Black Mass
主役ジョニー・デップの脇を固めるのもベネディクト・カンバーバッチ、ケヴィン・ベーコンほか主役級ズラリの豪華ギャング実話もの。みんなモデルに似せようと太ったり禿げたりが、なかなか楽しい。デップは頬がそげて見えるけど、時々ふっくらしてたり、頬げっそりもシャドウ入れてるとわかるシーンと、横向いても頬スッキリシェイプの時が混在。結局、役のため、痩せたんだか太ったんだかわからずじまい。カンバーバッチとか、おおかたの人はちょっとどっしりめになってた。ベーコンの警部かなんかボスっぽい警察の人と、ジュノー・テンプルのヤク中娼婦は、いつもの雰囲気そのままではまり役。それはそれでさすが。
公式サイトhttp://www.blackmassthemovie.com/
下は一般上映で。ここまでの今回ロンドン映画祭分はプレス試写でした。
Son of Saul ラースロー・ネメス監督&ラヴェンテ・モルナー登壇
カンヌのグランプリ作。ユダヤ人収容所に連れてこられるも、殺されずに死体の始末とかの仕事をさせられてる中の1人サウルが、殺された少年を何とか埋葬しようとして…、タイトルから想像がつくようなシンプルにハートブレーキングな話と思いきや、どんどんわからなくなる。いろんな解釈を許す懐の深い映画でした。どう解釈しても変わらない悲惨さ。上のがエンタメ的な面白さとしたら、こちらは映画祭的な面白さ。
公式サイトhttp://www.laokoonfilm.com/movies/item/son-of-saul-saul-fia