一昨日の晩はBBCでシャーロックの新年特番The Abominable Brideを観た。
ベネディクト・カンバーバッチ、マーティン・フリーマンのご両人はじめ、メインキャラ全部がヴィクリア期に舞台を移しての登場で、それぞれが仮装してるみたい。そこは楽しめたけど、ドラッグをからませて現代と当時を行ったり来たりの筋立てになってしまうのは、ちょっと興ざめ。
事件の真相が当時のSuffragetteと関係してるあたり、昨年の映画も意識してる?
映画、イギリスのあれこれ by Yukari
一昨日の晩はBBCでシャーロックの新年特番The Abominable Brideを観た。
ベネディクト・カンバーバッチ、マーティン・フリーマンのご両人はじめ、メインキャラ全部がヴィクリア期に舞台を移しての登場で、それぞれが仮装してるみたい。そこは楽しめたけど、ドラッグをからませて現代と当時を行ったり来たりの筋立てになってしまうのは、ちょっと興ざめ。
事件の真相が当時のSuffragetteと関係してるあたり、昨年の映画も意識してる?
ロンドン映画祭中に観られなかった映画をオンライン試写で
An(あん)
やっぱり、いいなあ、河瀬直美監督作。やっぱり、いいぞ、樹木希林、永瀬正敏。始めて観たけど、よかった内田伽羅。
公式サイトhttp://an-movie.com
My Love, Don’t Cross That River
「おまえ100まで、わしゃ99まで」的韓国ドキュメンタリー。おじいさんとおばあさんのあまりの可愛さに涙。
公式フェイスブックhttps://www.facebook.com/mylovedontcrossthatriver
Right Now, Wrong Then
ベルリンで感銘を受けたホン・サンスー監督作だったので観てみた。ベルリンで観たのより、さらにこじんまりとしたインディーっぽい映画。いい感じ。
公式フェイスブックhttps://www.facebook.com/jeonwonsamovie
Happy Hour(ハッピーアワー)
不気味なものの肌に触れるが良かった濱口竜介監督作。後半に行くほど入り込んで観てしまう切実さで、ダレないガッツリ5時間越え長尺。
先週からFargoのシーズン2が始まった。登場人物もストーリーも前回とは全く別物で、マーティン・フリーマンとかも出ない。映画とは前回より、さらに離れた感じ。地味目なオープニングだったけど、最後にキルスティン・ダンストとか出てきて、これから面白くなってきそう。
ところで、ダンストの夫役が、Black Mass とThe Programの両方で印象的だった人。マット・デイモンをジミー大西よりにしたような個性的ルックスで、売れっ子のようだ。ジェシー・プレモンスというのか、よし、おぼえたぞ。
公式サイトhttp://www.channel4.com/programmes/fargo
昨晩から、ファーゴが始まった。
いわずと知れたコーエン兄弟ファーゴのドラマ化。ドラマにも、コーエン兄弟はエグゼクティブ・プロデューサーとして加わってる。
映画同様に、「これは実際にあった話である」で始まるブラックなフィクション。ストーリーも役名も変えてあるので、映画を見ていてもネタばれ無しなのがうれしい。
映画ではウィリアム・H・メイシーが演じた主役、ドラマではマーティン・フリーマン。どちらも、なさけな系だけど、哀愁ただようウィリアムに、けっこうイケメンなマーティンと、役者の雰囲気の違いが、作品の雰囲気の違いにもなりそう。スティーヴ・ブシェミがやった殺し屋は、ビリー・ボブ・ソーントン。パッツン前髪で気持ち悪さを出してるのは、ノーカントリーの殺し屋のボブヘアみたい。
SherlockのSeries3が始まった。今となっては、謎解きより、カンバーバッチ・シャーロックとフリーマン・ワトソンのかけあいの方が楽しみ。今回の謎解きには、正直言って、そんなんアリか!と騙されたような気がする。でも、このコンビなら、それも許す。作ってる側も、そのへん、わかってそう。シリーズ3の初回は、コンビ復活!と題したくなるようなお話。帰ってきたシャーロックと、生きてると知らされなかったことをうらむワトソンというコメディタッチを交えつつ、華々しい。それにしても、いつもながら、このドラマのロンドンはすごく見栄えがする。さすがBBC、観光都市としてロンドン宣伝もしてる?
このところのドラマからイケメン考など。
元旦に始ったシャーロックのセカンドシリーズが全3回で終了。ちょっと派手な趣向になってたけど、カンバーバッチ・シャーロックに、フリーマン・ワトソンのコンビが見られるのなら許そう。そういえば、レインダンス映画祭のBlack Pondで見た監督兼俳優の日系青年ウィル・シャープが第2回に登場してた。LOVEFilmのCMにも出てるし、けっこう売れっ子。
昨年のドラマThe Hourに映画SHAME −シェイム−、マーガレット・サッチャー鉄の女の涙と、このところ、もれなく面白い物語を書いてるアビ・モーガンが脚本というので注目したBirdsong。いやー上手いわ。興味をそらさない話の運びがピカイチ。主演が、マリリンとの7日間で大抜擢と思ったら、バーバリのモデルにもなってるエディ・レッドメイン。抑え目の演技がよかった。でも、この人も地味な印象の役者さん。
50/50にミステリアス・スキンと続けて書いたジョゼフ・ゴードン=レヴィットといい、ロンドン映画祭のThe Deep Blue Seaで見たトム・ヒドルストンといい、二枚目でもゴージャスというほどでもない、おとなしめな感じが、今きてるような…この傾向なかなかいいと思います。
昨日はBAFTAのテレビ部門の発表・授賞式。
現代にシャーロック・ホームズをもってきたドラマシャーロック。期待してたベネディクト・カンバーバッチは主演賞を逃した。マーティン・フリーマンは助演賞、番組自体もドラマ賞獲得したけど。フリーマンは、オフィスや銀河ヒッチハイク・ガイドでも見せてた引き気味の演技が、ワトソン役でも効いてる。
カンバーバッチは、テレビのドキュメンタリー/ドラマでゴッホ役を見て以来、注目してる演技派。ちゃんと今の時代の人に見せつつ、ホームズらしさも失っていないのは、脚本も上手いんだろうけど、カンバーバッチの演技力もあると思う。
BAFTAテレビ部門では、数年前に、やはり期待して見てたジェームズ・マカヴォイがシェイムレスでノミネートされながらも逃してる。テレビ部門だから、映画で活躍しそうな人は除外してる?なーんてことはないか。
ちなみに、昨日はコナン・ドイルのお誕生日。1899年5月22日生まれだったそう。カンバーバッチも受賞して、3冠なら、もっと盛り上がったろうに、そういう演出はしないのね。