Cameraman: The Life and Work of Jack Cardiffを見た。
カメラマンとして初のアカデミー名誉賞を獲得しているジャック・カーディフのドキュメンタリー。カメラマンとして一流なのに、なぜ並みの監督になるのかと言われた監督業の方でも、後には、認められるようになった。
マイケル・パウエル監督赤い靴のような古典の名作から、ランボーみたいなものまで撮ってるキャリアの長さにビックリ。その赤い靴のカメラワークをマーティン・スコセッシ監督がレイジング・ブルでまねているという後世への影響の大きさにも感心。
カメラマンよりライティングセンスがあったというマレーネ・ディートリッヒや、スタントもこなしたカーク・ダグラスなど、その長いキャリアからの思い出話も興味深い。
94歳で亡くなったのが2009年で、この映画の完成が2010年だから、映画中で映画生活80年とか話しているのは、少なくとも80歳は越えてる時点と思う。高齢なのにシャベリもハキハキ、ピシッとスマートな着こなしがかっこいいのにも驚く。