第28回シェフィールド国際ドキュメンタリー映画祭 プレス試写 6月5日
スティーヴ・マックイーン監督によるドキュメンタリー。BBC放映の一部先行上映。
1981年のロンドンで、黒人少女のバースデーパーティー中に起こった火災により13人が亡くなったニュー・クロス・ファイア事件を追う。黒人差別主義者による放火が疑われたが、解明されず、おとがめなしのまま。惨い事件だ。
映画、イギリスのあれこれ by Yukari
第28回シェフィールド国際ドキュメンタリー映画祭 プレス試写 6月5日
スティーヴ・マックイーン監督によるドキュメンタリー。BBC放映の一部先行上映。
1981年のロンドンで、黒人少女のバースデーパーティー中に起こった火災により13人が亡くなったニュー・クロス・ファイア事件を追う。黒人差別主義者による放火が疑われたが、解明されず、おとがめなしのまま。惨い事件だ。
第28回レインダンス映画祭 プレス試写
11月1日(日)
End Game: Breaking the Silence
スポーツ界の多くは子供に向けられた性虐待を広く浅くあげていくドキュメンタリー。
公式サイトhttps://en.yuzu-productions.com/violences
ちょうど、こないだBBCで、数年前に騒ぎになった英少年サッカー指導者についてのドキュメンタリーが放映された。
Football’s Darkest Secret
こちらはもっと狭く深く。元プロサッカー選手の被害者が、今もほんとうに辛そう。文字通り大のおとな、体格も良いがっちりとした男性になった今でさえ、それほどのダメージなのだ。以前、立ち直れなくなった女性被害者を弱すぎと言ってた人がいたことを思い出し、反論。
10月24日(土)テレビ(BBC2)でApostasy鑑賞。
2017年のロンドン映画祭で、IWCシャフハウゼン映画制作者奨学金賞、5万ポンドを獲得したダニエル・ココテイロ監督長編デビュー作。脚本も書いている。
監督はイギリスの新人、出演者もイギリスローカルで、地味な映画ながら評価は高い。
エホバの証人の信者一家が主人公。熱心な母と娘2人、悲劇としか言いようがない状態になるのに_
信者の生活や、内部組織の様子など、やけにリアリティーがあると思ったら、監督自身その中で育った元信者だった。そうでなければ書けない話。
第64回ロンドン映画祭 プレス試写
10月11日(日)
Industry
11月から放映されるBBCドラマの先行上映。金融業界での就職をかけた研修生たちの群像劇。
策略、裏切り、嘘、なんとしてでも座を射止めたい若者たち、勝ち残っていくのは誰か?みたいなことに、恋やら欲望やらも絡む。
全9回のうち3回までの試写だったけど、たぶん続きは観ないな。と言っても、好みじゃないというだけで、出来は悪くない。
第64回ロンドン映画祭 プレス試写
10月7日(水)
Mangrove
BAFTAのTV部門助演男優賞をウィル・シャープがGiri/Haji(義理/ 恥)で受賞。
こんなんで受賞しちゃうんだ。いかにもイギリス人が脚本書いてるっぽい不自然な台詞、キャラの日本人がいっぱいのBBCドラマ。
公式サイトhttps://www.bbc.co.uk/programmes/m0009dzp
シャープの役は本人と同じくイギリス育ちの日本人みたいで、ましだけど。
シャープなら、初監督作Black Pondが作品も演技も一番と思います。
コロナ禍で伸び伸びになっていたのが昨晩になった発表受賞式は、無観客で受賞者もビデオ出演。とっても地味でした。ドレスやタキシード姿の人が会場を埋めてないと有り難みも薄れる感じ。
Harry Birrell Presents Films of Love and War 一昨々日の夜テレビ(BBC4)鑑賞。
イギリスで昨年10月公開のBBCスコットランド製作ドキュメンタリー映画。
第二次世界大戦で兵士だったハリー・ビレルという人が撮った記録。スコットランドの若者だった頃は、好意を寄せた女性たちの姿、戦争になってからは派遣されたネパールやチベットのエキゾチックな風物、プロではなく趣味として撮り続けた貴重な映像だ。
孫にあたる女性が案内役を務め、時に涙しながら、祖父の足跡をたどる。
第62回ロンドン映画祭試写
2018年10月14日
The Front Runner
フロントランナーとして2月劇場公開後、今はDVD、オンライン配信もあるようです。女性スキャンダルで消えた実在の政治家のお話。さては、あの人と思ったら違う人だった。そんな政治家ばっかりだな。
The Little Drummer Girl
Being Frank: The Chris Sievey Story
クラウドファンディングで完成した変わり種芸人のドキュメンタリー映画『Being Frank: Chris Sievey Story』です。
Marianne and Leonard: Words of Loveが昨日BBC2で放映された。レナード・コーエンとマリアンヌ・イーレンのドキュメンタリー。イギリスではこの7月公開だった映画、早いな。
好きあった彼と彼女がいろいろあって別れて、お互い別のパートナーも作りつつ、さらにいろいろあって一文無しの彼、70歳にもなってまだ稼がなきゃいけなくなって立つステージ。客席には彼に招待された、おばあさんになった彼女。彼が歌うのは若かりし日に彼女に送った歌。さらに約10年、死の床にある彼女に彼が送った愛の手紙…
ハリウッドの一大ロマンス映画みたいなオチだけど、マリアンヌの息子が可哀想過ぎて酔えない。前夫との間の子だけど、マリアンヌがレナードを追ってる間、預けられて、メンタル壊していったらしい。2人が上手くいってた60年代ハッピーヒッピー島暮らしも、子にはダメージだし。つくづく罪作りな親だ。まあ、アーティストなんて、そんなものかもしれないけど。
第62回ロンドン映画祭試写
2018年10月11日
Sorry to Bother You
黒人ぽい喋り方をする黒人青年が、コールセンター勤めでそれじゃいかんと別人みたいに喋り出すだけでもう可笑しい。実際、別人が声出してるんだろうし、他の人もそうなんだけど、キャラクターに全く無い喋りが続くだけで笑かしてくれるおバカコメディー。コールセンターの裏の顔の怖さまでおバカ。
公式サイトhttps://www.foxmovies.com/movies/sorry-to-bother-you
Monrovia, Indiana
2016年選挙後のアメリカの田舎町ドキュメンタリー。シャープな社会派にも、逆にほのぼの牧歌的にも、もっていくことをしないで、だるい町そのままを撮ってる。もってかずに観られるものにする方が難しいだろうにたいしたもんだ。
公式サイトhttp://www.zipporah.com/films/47
12日
The Ballad of Buster Scruggs
さすがのコーエン兄弟監督作、バスターのバラード、翌月にほぼ世界一斉公開。さらりとブラックなコメディーオムニバス。
Netflixhttps://www.netflix.com/gb/title/80200267
Happy New Year, Colin Burstead
試写で見逃し、一般上映プレスチケットゲットで、鬼才ベン・ウィートリー監督新作、監督挨拶付き。悪くないけど地味めドラマで、ここでのワールドプレミア後、イギリスではBBC2のテレビ公開となった。https://www.bbc.co.uk/programmes/b0bwdss2
The Old Man and the Gun
ロバート・レッドフォード引退作。おじいさんになっても、やっぱナルシストやねえ。さらば愛しきアウトローとして全国順次公開中。