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コンペ選出のブラピ・プロデュース作が良品

第60回ロンドン映画祭プレス試写2日目

 

Christine

長編監督デビュー作Afterschoolが主演のエズラ・ミラーとともに印象的だったアントニオ・カンポス監督の3作目。生放送中に自殺したテレビ・リポーター、クリスティーン・チュバックをレベッカ・ホールが迫真の演技でみせる。

 

Moonlight

リトルと呼ばれた小っちゃな黒人の男の子の半生を、ひょろっとした少年、金歯と金鎖のごつい青年の3段階でみせる。いじめられっ子がタフな生活環境下、こわいあんちゃんになったのかと思いきや、ごつい体の中にはまだリトルがいるとわかる最後が号泣もの。ブラピ(今日の離婚報道にはびっくり)がプロデュースのコンペ作。同じくコンペ作君の名は。の強敵になるか。

 

Mimosas

砂漠のキャラバン隊を助けるミッションを果たそうとする青年の話。現実?とファンタジー?なのか2つの世界を行き来する不思議な話。

 

 

ロンドン映画祭で一番見たかったもの

ロンドン映画祭試写 昨日は満足の3本

It’s Kind of a Funny Story/イッツ・カインド・オブ・ア・ファニー・ストーリー(原題)

公式サイトIts Kind of a Funny Story | A Focus Features Film | Movie Overview

自殺願望のある男の子が入れられた病院でのお話。コミカルでハートウォーミング。ボーイ・ミーツ・ガール・ストーリーでもあるし、人生のつらいとこを見せながらも人間賛歌にもなってる。クセのあるキャラクターわんさかだし、会話が可笑しいし、それほど有名な人は出てないみたいだけど、けっこうヒットするんじゃないかな。

Heartbeats(Les Amours Imaginaires)/ハートビーツ(英題)

公式サイトLes amours imaginaires – En salle le 11 juin 2010

今回のロンドン映画祭で一番見たかったのがこれ。弱冠20歳の天才監督!監督・脚本・製作・主演を務めカンヌ映画祭や各国の映画賞さらう『アイ・キルド・マイ・マザー』 – シネマトゥデイ (の写真向かって左がドラン)にぶっ飛んだザヴィエル・ドランの第二作目。もうすごいことはデビュー作を見て充分わかっているので、今回はぶっ飛ばなかったけど、期待は裏切られませんでした。情緒的なメロディーのテーマ曲が、なんだか日本の演歌ふうで、頭の中でリフレインしちゃう。この人については、いずれ、どこかでじっくり書きたいです。

Everything Must Go/エヴリシング・マスト・ゴー(原題)

ウィル・ファレルがシリアスに挑戦。アルコール中毒で何もかも失いつつある男を演じる。全てを失うアル中といえば、浮かぶのはニコラス・ケイジがアカデミー賞獲得のリービング・ラスベガスだけど、そこはやはりウィル・ファレル、あそこまでヘビーではない。でも、いつもとは一味違うファレルも悪くないし、レベッカ・ホールは、いつものように、いい女だし、なかなかでした。


映画ニュース/インタビュー

シネマトゥデイに書いている映画ニュース/インタビューはYahoo Japanなどに配信されています。

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