Posts Tagged 'I killed my mother'

第58回ロンドン映画祭8日目

Whiplash 試写+会見

J.K.シモンズが指導者で、マイルズ・テラーがドラマーを目指す青年の、音楽鬼コーチもの。やみくもな青年の努力がジーンとさせるし、鬼コーチがひどすぎて笑える。デイミアン・チャゼル監督の自伝的映画だったのか。映画を見てる観客が、コンサートを聞いてる観客になるかのようなエンディングがばっちり決まってる。会見ではシモンズ、テラーのかけあいも面白かった。

渇き。の中島哲也監督インタビュー

小説からの映画化のことや、豪華キャストから振り切れた演技を引き出せた秘密など、いろいろ聞けました。

Mommy

グザヴィエ・ドランの新作。今回は出演無しで監督、コスチュームetc.裏方のみ。I Killed My Motherから一巡して、またお母さんに戻ったけど、今回の子どもはADHDでトラブルばかりのティーンエージャー。また、ものすごい熱量のパッションを見せる。こちらも、絶妙のエンディング。ドラン、若いのに、なんだって、こんなに達者なんだろう。後年、全てやりつくして、映画作るのに飽き飽きしてたというキューブリック監督みたいなことにならなきゃいいけど、なんて気の早い、余計なお世話な心配。

 

※レインダンス映画祭が始まる前頃に観てたHoudiniMAKE A NOISE! 第43回に書きました。観た新作を忘れないように書いてるブログに書き忘れたら処置無しだ。

 

 

なんちゃってアメリカ文化圏、日本

ベルリンで、何書いてあるかわからないままペラペラめくってみた雑誌に、公開映画の星取表を発見。

このブログでも10月のロンドン映画祭からお勧めとしてあげた英国王のスピーチAnother Yearがしっかり5ツ星なのは、納得のいくところで、うれしいけど、ザヴィエル・ドランの監督デビュー作I killed my motherも同じく5ツ星だったのにはオオッと喜ぶ。勢いつけなくても、ちゃんといいものが作れるという意味で昨年のロンドン映画祭で見た2作目も評価するけど、やっぱり、デビュー作は勢いがあって力も入ってて凄い。ふーむ、ドイツで公開なんだ。

英国王のスピーチAnother Yearは、イギリス映画だから、もうイギリスでは公開済みだけど、カナダ映画のI killed my motherは、イギリスに先駆けての一般公開。フランス語の映画だし、カンヌでお披露目されたから、フランス経由っぽい。ドイツはイギリス、フランスどっちからも情報やら映画やら入ってくるんだろうな。EUというかヨーロッパ圏というか、そういう文化圏。

日本って、洋画に関しては、ほぼアメリカ圏と、イギリスに住むようになって気がついた。アメリカでの評判、人気、話題がそのまま輸入されて、その通り評判になって人気や話題になってるふう。イギリス映画でさえ、アメリカで評判になって初めて日本でも注目してもらえるアメリカ経由が多い。アメリカにいるたくさんの我が同胞たちが、がんばって情報を送り続けてくれていることも大きいだろう。大金かけて世界で大宣伝するハリウッド・システムが効いてる国ということもありそう。

ドイツで感じた映画のヨーロッパ文化圏的な雰囲気とは別で、地理的、文化的に自然にそうなってるのではなく、人為的な日本のアメリカ文化圏っぽさ。なんちゃってアメリカ文化圏とでもいいましょうか。


映画ニュース/インタビュー

シネマトゥデイに書いている映画ニュース/インタビューはYahoo Japanなどに配信されています。

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