Posts Tagged 'ロンドン映画祭'

閉ざされた集団の行き着くところMonos

第63回ロンドン映画祭 プレス試写

9月17日(火)

Monos

離れた場所にいるらしい上官と連絡を取りながら、自分たちで動いている少年少女兵グループのお話。グループのリーダーを選出したり、恋愛沙汰もあったりする。ある出来事からグループ内での反目、変わっていく力関係、グループの統制をとるという名目での厳しい締め付け…

映画は架空の物語にしてあるが、政治的集団から宗教的集団まで、この映画と似たような経過をたどった事件を過去にいくらでも探せるのが怖いところだ。

ロンドン映画祭では作品賞になった。

公式サイトhttps://www.monos-film.com/

ゴミ屋敷?実はお宝だったRecorder: The Marion Stokes Project

第63回ロンドン映画祭 プレス試写

9月16日(月)

Recorder: The Marion Stokes Project

ひたすらテレビニュースを録画した人、社会活動家マリオン・ストークスのドキュメンタリー。ちょっと怖い、アブナイ人? 実際、その熱心さは常軌を逸してないか、心配になる。当時の録画はVHSテープで、家中テープに占拠されて…

テレビ局は自前の映像を全部は保存していないとBFI & Radio Times Television Festivalで知って驚いたのだが、ストークスの死後、息子さんの尽力もあって、膨大な量のテープがその空白を埋める貴重な資料となる。

公式サイトhttps://recorderfilm.com/

上出来フィール・グッド・ムービーThe Peanut Butter Falcon

第63回ロンドン映画祭 プレス試写

9月16日(月)

The Peanut Butter Falcon

ダウン症の青年(ザック・ゴッツァーゲン)が主人公というと、「お涙頂戴感動ものね」で片付けられそうだが、ちょっと待った。グッとくる場面もあるけど、よく出来たコメディーでもある。気持ちよく笑えて、暖かい気持ちにもなれる良質のフィール・グッド・ムービーだ。

ロードムービーにもなっていて、メインとなる3人、ひょんなことからザックと旅するシャイア・ラブーフ、ダコタ・ジョンソンのバランスが良い。脇のベテラン勢がまた良くて、名優ブルース・ダーンまで笑わせてくれる。

公式サイトhttp://www.thepeanutbutterfalconmovie.com

日本でもそのままのタイトルで公開されたようだ。
ザ・ピーナッツバター・ファルコン公式サイトhttp://tpbf-movie.jp/sp/

パワハラ/セクハラおじさん⁈Waiting for the Barbarians

第63回ロンドン映画祭 プレス試写

9月16日(月)

Waiting for the Barbarians

ジョニー・デップに驚く。正面は、顔、四角いし、後ろ姿、首のお肉が襟に乗ってたし。アンバー・ハードとごたごたしてたあたり、一時期、肥えちゃった頃の撮影だったのかなあ。ゲスな悪役なので、あってるっちゃあってるけど。

それより、問題は、傷ついた少女を救う主人公がとても優しい良い人そうで、実際そうなんだろうけど、下手したら孫くらいな年齢の女の子にやってることが、それ、パワハラ/セクハラじゃね?なこと。結果、誰にも共感できず、後味悪く終わる。

原作「夷狄を待ちながら」を書いたJ・M・クッツェーが脚本にもかかわったというから、シーロ・ゲーラ監督の味付けではなく、もともと、そういう小説なのかな。未開発地域の原住民VS文明人という構図で、文明人の方がまったくもって野蛮人でした、というお話なので、後味悪くて正解なんだろうか。

主演のマーク・ライアンスは悪目立ちしない安定した名脇役という感じの俳優さんで、そのあたりの人を主役にもってきた映画は良いのがいっぱいあるけど、この役はちょっと損かも。

ジョニデの後に派遣されてくるロバート・パティンソンも引き継いで悪役なんだけど、こっちはさすがに若くシュッとしてる。パティンソン一人勝ち映画か。

公式サイトhttp://www.samuelgoldwynfilms.com/waiting-for-the-barbarians/

彼らは生きていた 日本公開

第62回ロンドン映画祭試写

Destroyer

ニコール・キッドマンのやつれっぷりにびっくり。なんで美人女優をわざわざ汚くするかなあ。と思うも、そのうち意味がわかってくる。昔はそれなりだったのがこんなんなっちゃったことにも鍵がある殺人ミステリー。

公式サイトhttps://www.destroyer.movie/home/

 

They Shall Not Grow Old

ロンドン映画祭でのお披露目とイギリス公開
英政府が支援したピーター・ジャクソン監督の話題作「They Shall Not Grow Old」がイギリスで波状公開

から1年、ついに日本公開でコメントしました。
山崎貴や松平光冬らが映画『彼らは生きていた』に絶賛のコメント。ピージャクのイマジネーションに感服!

実話3本

第62回ロンドン映画祭試写

2018年10月20日

A Private War

実在した人物を演じたらナンバーワン!ロザムンド・パイクが女性戦場記者の激しくも華麗な生き様を演じた傑作「プライベート・ウォー」でご紹介。

 

10月21日

Stan & Ollie

伝説のコメディーデュオ、ローレル&ハーディの晩年。トレードマークだったネタを散りばめて笑わせつつ、笑いにかける執念もよくわかる。相方が亡くなっても、まだローレル&ハーディのコメディーを書き続けるあたり、凄みさえ感じる。僕たちのラストステージとして発売中。

Be Natural: The Untold Story of Alice Guy-Blaché (監督登壇付き一般上映で)

Fレート採用、比率アップ、「女性重視」の色が際立ったロンドンの2大映画祭でご紹介。

じんわりコメディー

第62回ロンドン映画祭試写

2018年10月19日

Can You Ever Forgive Me?

リー・イスラエルの実話。有名人の伝記作家として一時期成功したリーは、有名人の手紙を売ることで暮らすようになる。最初は手持ちの本物を売っていたのが、捏造するようになり…。主演メリッサ・マッカーシー、怪しい友人役のリチャード・E・グラントも名演で、人生の悲哀を感じさせるコメディー。ある女流作家の罪と罰としてオンライン配信、DVD発売中。

Women Make Film: New Road Movie Through Cinema 

Fレート採用、比率アップ、「女性重視」の色が際立ったロンドンの2大映画祭でご紹介。

The Sisters Brothers

一攫千金を狙う男たちにジョン・C・ライリー、ジェイク・ジレンホール、ホアキン・フェニックス、リズ・アーメッドと演技派を揃えた西部劇。無茶する弟役のホアキンはじめ、みんなハマってて、それぞれに見せ場あり。ゴールデン・リバーとして公開中。

オリヴィア・コールマン

第62回ロンドン映画祭試写

2018年10月18日

The Favourite

アカデミー賞に最多ノミネートされた「女王陛下のお気に入り」「ROMA/ローマ」ってどんな映画?で、結果的にオリヴィア・コールマンが主演女優賞獲得。イギリスのテレビでお馴染みの庶民派な雰囲気がある女優さん。コメディーも上手いし、シリアスものでは生活感を滲ませてみせていた女優さんが、こうして世界の大舞台でスポットを浴びたことに拍手。

The White Crow

名優レイフ・ファインズの監督作。もともとシェイクスピア俳優のせいか、そのものズバリのシェイクスピア劇だった監督デビュー作はじめ、監督作は演劇的すぎるのが鼻についたけど、だんだんこなれてきて、これは良い。ルドルフ・ヌレエフ亡命事件の映画化でホワイト・クロウ 伝説のダンサーとしてDVD発売中。

Burning

村上春樹の原作納屋を焼くとはいろいろ違うけど、一番大きいのは主人公の印象だと思う。村上作品の主人公ってどれも、不遇な状況でさえ、なんか清潔感あって、何気にモテそう。映画の不遇な青年はもっと生々しい。バーニングとしてDVD発売中。

悲惨な物語3本

第62回ロンドン映画祭試写

2018年10月17日

Peterloo

巨匠マイク・リー監督にしては並の出来だけど、実際にあったピータールーの虐殺を知らせる意義はある。ピータールー マンチェスターの悲劇として公開中。

Capernaum

出生届さえ出してもらえず過酷な暮らしを強いられる男の子の物語。小柄で目の大きな主人公がいたいけで泣かせる。存在のない子供たちとして公開中。

Birds of Passage

ワユー族の家族が、ドラッグの売買で繁栄から破滅するまでの物語。民族色とバイオレンスの組み合わせで独特の雰囲気出してる。
公式サイトhttps://www.birdsofpassage.film

ちょっとエログロ系

第62回ロンドン映画祭試写

2018年10月16日

 Suspiria

同性ならではの技⁉︎昨年度のベスト初恋映画『君の名前で僕を呼んで』のルカ・グァダニーノ監督なので期待大だったけど、そこまででもなかったリメイク。ダリオ・アルジェント監督のオリジナルサスペリアが凄すぎるせいか。

In Fabric

こちらは、倒錯的な女性同士の愛の世界を昆虫学と絡めつつ描く!注目の英国人監督の新作のピーター・ストリックランド監督で、期待を裏切らない笑えるフェティッシュ映画。
公式サイトhttps://a24films.com/films/in-fabric


映画ニュース/インタビュー

シネマトゥデイに書いている映画ニュース/インタビューはYahoo Japanなどに配信されています。

カテゴリー

2020年7月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

アーカイブ