Posts Tagged '極悪レミー'

ダンカン・ジョーンズって…

ソース・コードを見た。

新人らしからぬと大絶賛されたデビュー作月に囚われた男(原題Moon)に続く、ダンカン・ジョーンズ監督の2作目。

Moonは、前半などアンドレイ・タルコフスキー監督の名作惑星ソラリスを思わせる薄気味悪さがよかった。今度のは、ドッカーンと列車大爆破とか派手になってエンターティメント大作風。でも、不安定な主人公の状況や、徐々に明かされていく謎、客観的には救いの無い状態とか大筋では似てる。それを、ちゃんと面白く見せてるのは、両作ともお見事。

ジェイク・ジレンホール(ギレンホールより発音に近い)演じる主人公が、やけにお父さん、お父さん言ってて、ついついダンカン・ジョーンズとデヴィッド・ボウイの親子関係を思ってしまった。

極悪レミーで、レミーの息子がお父さん大好きみたいだったのを思い出す。レミーから見ると、4歳の時に突然現れたという息子。今はもう大人だけど、お父さんに良いこと言ってもらったりすると、ほんとうにうれしそうというか、もう感激しちゃってた。

伝説的な父、それもいっしょに住んでなかったから、ダメなとこはあまり知らないうちに世間的な父の評価の方が入ってくることで、よけいに尊敬したり慕ったりするのかな、なんて思ったもの。

いえ、主人公がお父さんのことばかり言ってるのも、後半はわけがわかってくるし、だいいち、もとのベン・リプリーの脚本からそうかもしれない。ボウイ、ジョーンズ親子が実際どうなのかは知らないけど。

ジレンホールが上手いのはいつものことだけど、アクションあり、ラブシーンあり、でも可哀想と、いいとこどりみたいな役。

公式サイトSource Code

いい映画が多い12月

告知しわすれてたけど、ロンドン発俳優・映画情報、この12月はすでに極悪レミー、白いリボン、レバノンと掲載中。

レバノンは、あまりのリアルさにびっくり、プロダクションノートで、サミュエル・マオズ監督の実体験だったことを知り、胸を痛めた。若い時に、こんなに怖くて、つらい経験しちゃって…インタビューで御本人に、それを聞いた時には、既に知ってたわけだけど、それでも、しんとした気持ちになってしまった。

会見時のミヒャエル・ハネケ監督が、哲学者といおうか老賢人といおうか、なかなかの雰囲気漂わせてて、かっこよかった白いリボン、作品も、その監督のように冷徹で端正。

極悪レミーは、ハードロックファンじゃなくても、全然OK。ライブには行かなくても、レミーがテレビや雑誌で発言してるのは、見逃さないようにしようと思う。オジー・オズボーンとは、また違った意味の傑作キャラ。

イタリアの熱い人とヘビメタの熱い人

ロンドン映画祭、試写、インタビュー

 

Draquila-Italy Trembles/ドラクイラ-イタリー・トレンブルズ(英題)

公式サイトDraquila-L’Italia che trema. Il nuovo film di Sabina Guzzanti

イタリアの地震の際の政府の対応を追いながらベルルスコーニ政権の腐敗をあぶりだすドキュメンタリー。お金が身内に回るようにしたり、女性スキャンダルの数々など、悪代官かと思うような、わかりやすく悪いことをいっぱいしてる首相なのね。

インタビューの1人目がこの映画の監督のサビーナ・グッザンティ。バサバサの髪を束ねただけでスウェットみたいな楽な格好だったけど、華やかな感じ。さすが女優さん。

 

次のインタビューが17日に古き良きロックンロールオヤジとして書いた極悪レミーのグレッグ・オリヴァー/ウェス・オーショスキー監督。やっぱりレミー・ファン。画面に愛が見えるもの。カメラを向けると、ちゃんとヘビメタっぽくポーズを決めてくれた。

こないだは英語のサイトしかなかったけど、今見たら、日本語サイトもできてた。極悪レミー [Lemmy the movie] オフィシャルWebサイト

 

ロンドン発 俳優・映画情報、11月5日公開のノーウェアボーイについて、母恋いジョン・レノンと題して書いたものがあがりましたので、よろしく。ハンガーのスティーブ・マックィーン監督に続いて、ウワオ!と思ったイギリスのアート界出身監督のサム・テイラー=ウッドの長編デビュー作。デビュー作というのは、その人のそれまでのいろいろが詰まってて面白い。

古き良きロックンロールオヤジ

今日はロンドン映画祭試写とインタビュー。

Lemmy(原題)/極悪レミー(邦題)

公式サイトLemmy: The Movie

元祖ヘビメタ、モーターヘッドの、ベースをギターみたいに弾くヴォーカリスト、レミー・キルミスターを追ったドキュメンタリー。

映画中では63歳と言ってたけど、それで不良のロックンローラーをやっているのが微笑ましくもある。酒とドラッグ、ギャンブルに女みたいなクレージーな生活に見えて、「コークはやめといてスピードにしとけ」なんて、実際的なアドバイスを息子に授けたり、「何ヶ月もツアーに回るような生活と家庭は両立できない。だから家庭はあきらめた」なんて未婚で通したり(息子はひょっこり現れたようだ)、けっこうまともだ。そうじゃなきゃ、数十年も現役でやっていけないだろうけど。

アリス・クーパーとかビリー・ボブ・ソーントンとか濃い友人たちがいっぱい出てきて楽しい。そんな知人達からクレイジー逸話、いい人逸話が紹介されるけど、その両方が画面の本人からも伝わってくる。

インタビューは9月30日に感想を書いたLeap Yearのマイケル・ロウ監督。切羽詰ったところから手をつけた映画だったみたい。性描写はどぎついけど、いい作品になって、カンヌでカメラドール獲得は背水の陣だったせいもありそう。しかし、こないだのデレク・シアンフランス監督といい、最近の監督は俳優もやれそうなグッドルッキングの人が多いなあ。じき映画ニュースに写真入で記事があがりますので、興味のある方はそちらで是非。


映画ニュース/インタビュー

シネマトゥデイに書いている映画ニュース/インタビューはYahoo Japanなどに配信されています。

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