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ブラックプール地震

昨日はブラックプールでの地震が報じられた。

エイプリルフール?と一瞬思ったけど、この時期そんな悪趣味な嘘をつく人もないみたいで、ほんとだった。と言っても、マグニチュード2.2の小さい地震。

ブラックプールは海辺の観光地で、懐かしいような古っぽい遊園地もあったから、ちょっとの揺れでも、しっかり点検はしてほしいけど。

一昨日からロンドン・レズビアン&ゲイ映画祭が開幕。先日試写したオープニング映画Kaboom/カブーン(3月21日に試写感想と公式サイト記載)に続いて、昨日はもう1本、グレッグ・アラキ作品を見た。

Mysterious Skin/ミステリアス・スキン

主演が、このところメキメキ頭角を現してるジョゼフ・ゴードン=レヴィットだった。若い頃から上手い。エンタメ色の強いカブーンより、シリアスタッチのこっちが好きかも。ちなみにカブーンの主演はトーマス・デッカー。両者とも子役時代の作品を見てた。いつのまにか主演もできるくらいに育ってたのね。( ミステリアス・スキンは2004年作品でジョゼフも若い。カブーンは2010年新作

フィーダーもチャリティー

最近は起きてすぐつけるのが日課となった朝のBBCテレビBreakfastに、フィーダーが登場。収益金全額寄付となる地震被災者へのチャリティー・シングルSide By Sideを紹介してた。

べーシストのタカ・ヒロセが日本人というのは知ってたけど、フロントマンのグラント・ニコラスのパートナーも日本人だったんだ。よけいに親近感。

けっこう曲は好きだけど、メンバーのことはあまり知らなかった。調べたらドラマーのジョン・リーが自殺してたのも見つけて驚く。当時のニュース記事など読んで、今更ながら心を痛める。

新聞では、イギリスにまで福島からの放射性ヨウ素131が届いたというのを大げさに書いてるタブロイド紙もチラホラ。昨日、ここでも書いた通り、たいした量でもなく、テレビでは短くサラッと報じられたニュースだ。枝葉をつけて騒ぐのが仕事でもあるようなタブロイド紙は、信用しないまでも面白く読んだりもしてたけど、今回は、さすがに、あんまり、いい気はしない。

プルトニウム検出でも前進

原発付近のプルトニウム検出や、スコットランドのグラスゴーでも福島からと思われる放射性ヨウ素131が検出されたことなどが、報じられる。地球は1つ、こんなに離れたイギリスも同じ空気でつながってるのだなあなんて、ちょっとしみじみ。

どちらも検出量が微量だったせいか、それほど大きい扱いではなかった。ITVニュースでは、報じられた個々のマイナス要因にかかわらず、前進している、コントロールできているというアメリカとイギリスの専門家の意見があった。

BBCテレビの朝のニュース番組Breakfastのゲストが、昨日もニュースの合間で見たデヴィッド・ギャレットだった。今度はニルヴァーナとかメタリカを演奏してた。将来、この人の演奏を聴くと、東北地方太平洋沖地震を思い出すことになりそう。

あおる報道、コメディアンがチクリ

日本の地震が、ニュース報道とその解説番組から、よそへも移ってきた週末。

チャンネル4とBBCでは、それぞれ、1時間の科学ドキュメンタリーやってたし、チャンネル4ではコメディアンが時事問題を扱う番組でも取り上げられてた。お笑いの人は、笑いに紛らして、実はみんなそう思ってた、みたいなところを鋭く言ってくれる。今回も、あおりにあおった新聞とかチクリ。メルトダウン!だ、避難しろ!だと大げさに報じたとこ、今となっては、避難した人(その必要もなかった地域でという意味と思います)は、そろそろ戻ってもいいかもよ、くらいのことは言わなきゃ、だって。

被災地ではないイギリスのメディアがあおるのを(日英の報道の違いについては19日のフォールス・アラームご参照を)責める気はないけど、ちょっと溜飲を下げた。

週末はニュースも少なめで、各局移りながら見ても、たいして日本のニュースもなし。情けないけど、リビアのニュースも、あまり頭に入ってこないし、これまで、けっこう見てたドラマなんかも、どうでもよくなってる。カチャカチャしてる時に唯一オッと止めたのが、オーケストラがビートルズとか聴き馴染みのある曲目を演奏してるコンサートのドキュメンタリー。

頭がほかのことでいっぱいになってる時でも、注意を引く音楽の力はすごい。いや、イケメンの力だったかも。バイオリニスト、クラッシック界のベッカムとも呼ばれてるデヴィッド・ギャレットという人だそう。興味のある方は、ググッてみてください。

予知?

不思議な体験、と思ったけど、よく考えたら、不思議でもない体験をした。(怖い話ではないのでご安心を)

ふいに誰かの顔が思い浮かんだけど、誰だったかがわからない。…誰だ、これ?何で出てきた、この知ってそうだけど、よく知らないお人?ということがあって、少したった頃に、とうのその人からチャリティーのお知らせが。私ってエスパー?と思いそうになったけど、よく考えたら、なんとなく納得。

11日の朝つけたBBCテレビに現実とは思えない日本の様子が、いきなり現れた時から、アワアワしながら地震のニュース追ってるだけで、実際に助けになるようなこと何もしてなかった。今頃、募金しなきゃと思いあたった始末。その後、チャリティー取材なんかもあって、ぼんやり考えてた、すぐに支援を行動に移してる人も、たくさんいるなあ、そういう実行力のある人と、アワアワになっちゃう人は、どこが違うんだろう…というこの頃。名前は忘れても、どことなく、こういう時何かしそうな人として頭の中にインプットされてた人の顔が浮かんだのでは?

ところで、去年の10月に観て、カズオ・イシグロ原作映画の登場人物に共通する日本的な要素について考えさせられたわたしを離さないでが、ロンドン発 俳優・映画情報に掲載中。その時に考えたことが、今の状況の日本にいる人たちと重なるようで、この時期公開なのも、ちょっと不思議。

フォールス・アラーム

日本の大地震、原発について、日本とイギリスでは報じられ方が、だいぶ違う。

ザクッと言うと、日本では大丈夫なんじゃないかと思える情報が大きく報じられ、イギリスでは危ないんじゃないかと思える情報が大きく報じられる。

被災地日本の報道は、事実を伝えつつ、不安を煽らないようにも気を使うと思う。BBCの東京リポーターも、日英での報道の違いを指摘しつつ、大災害の後でもあるし、ショックを与えることがないよう報じているのだろうというようなことを言っていた。海外と日本での報道の差は、やむを得ないことかもしれない。

こちらでは、災害の大きさを、これでもかと思う存分報じてくれる。チェルノブイリまで48時間なんて大見出しを一面にされると、大げさな見出しをつける傾向のある新聞と知りながらも、専門家の反対意見を探さないと落ち着かない。報じられる内容で不安になって、それを打ち消す情報を探すということを連日繰り返している。

そんな報道とは別のところで判断して行われているはずなのが、国からの発表。と思い判断基準にしているイギリスから避難勧告が自国民にたいして出されたあたりでは大ショック、日本の知人たちにも、せっせと避難するようアドバイスしたりもした。フォールス・アラーム気味だったかもしれない。日頃の情け容赦ない報道で悲観的な読みに傾いていたところへの避難勧告でとどめをさされてしまった、と言い訳。

イギリスも、その後、訂正を加えた。16日あたりまでは、シンプルに、イギリス人は離れろ、原発安全圏は80キロ外、という感じだったのが、長い説明が加わった。日本政府の判断も間違いではないとしつつ、アメリカの判断も掲載し、そちらを自国民には勧める感じ。

原発の状況と、交通、通信など混乱の可能性もあるので、北海道以外で、東京と東京の北にいるイギリス人は離れることを検討すべき。日本の避難圏と、アメリカの80キロという避難圏をそれぞれ紹介。日本の指示に従えば今のところ健康被害はない。最悪の事態が起こっても80キロ外にいれば屋内にいるなどして被害を防げるというThe Scientific Advisory Group in Emergencies(SAGE)の意見を紹介、80キロ外にいるようにとアドバイス。というような内容を、英外務省サイトや駐日英国大使館サイトで、9項目、50行くらいで掲載。

事態が今より悪くならなければ日本の指示で大丈夫だそう。冷却作業がうまくいきだしたので、少し気持ちも落ち着いた。万が一、作業がどこかでつまずいても、今度は80キロ内にいる人だけに避難を勧めると思う。

地震のない国から派遣された記者に期待

昨日の夕方のニュースでチャンネル4の看板キャスター、ジョン・スノーが仙台からリポートしていたのをはじめ、日本に続々イギリスのジャーナリストが到着。今朝もBBCの女性リポーターが石巻から、ついさっき鳴り響いたという津波警報について緊迫した面持ちで伝えていた。

イギリスは地震のない国だ。全くなくはないが、この13年間にロンドンで体感した揺れは1回だけ。震度2、いや3だったかな。どちらにしろ、たいしたことない揺れが短い間続いて終わり。それでも、天地がひっくりかえったように騒いでいるロンドナー「地面がゆれたのよ!」と目を丸くしている生まれて初めての地震体験だったらしいご婦人などもいた。慣れていないだけに地震にすごくショックを受けるし、その感情を表にも出す人たちだ。

イギリスから行ったジャーナリストは、芯から怖がったり、緊迫したりしながら、驚愕の惨状を世界に広める役を果たしてくれるだろう。

と、上の部分は朝書いたのだが、地震の威力をイギリス人は、ほんとうには知らないのではと、ちょっと斜に構えてしまったかもしれない。夕方、ジョン・スノーとアレックス・トムソンのコンビでの仙台と気仙沼のリポートを見て反省。

それぞれ津波後の廃墟を訪れ、父母を、娘を流された人の話を聞き、車に残された手作りらしいサンドイッチが入ったパックを映し出し、崩壊した家のドア前にカバーをかぶされてある顔も名前も知れない遺体を遠くに見ながら「誰かの愛する人であったろう人」と、どこかにいて心配しているかもしれない家族、知人に思いがいくようなナレーションをかぶせる。

日本人には痛々しすぎるけど、それだけに、遠く離れた異国の、想像力のかなり乏しい人でさえ、自然の驚異だけではなく、そこで暮らす人のことが実体をもって思い浮かべられるようなものだった。


映画ニュース/インタビュー

シネマトゥデイに書いている映画ニュース/インタビューはYahoo Japanなどに配信されています。

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