Posts Tagged 'ロバート・パティンソン'

またまたA24の秀作 The Lighthouse

第63回ロンドン映画祭 プレス試写

10月4日(金)

The Lighthouse

孤島の灯台という、とても限られたスペースで働く男2人。

ロバート・パティンソンと、ウィレム・デフォーのほぼ2人劇。ウマが合うとは言い難い2人、何かが起きそうな予感、お互い隠し持っている秘密、白黒映像もその緊迫感を盛り上げる。

閉ざされた空間でそういう状況、正気を失ってる?という場面が混じりこみ、追っていくストーリーそのものが真実か否かというところに誘われていく面白さもある。

演技、映像、ストーリー、相乗効果でとても上手い具合にいった秀作。

公式サイトhttps://a24films.com/films/the-lighthouse

ところで、これもまたA24。オッ!という映画を何本も1つの映画祭に送り込んでるとは、やはり勢いがある会社だ。

パワハラ/セクハラおじさん⁈Waiting for the Barbarians

第63回ロンドン映画祭 プレス試写

9月16日(月)

Waiting for the Barbarians

ジョニー・デップに驚く。正面は、顔、四角いし、後ろ姿、首のお肉が襟に乗ってたし。アンバー・ハードとごたごたしてたあたり、一時期、肥えちゃった頃の撮影だったのかなあ。ゲスな悪役なので、あってるっちゃあってるけど。

それより、問題は、傷ついた少女を救う主人公がとても優しい良い人そうで、実際そうなんだろうけど、下手したら孫くらいな年齢の女の子にやってることが、それ、パワハラ/セクハラじゃね?なこと。結果、誰にも共感できず、後味悪く終わる。

原作「夷狄を待ちながら」を書いたJ・M・クッツェーが脚本にもかかわったというから、シーロ・ゲーラ監督の味付けではなく、もともと、そういう小説なのかな。未開発地域の原住民VS文明人という構図で、文明人の方がまったくもって野蛮人でした、というお話なので、後味悪くて正解なんだろうか。

主演のマーク・ライアンスは悪目立ちしない安定した名脇役という感じの俳優さんで、そのあたりの人を主役にもってきた映画は良いのがいっぱいあるけど、この役はちょっと損かも。

ジョニデの後に派遣されてくるロバート・パティンソンも引き継いで悪役なんだけど、こっちはさすがに若くシュッとしてる。パティンソン一人勝ち映画か。

公式サイトhttp://www.samuelgoldwynfilms.com/waiting-for-the-barbarians/

なにかと期待はずれ

16日 第68回ベルリン国際映画祭2日目

 

The Heiresses  プレス試写

苦境にいるらしい裕福な家の初老女性とその母。スローな進み具合で途中退場者もいたけど、最後は拍手。じっくり丁寧に見せたからこそ伝わるものがある映画。

 

Damsel プレス試写、記者会見(デヴィッド&ネイサン・ゼルナー監督、ミア・ワシコウスカ、ロバート・パティンソン)

軽いウェスタンコメディー。こちらの最後はブーイング。デヴィッド・ゼルナー監督はトレジャーハンター・クミコの方が良かった。

 

Black47  プレス試写、記者会見(バリー・コーガンほか)

アイルランドの暗黒時代をアイルランドの監督が撮ったというから社会派かと思ったら何とアクションヒーローもの仕立て。ダンケルク聖なる鹿殺しのバリー・コーガンが目立つ脇役。

 

The Happy Prince プレス試写

ルパート・エヴェレットが監督、主演のオスカー・ワイルドの没落後もの。ちょっとトゥーマッチ。

第65回ベルリン国際映画祭2日目

Taxi コンペ 試写

イランのジャファル・パナヒ監督映画。監督自身がタクシー運転手になる設定のドキュメンタリー風ドラマ。乗客たちの人生ドラマを通してイランの状況が垣間見える。

映画製作を禁じられても、こうして面白い映画を作ってしまえるのが、さすが。

 

Queen of the Desert コンペ 試写+会見

ヴェルナー・ヘルツォーク監督、出演の二コール・キッドマン、ジェームズ・フランコ、ダミアン・ルイスが会見出席。

ヘルツォーク監督にしては、ガートルード・ベルの半生をオーソドックスな大河ドラマにしてて、ちょっと拍子抜け。アラビアのロレンスのヒーローというより、ちょっと変人みたいに描かれるロバート・パティンソン演じるT.E.ロレンスは面白かった。

 

45 Years コンペ 試写+会見

Weekendのアンドリュー・ヘイ監督。熟年夫婦をシャーロット・ランプリングとトム・コートネイが演じる。ゲイの出会いを描いたウィークエンドの方が、ドキドキさせて、あきさせない分、面白かったとも言える。けど、ちょっとだれるような熟年夫婦の生活をじっくりみせる部分があればこそ、最後のシャーロット・ランプリングの表情がしみる。ランプリング、会見でもクールな発言にしびれた。声もかっこいい。

 

ベルリン映画祭終盤

2月15日

Postcards form the Zoo試写 コンペ

動物園で育った女の子がマジシャンに恋する話。雰囲気はいいけど、後半の展開とか、ありがちなのがちょっと弱い。

動物園からのポストカードとして東京国際映画祭で上映予定(10月17日追記)

White Deer Plain試写 コンペ 銀熊賞カメラ

次の映画を見るため途中退席。金熊とることはないだろうと思ったけど、そういえば映像はよかったかも。

Friends After 3.11一般上映・質疑応答 フォーラム

藤波心という人を初めて見た。真っ直ぐ発言。若いっていいなー。

Haywire会見 コンペ部門コンペ外

試写できず、会見のみ参加。けっこう面白いアクションものみたい。

2月16日

Just the Wind試写 コンペ 審査員グランプリ銀熊賞

地域に充満してるジプシー一家に対する嫌悪感がひしひしと伝わってくる。お見事。

聴こえてる、ふりをしただけ一般上映・質疑応答 ジェネレーション スペシャル・メンション

お子様向けと馬鹿に出来ない、細やかな心理描写。どちらかというと、お母さん世代の方が心揺さぶられるかも。

A Royal Affair試写 コンペ 銀熊賞男優賞・脚本賞

ドラマチックな話だけど、実話が元になってるらしい王室もの。

公式フェイスブックEn Kongelig Affære | Facebook

恋に至る病一般上映・質疑応答 フォーラム

超オリジナルな着想。笑えて、考えさせられて、テンポもいい。

去年の家族X(映画「家族X」公式サイト ロンドン発 俳優・映画情報)同様PFFスカラシップ作品。すごい人ばかり出てくるなあPFFって。

第21回PFFスカラシップ作品『恋に至る病』|PFFスカラシップ|ぴあフィルムフェスティバル(PFF)公式サイト

2月17日

War Witch試写 コンペ 銀熊賞女優賞

まだ小中学生くらいで父母が殺され、兵士の子を身ごもるような女の子の物語。銀熊女優賞のレイチェル・ムワンザも実際にそんな地域のタフな生い立ちの子どもだそう。これをきっかけに、穏やかに暮らせますように。

Bel Ami試写・会見 コンペ部門コンペ外

坊主頭になってたロバート・パティンソン。映画中の伊達男ぶりとはまた違って新鮮。

2月18日

Mercy一般上映 コンペ

コンペの中で唯一試写参加できなかったので一般上映でキャッチアップ。次のために途中退席だけど、金熊には届かない感じと思ったのがあたって安心。って、ひどい言い草だな。

無人地帯一般上映・質疑応答 フォーラム

美しい国、日本 なんてキャッチコピーつけてもいいような映像もある。その場所が、放射能に汚染されて入れない地域になっているというギャップ。

受賞者会見

最初に登場したのがショート部門銀熊賞の和田淳監督で、気分も盛り上がる。


映画ニュース/インタビュー

シネマトゥデイに書いている映画ニュース/インタビューはYahoo Japanなどに配信されています。

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