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ティンバーレイクが意外にいいソーシャル・ネットワーク

ソーシャル・ネットワークを見た。

公式サイトソーシャル・ネットワーク – オフィシャルサイト

ジェシー・アイゼンバーグやアンドリュー・ガーフィールドがいい演技するのはこれまでも見てたけど、ジャスティン・ティンバーレイクのいかにもバブリーなIT長者が意外によかった。こないだの十三人の刺客の稲垣吾郎といい、アイドル出身と思ってあなどってはいけないな。

アイゼンバーグは、頭はいいけど、人間的にどうかと思うようなこともしちゃって、それを自分でも割り切れずにいるコンピューターオタクを、すごくうまく演じてた。マイケル・セラとキャラがちょっとかぶってるから、先にブレイクしたセラが有利かと思ってたけど、これでシリアス役が増えて、コメディが多くなったセラと住み分けるかも。

ガーフィールドはここでもまた、共感を集めそうな役。わたしを離さないでRed RidingBoyAと、どれも可哀想なことになっちゃう人だった。そういうのがハマルというのは得だな。そういう意味でスパイダーマンもあってると思う。

デヴィッド・フィンチャーだと、ファイト・クラブセブンの方が好きだけど、その2作 にも劣らない切れ味で実話を見せているのは、すごい。出てる俳優は若いけど、作品としては大人っぽいと言えるかもしれない。イギリスとか、みんなFacebook使ってるから、その創成期を見るのはスリリングでもあるかも。

これと、キングズ・スピーチがオスカー有力と言われてるけど、私はキングズ・スピーチ派だな。単に、ハーバードのコンピューターの天才より、吃音の国王の方が、共感できるというのもあるけど。

オスカー狙えそうなザ・キングズ・スピーチと、三池らしいエグイとこもありの十三人の刺客

ロンドン映画祭、一般上映で2本見る。

The King’s Speech/ザ・キングズ・スピーチ(原題)

一昨日のプレス試写が満員で見られず、昨日の一般上映も同様に満員で、やっと今日のチケットゲット。昨日のは、一昨日見られなかったプレスが流れたんだろうけど、いずれにしても注目作。

今のエリザベス女王の父親にあたるジョージ6世の吃音との戦いのお話。コリン・ファースは無理なくキングをやれる育ちのいい雰囲気を持ちつつ、吃音の原因ともなっている子どもの頃のトラウマを感じさせるような人間くささもちゃんと出せてるとこがいい。昨年シングル・マンでノミネートだけで逃してるし、コリン・ファースにオスカーあげてもいいと思う。

主治医役のジェフリー・ラッシュも相変わらずいいし、ジョージの妻役のヘレナ・ボナム・カーターも、人気のあるクイーン・マザー、実際にこんな人だったら、そりゃ人気も出るよという感じにいい。こちらの2人が助演でオスカーもありかも。衣装や音楽、脚本とか、いろいろな分野でオスカー狙えそう。

十三人の刺客

公式サイト 十三人の刺客

三池崇史によるエンターティメント大作。しっかり楽しませてもらった。意外だったのがスマップの稲垣吾郎。血も涙もない役がピッタリ。ふーむ、そういうのがハマル人だったんだ。一般上映だと、観客の反応も面白い。戦う前に名乗りをあげたり、切った後、ぐっと顔を作って、ためる演技みたいな感じのとこで笑うんだな、これが。歌舞伎なら何とか屋ーとか掛け声がかかりそうなとこだけど。腹切りや、スパッと首が切れてころがったりするのでも、うけてる人がいた。有り得ないと思うんだろうか。


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