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英アカデミーTVアワード 日系俳優が助演男優賞

BAFTAのTV部門助演男優賞をウィル・シャープがGiri/Haji(義理/ 恥)で受賞。

こんなんで受賞しちゃうんだ。いかにもイギリス人が脚本書いてるっぽい不自然な台詞、キャラの日本人がいっぱいのBBCドラマ。

公式サイトhttps://www.bbc.co.uk/programmes/m0009dzp

シャープの役は本人と同じくイギリス育ちの日本人みたいで、ましだけど。

シャープなら、初監督作Black Pondが作品も演技も一番と思います。

コロナ禍で伸び伸びになっていたのが昨晩になった発表受賞式は、無観客で受賞者もビデオ出演。とっても地味でした。ドレスやタキシード姿の人が会場を埋めてないと有り難みも薄れる感じ。

ウィル・シャープ2作目

一昨昨日、ウィル・シャープ&トム・キングズレー監督の2作目The Darkest Universeをフィルム4で観た。去年公開だったのが、もうテレビ登場。ちなみにウィル・シャープは期待の日系イギリス人です。

BAFTAノミネートされた監督デビュー作Black Pondの出演俳優と、撮影場所も同じとこがあって懐かしい。あちらは中高年世代がメインの憂鬱で奇妙でダークなコメディーだったけど、今回はシャープ自身が主人公でメインは若者の憂鬱で奇妙でダークなコメディー。こないだのテレビコメディーFlowersもそうだった独自の持ち味。評価も高いし、そのうちスター俳優とか使って大当たりする日が来るかも。

http://www.thedarkestuniverse.com/

ウィル・シャープ新作コメディ

日系英人ウィル・シャープ監督新作コメディFlowersがチャンネル4で昨日から始まった。シャープ監督も登壇したBlack Pond(レインダンス映画祭でのワールドプレミア)を観たのはもう4年前になるのか…Black Pondで BAFTAノミネートされたシャープ監督は一躍期待の新人になった。

珍発明家の息子にサイコな娘、ウツなお父さんにボケかかったおばあちゃんのフラワー家を回していくお母さんをオリヴィア・コールマンが演じる。コールマン、こないだのThe Night Manegerにも出てた。ほんと売れてる。

俳優でもあるシャープ監督は、娘には奴隷、お母さんからはジャパニーズエンジェルとも言われたりする変な日本人役。下宿人なのだろうか、自然に家族に混じって居る。Black Pond同様ちょっとダークな風味もあるコメディで好み。

公式サイトhttp://www.channel4.com/programmes/flowers/episode-guide

Amy

昨年のイースト・エンド映画祭で監督登壇上映を取材できず、涙を呑んだAmyが一昨昨日にもうテレビ放映。

痛ましい記憶として残るエイミー・ワインハウスの死が、この映画ではもっと詳細に痛ましい。冒頭がホームビデオらしき映像の歌うティーンのエイミー。その当時でさえ、ほぼ完成してる独自のスタイル。でも、少女らしい、おきゃんなところも見え、詞を書く文字も丸っこく可愛い。それから6年後にデビューし、スターダムにのし上がり、あっという間に死んでしまうことを知って観ているこちらは、胸がしめつけられるようだ。

短いキャリアでのヒット曲の数々が完璧な伴奏曲になっている。自身の経験を歌うシンガーソングライターとは知ってたけど、これほど正直に歌にしてたとは。

スキャンダラスな人生をニュースで見ていた当時は、夫でヤク中のブレイクに責めを負わせる気持ちが強かったけど、映画を観た後は、両親からマネージャーまで責めたくなってしまう。結果を知ってる今だから言えるのであって、当時はそれぞれ良かれと思っていたのだろうけど。

アイルトン・セナ 〜音速の彼方へでBafta獲得のアシフ・カパディア監督、Amyでもノミネート。

公式サイトhttp://www.amyfilm.co.uk/

 

デヴィッド・ボウイの訃報、衰えることのない活動で現役感満々だっただけにショック、ガンを患っていたとは。テレビでは懐かしい映像が次々に流れた。一時代が終わったのだなあ。

マイク・リー監督

マイク・リー監督インタビュー。BAFTAフェローシップ受賞傑作スピーチのことも聞けた。

第64回ベルリン国際映画祭終了、BAFTA

一昨日

国際批評家連盟賞受賞のFORMA坂本あゆみ監督インタビュー

他団体が選ぶ賞の発表・授賞式

金熊・銀熊賞の授賞式を映画館のスクリーンで見た後、受賞者会見

見た中では、FORMAはじめ、コンペ以外のほうが面白かった。コンペは何本かがっかり作もあったけど、それ以外でみたものにハズレなし。

昨日

ベルリンから戻ってテレビつけたらBAFTAが始まった。助演男優賞、ファスベンダー・ファンだし、ブラッドリー・クーパーも上手かったけど、今年はダニエル・ブリュールにあげたいなーと見てたら、ソマリヤ出身のバーカッド・アブディだった。意外だけど、予想が外れてうれしい気もする受賞。

それ以外は、ゼロ・グラビティの多数受賞、それでも夜は明けるの作品賞など、予想通り。

イギリス映画特集からの収穫

先週まで、フィルム4でイギリス映画特集を組んでた。見逃していた良作2本が見られ満足。

Kill List

この10月のロンドン映画祭に新作Sightseersを出していたベン・ウィートリー監督の前作。かなりダークなコメディだった新作に対し、ダークさをストレートにホラーっぽいスリラーで見せた前作。ダークさが持ち味の監督のようだ。むごたらしさと笑いが重なる新作の方が出来がいいと思うけど、ホラー好きには前作かも。日本でもキル・リストとしてDVDが出てるようです。

公式サイトKILL LIST

Pitch Black Heist

マイケル・ファスベンダーにリアム・カニンガムとくれば、スティーヴ・マックイーン監督の名を知らしめたハンガーのコンビ。ハンガーでは囚人と神父だったけど、こちらでは共犯者、実は…という設定を15分の中に凝縮させて、今年のBAFTA短編賞受賞。ファスベンダーとカニンガムって、ほんといいコンビ。

公式フェイスブックPitch Black Heist | Facebook

ベルリン、アカデミー、3D考

BAFTA同様、アーティストがぶっちぎったのは予想通りとして、ヒューゴの不思議な発明も同じく5冠だったアカデミー賞。

納得のThe Artistは作品賞ほか主だった賞、Hugoの方は技術的な賞を総なめだった。

日本では、Hugoと同時期に、ちょうど1年前、ベルリン映画祭でのお披露目を取材した(3D映像化の波は記録映像にも!ショーヴェ洞窟、ダンスまでも! – シネマトゥデイ)、ヴェンダース、ヘルツォークの3Dも封切となるようだ。

巨匠まで、どんどん3D取り入れてる。そういう時代なんだなあ。

ハーモニー・コリンが、猫も杓子もすごい映像を目指す風潮に異議を唱える(ロンドン発 俳優・映画情報)のに賛同するも、時代の流れには逆らえない。

アカデミーの前にBAFTAチェック

もうじき結果が出るアカデミー賞の前に、BAFTA授賞式をネットで鑑賞。結果はベルリン滞在中にニュースで知ったけど、あらためて式を楽しむ。

レインダンスでお披露目を見て気に入った低予算映画Black Pondが新人賞にノミネートされてたりするのが、イギリスらしい。

ブラッド・ピッドとかメリル・ストリープ、マイケル・ファスべンダーみたいなノミネートされてる人はもちろん、プレゼンターのビリー・ボブ・ソーントンやマックス・フォン・シドー、クリスティーナ・リッチとかもベルリン映画祭に登場してた方々。行き来してたのね。

ロンドン映画祭では、ニューヨーク映画祭と行き来してるスターもいたから、飛行機で2時間程度のベルリンとロンドンくらい、たいしたことないか。世界をまたにかけて活躍とか言うとかっこいいようだけど、時差とかもあるのに、ひっきりなしに移動して、にこやかにしてなきゃいけないスターってハードワーク。

危なく面白いFour Lions

Four Lions鑑賞。

イギリスでは昨年公開され、監督、脚本のクリス・モリスがBAFTAで新人賞も獲得した作品。昨年のベストコメディにあげてた雑誌かなんかもあったはず。

期待通りの面白さ。脱力のテロリストたちに爆笑。テロを画策する、イギリスに住むイスラム系青年たちの物語というのが、2005年のロンドン地下鉄・バス爆破テロを思わせるせいもあって、スポンサー探しに難航したそうだけど、フィルム4製作となって、チャンネル4で放映。

クリス・モリスはテレビでも、けっこう危ない番組を成功させてる人。お笑いって、危ないネタほど面白かったりする。うまく扱わないと、台無しってこともあるけど。

モリスは、9.11の10周年になる次の日曜放映をねらったとか書いてた新聞もあるけど、さすがのチャンネル4もそれはせず1週前の放映。やっぱり、9.11を大笑いで過ごしちゃ、まずいよね。妥当と思います。

公式サイトFOUR LIONS – ON DVD AND BLU-RAY AUGUST 30


映画ニュース/インタビュー

シネマトゥデイに書いている映画ニュース/インタビューはYahoo Japanなどに配信されています。

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