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ベルリン映画祭中頃とブリッツその後

まずは昨日のブリッツのその後から。

アデルの受賞スピーチが途中で止められた件、ITVがアデルに謝罪したそう。再結成ブラーのデーモン・アルバーンのスピーチが長すぎて時間が押しちゃったせいとか言ってる人も。せっかくライブだから、長いスピーチもOKなようにスポーツ中継みたいな余裕を持った編成にしたらよかったのに。

とお気楽な意見を言えるのも、私はけっこう楽しめたから。コールドプレイのクリス・マーティンの演奏で歌うノエル・ギャラガーとか珍しい図も見られたし、最近のお気に入りエド・シーランも順当に受賞したし、そういうイギリス勢に混じって、リアナとかブルーノ・マーズとかアメリカの人気者も登場で満足。

それではベルリン覚書きの続き。

2月12日

Meteora試写 コンペ

子羊をしめて、ぶった切ってなべに入れ、塩やハーブやお酒を注いで煮たのを鍋ごとくるんで、修道士と修道女がピクニックで食べるシーン、ほんとうにおいしそうー。宗教と生と性あたりがテーマかと思うけど、食べるシーンに一番ひかれたのは、お腹が空いてたのかも。

Captive試写 コンペ

人質の話が、こういう落ちになるとは思わなんだ。

公式フェイスブックCaptive – Un film de Brillante Mendoza | Facebook

Nuclear Nation一般上映・質疑応答 フォーラム

入りもよく、海外でも興味もってもらえてるのが、心強い原発問題。サプライズゲストが坂本龍一で、ほんとにサプライズ。今回のベルリン、タレントキャンパスで映画音楽の指導をするというのは知ってたけど、ご登場願えるとは思わなかった。

Marley特別上映

ボブ・マーリーのドキュメンタリー。歌ってる姿だけでカリスマ感じさせる人だから、どう作っても成功しそう。

2月13日

Sister試写 コンペ スペシャル・メンション

小品ながら、グッとくる。マイク・リー審査員長が、通常スペシャル・メンションにはつかない銀熊トロフィーをあげた粋な計らいもうれしい。

Jayne Mansfield’s Car試写・会見 コンペ

映画も悪くないけど、それ以上に会見でビリー・ボブ・ソーントンが話した父親への思いに感動。

The flowers of War試写・会見 コンペ部門でのコンペ外上映

クリスチャン・ベイル、トム・クルーズの線を狙ってそうな気がした。というか、ハリウッドの模範的な受け答えって、ああいうのなんだろうか。でも、べイル、ウェールズ出身のイギリス人だけど。ウェールズ訛りでしゃべるリス・アイファンズみたいに地が出てるような方が面白い。

公式サイトThe Flowers of War

2月14日

Home for the Weekend試写 コンペ

家族崩壊みたいな暗い話だけど、父親が悪者みたいに扱われるくだりなど、リアリティがある。

TABU試写 コンペ アルフレート・バウアー賞

完成度の高さでは、コンペの中でも1,2位を争うほど。ノスタルジックなのに新しいというのはアカデミーほかで目玉となってるアーティストにも通じる。ひょっとしたら金熊とも思ったけど、上記の賞と、あと独立系の賞も獲得でダブル受賞。ミゲル・ゴメス監督は受賞スピーチや会見も面白かった。

Young Adult会見 特別上映

試写には参加できず、ロンドン戻って見ようと思ったら、もう、終わってた。ま、そのうちテレビででもやるさ。きっとジェイソン・ライトマン監督の出世作JUNOほどには、よくないだろうし。と、イソップ童話のキツネのすっぱいブドウの論理で自分をなだめる。

映画『ヤング≒アダルト』公式サイト

The Iron Lady会見 特別上映

こちらは昨年見てたので、余裕で会見のみ参加。でもアンジェリーナ・ジョリーの時と負けず劣らずの無茶込み。

映画『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』公式サイト||2012年3月16日(金)、TOHOシネマズ日劇ほか全国ロードショー

レンタネコ一般上映 パノラマ

やっと荻上直子作品が見られた。噂にたがわぬ面白さ。

TOP | レンタネコ

悪徳な人々

昨日はテレビの深夜映画でGomorrah/ゴモラ鑑賞。

マフィアをドラマチックに描いて見せたのがゴッドファーザーなら、こちらはドキュメンタリーかと思うようなリアリティで見せる。どこであんな生々しい顔の役者さんを集めたんだろう。これが初演技となる役者さんも多いようだから、素人さん含め、それらしい顔の人を募ったんだろうか。いずれにせよ配役大正解。

話も事実に基づいているようだ。びっくりするような話が続々出てくる。マフィアって、あんなことからこんなことまで牛耳ってるわけね。BBCだったけど、映画中にも登場するマフィアの地カモッラのドキュメンタリーも映画前に放映。そのドキュメンタリーに負けないくらいのリアリティを感じさせる映画。カンヌグランプリも納得。

公式サイトGomorra | Official Web Site

 

今日は、ルパート・マードックのドキュメンタリーがあった。こちらはチャンネル4。内容よりレポーター役(ディレクターも兼ねてるのかも?)が気になった。エイミー・ワインハウスのドキュメンタリーもやってた人。ワインハウスは、前にやったのを、ナレーションつけかえて、ちょこっと新しい映像も足して昨日、追悼として流してた。この人、後で調べてみようっと。

 

もう1つ、今日はハリポタの特番もあった。こちらはハリポタ映画シリーズも週ごと放映中のITV。ハリポタのシーンからベスト50を選ぶ(投票させた?)やつ。1位が、初めてホグワーツを訪れるシーンって、まあ、そんなとこかな。これ、コマーシャルにハリー・ポッター死の秘宝Part2と、週末に自局でやるハリポタ映画まで入る。テレビ局と映画会社とで大プッシュの一挙両得番組。

トリビュート

ITVはハリポタで引っ張るつもりのようだ。シリーズを順番に放映、関連の特番も組まれる。ハリポタとかスターウォーズとか、毎週順繰りにというのは、各局とも度々やってるけど。何度やっても、けっこう見る人もいそうだし。

数度目とは言え、ハリー・ポッターと死の秘宝Part2鑑賞後だと、オオッ、これがあれとつながるのか!あの元がここだったか!などなど、ふりかえりモードで見れて、またオツ。ITVはハリポタトリビュートを続けるようだから、しばらくは、にわかハリポタマニア。撮影スタジオ取材のおかげで、おお、これっこれっ、なんて見せてもらえたセットまで懐かしめるのも役得。ありがたいことです。

昨日エイミー・ワインハウスが亡くなった。歌い手としてもソングライターとしても稀な才能が惜しまれる。土曜だったから今日日曜ともどもニュースや生番組も少なく、衝撃に比して、テレビで取り上げられた時間は短く感じた。でも番組の最後にバック・トゥ・ブラックを流して、トリビュートする生番組もあった。合掌。

フェイスブック世代のプリンス&プリンセス

朝から晩までロイヤル・ウェディング一色だったBBC。ITVもそれに近く、チャンネル4と5がちょぼちょぼという感じ。

アメリカ製のテレビ映画版ロイヤルカップル物語を流してたチャンネル5は、どさくさに紛れた?安っぽいとか、さんざんに言われながらも、ウィルとケイトを演じた2人が先週あたりはBBC他でもインタビューされたりはしてた。ケイトを演じた女優さんがカミラという名前というのだけ、ちょっと面白かったけど、トレーラーだけで見る気も失せるお手軽さ。

前評判では盛り上がりに欠けるとか言われつつ、それなりには盛り上がったように見える。昨日、窓からユニオンジャック吊るしてる家を見かけた。ワールドカップ時には白地に赤い十字のイングランドの旗を出してた家だった。ロイヤル好きとかサッカー好きとかいうより、お祭り好きなのかも。

フェイスブック世代のプリンス&プリンセスとか呼ばれたりしてる2人、バルコニーでのお目見え後もお出ましのサービス。よく式場からのカップルが乗ってるようなバルーンとかテープとかで飾ったオープンカーを、バッキンガムから、すぐ近くのクラランス・ハウスまで隣にケイトをのせたウィリアムが運転してた。チャールズが若い頃、エリザベス女王からプレゼントされたというコンバーチブルだそう。こちらも若かりし日のダイアナがボンネットに横座りしてる写真も紹介されてた。

チャールズ、ダイアナの時と比べる人が多かったけど、ちょうど30年前だったらしい。ダイアナのドレスのゴージャスさも、イケイケの80年代だったからか。その挙式の時のダイアナを、英国王室への生贄の羊みたいだったと言ったのは、ご意見番みたいなロッカーのビリー・ブラッグ。一昨年のレインダンス映画祭でも気炎を上げてたけど、相変わらず言いたいこと言ってた。ロイヤルな日に、こういう人を呼ぶチャンネル4のニュースもなかなか。(レインダンスのビリー・ブラッグはこちら 元ザ・クラッシュのミック登場!ジョー・ストラマーの死去をきっかけに誕生したチャリティー描く映画 – シネマトゥデイ ミックをフューチャーした写真を選んでますが、その向こうにいる人です。カッコ部分4月30日に追加)

ところで、フェイスブック世代のプリンス&プリンセス、ものの例えかと思ったら、実際、英国王室はフェイスブックもやってた。ほんとに、そういう時代なのね。The British Monarchy | Facebook

プルトニウム検出でも前進

原発付近のプルトニウム検出や、スコットランドのグラスゴーでも福島からと思われる放射性ヨウ素131が検出されたことなどが、報じられる。地球は1つ、こんなに離れたイギリスも同じ空気でつながってるのだなあなんて、ちょっとしみじみ。

どちらも検出量が微量だったせいか、それほど大きい扱いではなかった。ITVニュースでは、報じられた個々のマイナス要因にかかわらず、前進している、コントロールできているというアメリカとイギリスの専門家の意見があった。

BBCテレビの朝のニュース番組Breakfastのゲストが、昨日もニュースの合間で見たデヴィッド・ギャレットだった。今度はニルヴァーナとかメタリカを演奏してた。将来、この人の演奏を聴くと、東北地方太平洋沖地震を思い出すことになりそう。

日本政府に不信感、イギリス原発報道

昨日の自国民への避難勧告以来、英テレビの報道も変わってきた。福島原発の安全圏を、日本が言っている20キロから80キロに引き上げたイギリス政府の判断と同様、日本政府の発表を信頼していない。

BBCほかのテレビニュース番組に政府の科学顧問チーフ、ジョン・べディントンが登場し、状況が変わり、心配しているとコメント。変わった状況の1つが、ヘリから撮った写真でも確認された、爆発のダメージの大きさだ。アメリカは燃料棒が完全露出しているとし、日本はしていないと言っていることが、それぞれの20キロと、80キロという安全圏算出の違いらしい。露出した燃料棒の温度があがり続け、発火、爆発することが懸念されている。

そうなった際の被害の大きさは、専門家によって意見が分かれている。チャンネル4に登場した2人も、片方がそれほど大きくはないとコメントしている間に、もう一方が、とんでもないと首をふっているという具合。昨日の四方敬之(管首相のスポークスマンと紹介されていた)に隠していることはないかと問うインタビュー映像を再度流したりしていた。昨日はITVでも同様に問い詰められていた。

東京に人通りが少なくなったかわりに、飛行場、駅が混雑している様子など、東京でも避難が始っていることも報じていた。

イギリスの報道を見ている限りでは、80キロ圏外から出たほうがいいように思える。200キロくらいはあるそうだけど、万が一のために東京も離れた方が安心な気もする。

*上を書いた時には、私自身の不安もマックスだったと思います。気分に左右されて書いてしまい、フォールス・アラーム気味でした。今は、最悪の場合でもイギリス、アメリカの勧める80キロ外にいればいいのかなとも考えています。それを19日フォールス・アラームに書きました。

飲み屋で日本人の本音を聞きだしたITV

イギリスも自国民に東京から避難することをアドバイスしはじめたことで、夢から覚めた気がしている。大丈夫だと思いたかったんだな、私は。福島原発の20キロ圏外ならOKというのにイギリスも賛成なら、それほどひどいこともないだろうと。

夜のITVのニュースも、別の夢から覚ましてくれた。若めの男性リポーターが東京の飲み屋で取材、日本のみなさんと乾杯したりしながら、意見を聞いていた。みなさん、元気よく、政府の言うことなんか信用できるかと気炎を上げていた。

イギリスのニュース番組の伝えるべきところを伝えようとするプロっぽさは、なかなかのものだ。ITVも、日本人は飲むと饒舌になるとかなんとか知恵を仕入れ、本音で語る日本人の映像をゲットというところかな。他の局でも、飲みにこそ行かないものの、日本では政府不信があるというようなことは言ってたけど、日本人の口から言ってほしかったのだろう。

うっすらそんな気もしていたが、日本の耐震構造やテクノロジーを賞賛しながら報道するのも、それによって、東京あたりで倒壊したビルがなくても、大きな地震だったということも伝わる。日本人の冷静沈着な国民性を称えるのも、他の国の災害時のような天を仰いで神にむかって大声で嘆き哀しむ人みたいな映像はなくても、悲惨なことが起こっているのだと伝えたいのだろう。心にもないお世辞とは思わない。テクノロジーや国民性に驚いてもいるとは思うが、褒めながら画面から伝わりきれない部分も補っている。

意気消沈するわけにもいかないけど、元気がほしいあまりに、海外からの褒めてくれる言葉に酔って、日本すごい!とか、へんにハイになるのもやばい。

それにしても、東京では飲み屋も営業してて、飲みに行く人もいるんだなあ。一部かもしれないけど、思ったより、もうすでに普通の日常っぽくなってるとこもあるんだ。たいしたものだ。ヤケ酒かもしれないけど、飲みに行けるくらい元気な人がいるとは頼もしい。復興も早そうだ。

*上を書いた時には、私自身もかなり不安でした。気分に左右されて書いてしまい、フォールス・アラーム気味でした。今は、それほどひどいことにはならないのでは、と思います。もし、なっても80キロ外にいれば大丈夫という意味の避難圏のようです。それを19日フォールス・アラームに書きました。

アカデミー賞盛り上がりも朝6時台までか

アカデミー賞英国王のスピーチ4冠とクリスチャン・ベイルの助演男優賞でイギリスが盛り上がったのはニュースが新しいうち、朝6時台までだった気がする。私はそのあたりまでだったな。

7時台には、既に見た映像の繰り返しになってきて、BBCとITVのアナが、受賞者みんなかけつけるバニティフェア・パーティー前に張って、受賞者を捕まえてインタビューしようとするあたりでは、もう、かなり覚めてきたぞ。だって、肝心のコリン・ファースとか、おおかたの受賞者を逃がしてやんの。

代わりにトム・ハンクスがけっこうしゃべって、終わりには「もう、いいの?僕がウェルシュ(クリスチャン・ベイルはイギリスのウェールズ出身)俳優とかなら、あと20分はしゃべらせてくれたはずだ」とか笑わせてくれました。面白いぞ、ハンクス、いい人そうだし。

でも、ちょっと期待しつつBBCとITVカチャカチャしながら見てしまって、肩透かし食うと、もともとそんなに見たかったか?という疑問が芽生えてしまう。だって、授賞式で、ちゃんとスピーチしてるわけだし、じっくり聞くなら、パーティー入る寸前とかじゃなく、もっと先でも落ち着いてからがいいわけだし。

9時台の、アカデミー賞過大評価しすぎじゃないかと議論してる番組には、もう賛成したい気になってた。そこで外に出る仕事でテレビから離れたせいもあって、戻って夕方以降のニュースで繰り返されてるあたりは、すっかり平常心。祭りの終わった後という感じだけど、みんながイギリス戻ってきたら、また盛り上がれるかな。


映画ニュース/インタビュー

シネマトゥデイに書いている映画ニュース/インタビューはYahoo Japanなどに配信されています。

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