今日はロンドン映画祭試写とインタビュー。
Lemmy(原題)/極悪レミー(邦題)
公式サイトLemmy: The Movie
元祖ヘビメタ、モーターヘッドの、ベースをギターみたいに弾くヴォーカリスト、レミー・キルミスターを追ったドキュメンタリー。
映画中では63歳と言ってたけど、それで不良のロックンローラーをやっているのが微笑ましくもある。酒とドラッグ、ギャンブルに女みたいなクレージーな生活に見えて、「コークはやめといてスピードにしとけ」なんて、実際的なアドバイスを息子に授けたり、「何ヶ月もツアーに回るような生活と家庭は両立できない。だから家庭はあきらめた」なんて未婚で通したり(息子はひょっこり現れたようだ)、けっこうまともだ。そうじゃなきゃ、数十年も現役でやっていけないだろうけど。
アリス・クーパーとかビリー・ボブ・ソーントンとか濃い友人たちがいっぱい出てきて楽しい。そんな知人達からクレイジー逸話、いい人逸話が紹介されるけど、その両方が画面の本人からも伝わってくる。
インタビューは9月30日に感想を書いたLeap Yearのマイケル・ロウ監督。切羽詰ったところから手をつけた映画だったみたい。性描写はどぎついけど、いい作品になって、カンヌでカメラドール獲得は背水の陣だったせいもありそう。しかし、こないだのデレク・シアンフランス監督といい、最近の監督は俳優もやれそうなグッドルッキングの人が多いなあ。じき映画ニュースに写真入で記事があがりますので、興味のある方はそちらで是非。