Posts Tagged 'BBC'

スポーツ界の児童性虐待

第28回レインダンス映画祭  プレス試写

11月1日(日)

End Game: Breaking the Silence

スポーツ界の多くは子供に向けられた性虐待を広く浅くあげていくドキュメンタリー。

公式サイトhttps://en.yuzu-productions.com/violences

ちょうど、こないだBBCで、数年前に騒ぎになった英少年サッカー指導者についてのドキュメンタリーが放映された。

Football’s Darkest Secret

こちらはもっと狭く深く。元プロサッカー選手の被害者が、今もほんとうに辛そう。文字通り大のおとな、体格も良いがっちりとした男性になった今でさえ、それほどのダメージなのだ。以前、立ち直れなくなった女性被害者を弱すぎと言ってた人がいたことを思い出し、反論。

公式サイトhttps://www.bbc.co.uk/programmes/m000ths4

エホバの証人体験者が描いた Apostasy

10月24日(土)テレビ(BBC2)でApostasy鑑賞。

2017年のロンドン映画祭で、IWCシャフハウゼン映画制作者奨学金賞、5万ポンドを獲得したダニエル・ココテイロ監督長編デビュー作。脚本も書いている。

監督はイギリスの新人、出演者もイギリスローカルで、地味な映画ながら評価は高い。

エホバの証人の信者一家が主人公。熱心な母と娘2人、悲劇としか言いようがない状態になるのに_

信者の生活や、内部組織の様子など、やけにリアリティーがあると思ったら、監督自身その中で育った元信者だった。そうでなければ書けない話。

公式サイトhttps://www.curzonartificialeye.com/apostasy/n

BBC金融業界ドラマ Industry

第64回ロンドン映画祭  プレス試写

10月11日(日)

Industry

11月から放映されるBBCドラマの先行上映。金融業界での就職をかけた研修生たちの群像劇。

策略、裏切り、嘘、なんとしてでも座を射止めたい若者たち、勝ち残っていくのは誰か?みたいなことに、恋やら欲望やらも絡む。

全9回のうち3回までの試写だったけど、たぶん続きは観ないな。と言っても、好みじゃないというだけで、出来は悪くない。

公式サイトhttps://www.bbc.co.uk/programmes/m000pb89

わたしたちは小さな斧 Mangrove

第64回ロンドン映画祭  プレス試写

10月7日(水)

Mangrove

開幕映画がこちら。それでも夜は明けるでアカデミー賞を受賞しているスティーヴ・マックイーン監督作。BBC1で11月から12月にかけて放映のSmall Axeという5連作中の1本なので、先行上映になる。
黒人経営の店、黒人の溜まり場というこことで、警官から営業妨害されるカリビアン・レストラン「マングローブ」の店主をはじめとした9人、「マングローブ9」の実話が基。
Small Axeは、マックイーン監督自身の生まれ育った場所、時代を振り返るもので、60〜80年代ロンドンの西インド諸島からの黒人コミュニティーが実話ベースで描かれる。プランは11年前というから、合わせたわけではないだろうが、このMangroveなどはまさに今のBLMと重なる。マックイーン監督も、故ジョージ・フロイド氏に捧ぐとしている。
Small Axeはボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズの曲タイトルとしても有名だが、基はジャマイカの格言「あなたが大きな木なら、わたしたちは小さな斧だ」なのだそう。小さな斧でも力を合わせれば大きな木を倒すことはできるのだ。
コロナ禍でプレス試写は全てオンライン、開幕後の上映もほぼオンラインになった中、この開幕映画は映画館上映された。数回上映で観客をばらけさせ、もちろん人が集るレッドカーペットなどもなしだが、監督とともに、9人の中の1人を演じたレティーシャ・ライトが来ていた。

公式サイトhttps://www.bbc.co.uk/mediacentre/mediapacks/mangrove

英アカデミーTVアワード 日系俳優が助演男優賞

BAFTAのTV部門助演男優賞をウィル・シャープがGiri/Haji(義理/ 恥)で受賞。

こんなんで受賞しちゃうんだ。いかにもイギリス人が脚本書いてるっぽい不自然な台詞、キャラの日本人がいっぱいのBBCドラマ。

公式サイトhttps://www.bbc.co.uk/programmes/m0009dzp

シャープの役は本人と同じくイギリス育ちの日本人みたいで、ましだけど。

シャープなら、初監督作Black Pondが作品も演技も一番と思います。

コロナ禍で伸び伸びになっていたのが昨晩になった発表受賞式は、無観客で受賞者もビデオ出演。とっても地味でした。ドレスやタキシード姿の人が会場を埋めてないと有り難みも薄れる感じ。

Harry Birrell Presents Films of Love and War

Harry Birrell Presents Films of Love and War  一昨々日の夜テレビ(BBC4)鑑賞。

イギリスで昨年10月公開のBBCスコットランド製作ドキュメンタリー映画。

第二次世界大戦で兵士だったハリー・ビレルという人が撮った記録。スコットランドの若者だった頃は、好意を寄せた女性たちの姿、戦争になってからは派遣されたネパールやチベットのエキゾチックな風物、プロではなく趣味として撮り続けた貴重な映像だ。

孫にあたる女性が案内役を務め、時に涙しながら、祖父の足跡をたどる。

公式サイトhttps://www.harrybirrellpresents.com/

葬式も映画も募金で

第62回ロンドン映画祭試写

2018年10月14日

The Front Runner

フロントランナーとして2月劇場公開後、今はDVD、オンライン配信もあるようです。女性スキャンダルで消えた実在の政治家のお話。さては、あの人と思ったら違う人だった。そんな政治家ばっかりだな。

 The Little Drummer Girl

BBCドラマが狙う男のセクシー路線です。

Being Frank: The Chris Sievey Story

クラウドファンディングで完成した変わり種芸人のドキュメンタリー映画『Being Frank: Chris Sievey Story』です。

いつまでも男と女、親が恋愛体質だと子は大変だな

Marianne and Leonard: Words of Loveが昨日BBC2で放映された。レナード・コーエンとマリアンヌ・イーレンのドキュメンタリー。イギリスではこの7月公開だった映画、早いな。

好きあった彼と彼女がいろいろあって別れて、お互い別のパートナーも作りつつ、さらにいろいろあって一文無しの彼、70歳にもなってまだ稼がなきゃいけなくなって立つステージ。客席には彼に招待された、おばあさんになった彼女。彼が歌うのは若かりし日に彼女に送った歌。さらに約10年、死の床にある彼女に彼が送った愛の手紙…

ハリウッドの一大ロマンス映画みたいなオチだけど、マリアンヌの息子が可哀想過ぎて酔えない。前夫との間の子だけど、マリアンヌがレナードを追ってる間、預けられて、メンタル壊していったらしい。2人が上手くいってた60年代ハッピーヒッピー島暮らしも、子にはダメージだし。つくづく罪作りな親だ。まあ、アーティストなんて、そんなものかもしれないけど。

 

コメディー2種

第62回ロンドン映画祭試写

 

2018年10月11日

Sorry to Bother You

黒人ぽい喋り方をする黒人青年が、コールセンター勤めでそれじゃいかんと別人みたいに喋り出すだけでもう可笑しい。実際、別人が声出してるんだろうし、他の人もそうなんだけど、キャラクターに全く無い喋りが続くだけで笑かしてくれるおバカコメディー。コールセンターの裏の顔の怖さまでおバカ。
公式サイトhttps://www.foxmovies.com/movies/sorry-to-bother-you

Monrovia, Indiana

2016年選挙後のアメリカの田舎町ドキュメンタリー。シャープな社会派にも、逆にほのぼの牧歌的にも、もっていくことをしないで、だるい町そのままを撮ってる。もってかずに観られるものにする方が難しいだろうにたいしたもんだ。
公式サイトhttp://www.zipporah.com/films/47

 

12日

The Ballad of Buster Scruggs

さすがのコーエン兄弟監督作、バスターのバラード、翌月にほぼ世界一斉公開。さらりとブラックなコメディーオムニバス。
Netflixhttps://www.netflix.com/gb/title/80200267

Happy New Year, Colin Burstead

試写で見逃し、一般上映プレスチケットゲットで、鬼才ベン・ウィートリー監督新作、監督挨拶付き。悪くないけど地味めドラマで、ここでのワールドプレミア後、イギリスではBBC2のテレビ公開となった。https://www.bbc.co.uk/programmes/b0bwdss2

The Old Man and the Gun

ロバート・レッドフォード引退作。おじいさんになっても、やっぱナルシストやねえ。さらば愛しきアウトローとして全国順次公開中。

ヴェルナー・ヘルツォーク監督のブルース・チャトウィン・ドキュメンタリー

Nomad: In the Footsteps of Bruce Chatwinが一昨日BBC2で放映された。

ヴェルナー・ヘルツォーク監督が、作家ブルース・チャトウィンの足跡をたどったドキュメンタリー。

チャトウィンの代表作パタゴニアに、祖母の家にあったブロントサウルスの皮の話がある。その朗読に旅路の映像が重なる冒頭は、ヘルツォーク監督とともにチャトウィンの旅を追体験している気にさせる。

それから、チャトウィン自身の映像、また、未亡人のインタビューも混じって、チャトウィンその人がメインになってくる。ヘルツォーク監督はチャトウィン原作小説の映画化(Cobra Verde1987)をしている。監督が1989年に亡くなったチャトウィンから譲り受けた革製のリュックサックは、使いこまれ、いい色になった年季物だ。

旅をし、そして、書き、女も男も魅了したチャトウィンは、エイズで亡くなった。アボリジニを訪ねた旅の頃には、自分の死を意識していたという。

夫にボーイフレンドがいても気にせず、離婚など考えたこともなかったと言う未亡人、今でならバイセクシュアルということになろうが、ブルースはブルースだと言い切るヘルツォーク監督、チャトウィンがいかに魅力ある人かわかる。

ところで、ノマドって言葉、日本ではスタバでラップトップ開いてる人みたいなイメージだけど、そもそもは、交通機関も無いような場所、時代に、長い距離を移動していった人たちのことだ。

それを辿って行きながら、小説を書いたチャトウィン、また、さらにそのチャトウィンを追ったヘルツォーク監督なら、ノマドな作家、ノマドな映像作家と言っていいかもしれないけど、コーヒー飲みながらパソコン画面見てるのは違うよね。


映画ニュース/インタビュー

シネマトゥデイに書いている映画ニュース/インタビューはYahoo Japanなどに配信されています。

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