊りながら、乾いた土地を行進する出だしは、引きつけるし、どんな映画なのかも、しっかり表してる。歌って踊る、紛争地の女たち。ウーマンパワーが、ウーマンリブ的ヒステリーなしにカラリと描かれていて、気持ちいい。こっちはレバノン、フランス、イタリア、エジプト合作。

今日は笑い声もたくさん上がった映画的な仕掛けが楽しい映画に、途中退席者が出たくらい惨い実話映画がサンドされた濃い日となった。


映画ニュース/インタビュー

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