Posts Tagged 'A Royal Affair'

試写2日目 疑問氷解

ロンドン映画祭試写2日目。()内は映画祭カテゴリー

Laurence Anyways (Love)

ザヴィエル・ドランの監督3作目。悪くないけど監督デビュー作の衝撃は超えなかった2作目を経て、3作目ではっきり力量を見せた。現在23歳のドランが主演もした前2作の若者の恋より、もっと人生の重さがのしかかってくる大人の愛。前2作同様、脚本やプロデュースに衣装とかもドランが手がけてる。主演や相手役もぐっと年齢が上がってて、今回ドランは出てないのかと思ったら、パーティーシーン台詞なしで1コマだけ顔出し。

性転換を考える教師兼作家の男性と、その恋人として長年連れ添った女性の10年に渡るお話。偽りの自分を生きてきた男性と、それを打ち明けられる女性の両方が描かれる。お互い愛し合ってるだけに、つらい。自伝的なデビュー作は、本人が演じた息子役はもちろん、お母さんもしっかり描けてるのが凄いと思ったけど、今回も、ちゃんと男女両方に等分に目が行ってる。それが極端な題材でも独りよがりな作品にならない秘訣かも。ヘビーにかぶせる音楽とか、スローモーションとか、相変わらず効いてる。いい映画の予感がビシバシのオープニングに負けないエンディングには拍手もあがってた。

関係ないけど、主人公の台詞で1つ疑問が氷解。性転換してしばらくたった主人公が、女性として自信がついてきたか?という質問に答えて、自信はない、けど、決意はある、とキッパリ。綺麗な女装の人を見ても、ふうーんてなもんだけど、ショーン・ビーンが女装でやった役→BBC One – Accused, Series 2, Tracie’s Storyみたいな、ごつさの残る女装の人には、頑張れという気持ちになるのは、それだったのか。決意が見えるんだね、女をやっていくぞ、っていう。女装の(元)男性に限らず、決意して、それを引き受けていく気概が見える人は、かっこいい。ローレンスも、かっこいいです。

公式サイトLaurence Anyways

わたしはロランスとして2013年9月7日公開(2013年9月7日追記)

Shell (First Feature Competition)

他に何もない道の途中のガソリンスタンドに住む父と娘のお話。少女から大人へというところの危うく、みずみずしい娘と、娘に頼らなくてはならない持病のある父。少ない登場人物で緊迫感がある。父役のジョゼフ・マウルとか、通りすがりのケイト・ディッキーとか上手い俳優さんたちは、やはり見せるけど、主役の若い新人女優さんも良かった。

The Hunt (Debate)

濡れ衣を着せられ、地域の嫌われ者になっていく男の話。これだけ見たら、まあまあ面白いと思えたかもしれないけど、上2つと並べて見ちゃうと、どうしても、普通のドラマに思えてしまう。ゆるさも目立つし、先が読めちゃうし。マッツ・ミケルセンがかっこよすぎるのもマイナスかも。もうちょっと、嫌われそうな、やな感じの人が主役なら、もっとリアリティ出たはず。いや、かっこよすぎて嫌われてる?ジェラシー?

ベルリン映画祭終盤

2月15日

Postcards form the Zoo試写 コンペ

動物園で育った女の子がマジシャンに恋する話。雰囲気はいいけど、後半の展開とか、ありがちなのがちょっと弱い。

動物園からのポストカードとして東京国際映画祭で上映予定(10月17日追記)

White Deer Plain試写 コンペ 銀熊賞カメラ

次の映画を見るため途中退席。金熊とることはないだろうと思ったけど、そういえば映像はよかったかも。

Friends After 3.11一般上映・質疑応答 フォーラム

藤波心という人を初めて見た。真っ直ぐ発言。若いっていいなー。

Haywire会見 コンペ部門コンペ外

試写できず、会見のみ参加。けっこう面白いアクションものみたい。

2月16日

Just the Wind試写 コンペ 審査員グランプリ銀熊賞

地域に充満してるジプシー一家に対する嫌悪感がひしひしと伝わってくる。お見事。

聴こえてる、ふりをしただけ一般上映・質疑応答 ジェネレーション スペシャル・メンション

お子様向けと馬鹿に出来ない、細やかな心理描写。どちらかというと、お母さん世代の方が心揺さぶられるかも。

A Royal Affair試写 コンペ 銀熊賞男優賞・脚本賞

ドラマチックな話だけど、実話が元になってるらしい王室もの。

公式フェイスブックEn Kongelig Affære | Facebook

恋に至る病一般上映・質疑応答 フォーラム

超オリジナルな着想。笑えて、考えさせられて、テンポもいい。

去年の家族X(映画「家族X」公式サイト ロンドン発 俳優・映画情報)同様PFFスカラシップ作品。すごい人ばかり出てくるなあPFFって。

第21回PFFスカラシップ作品『恋に至る病』|PFFスカラシップ|ぴあフィルムフェスティバル(PFF)公式サイト

2月17日

War Witch試写 コンペ 銀熊賞女優賞

まだ小中学生くらいで父母が殺され、兵士の子を身ごもるような女の子の物語。銀熊女優賞のレイチェル・ムワンザも実際にそんな地域のタフな生い立ちの子どもだそう。これをきっかけに、穏やかに暮らせますように。

Bel Ami試写・会見 コンペ部門コンペ外

坊主頭になってたロバート・パティンソン。映画中の伊達男ぶりとはまた違って新鮮。

2月18日

Mercy一般上映 コンペ

コンペの中で唯一試写参加できなかったので一般上映でキャッチアップ。次のために途中退席だけど、金熊には届かない感じと思ったのがあたって安心。って、ひどい言い草だな。

無人地帯一般上映・質疑応答 フォーラム

美しい国、日本 なんてキャッチコピーつけてもいいような映像もある。その場所が、放射能に汚染されて入れない地域になっているというギャップ。

受賞者会見

最初に登場したのがショート部門銀熊賞の和田淳監督で、気分も盛り上がる。


映画ニュース/インタビュー

シネマトゥデイに書いている映画ニュース/インタビューはYahoo Japanなどに配信されています。

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