Posts Tagged 'マーティン・スコセッシ'

The Irishman 会見

第63回ロンドン映画祭 プレス試写+会見

10月13日(日)

The Irishman

閉幕映画ということで、試写後にスコセッシ監督とメインキャストらの会見があり、記事にできました。

CGIでロバート・デニーロ、アル・パチーノの若い頃が再現!?Netflix発の3時間半超大作映画「アイリッシュマン」の見どころ

公式インスタグラムhttps://www.instagram.com/theirishmanfilm/

映画生活80年

Cameraman: The Life and Work of Jack Cardiffを見た。

カメラマンとして初のアカデミー名誉賞を獲得しているジャック・カーディフのドキュメンタリー。カメラマンとして一流なのに、なぜ並みの監督になるのかと言われた監督業の方でも、後には、認められるようになった。

マイケル・パウエル監督赤い靴のような古典の名作から、ランボーみたいなものまで撮ってるキャリアの長さにビックリ。その赤い靴のカメラワークをマーティン・スコセッシ監督がレイジング・ブルでまねているという後世への影響の大きさにも感心。

カメラマンよりライティングセンスがあったというマレーネ・ディートリッヒや、スタントもこなしたカーク・ダグラスなど、その長いキャリアからの思い出話も興味深い。

94歳で亡くなったのが2009年で、この映画の完成が2010年だから、映画中で映画生活80年とか話しているのは、少なくとも80歳は越えてる時点と思う。高齢なのにシャベリもハキハキ、ピシッとスマートな着こなしがかっこいいのにも驚く。

公式サイトhttp://www.jackcardiff.com

試写10日目 なるほど凄い超大作

ロンドン映画祭試写10日目 ()内は映画祭カテゴリー

For No Good Reason  (Documentary Competition)

ゴンゾ・ジャーナリズムでお馴染みのハンター・S・トンプソンのイラストが有名なラルフ・ステッドマンのドキュメンタリー。ジョニー・デップがまた出てる。今回の映画祭、フィクションはないけど、ドキュメンタリーには2本登場。リア充?

公式サイトFor No Good Reason Movie

Spike Island  (Sonic)

トレイラー見てストーン・ローゼズの話かと思ったら、ファンの男の子たちの話だった。

公式フェイスブックSpike Island – The Film | Facebook

Lawrence of Arabia  (Treasures)

ご存知アラビアのロレンスの2012年リストラクション版。80年代にマーティン・スコセッシ監督やスティーヴン・スピルバーグ監督も協力してリストラクトしたものを、もっときれいにしてる。これ4時間近くあったんだ。前見たのは、テレビだったけど、前後編になってたかな。覚えてないくらい昔。大人になって見ると、音楽のかぶり方から、映像の凄さから、あらためて感じ入る。ロンドンの戦争博物館でロレンスのバイク見たことも思い出す。

2月29日は女性がプロポーズする日

イギリス(あとヨーロッパのあちこち)では、うるう年にだけ女性がプロポーズしてもいいことになっていたのだそうな。2月29日に限られた地域もあるとか。

というわけで、朝から、テレビで公開プロポーズする女性を見た。

公開でやろうってくらいだから、最初から勝算のある人しか応募してこないのか、女性に恥をかかせまいという男性の優しさ、はたまたジェントルマンシップのゆえか、全部イエスでハッピーエンド。ちぇっ、プロポーズするも玉砕、みたいな図があったら面白かったのに…というようなことを思ってしまう悪魔のような私。

ヒューゴの不思議な発明も明日公開ということで、インタビューなど、ぼちぼちあがってきました。

『ヒューゴの不思議な発明』マーティン・スコセッシ監督&クロエ・モレッツ インタビュー – 1 –  MSNエンタメ

あ★の★タクシードライバーのスコセッシ監督が、目の前にいて握手までしてくれた…今となっては夢の中のことのよう…

ベルリン、アカデミー、3D考

BAFTA同様、アーティストがぶっちぎったのは予想通りとして、ヒューゴの不思議な発明も同じく5冠だったアカデミー賞。

納得のThe Artistは作品賞ほか主だった賞、Hugoの方は技術的な賞を総なめだった。

日本では、Hugoと同時期に、ちょうど1年前、ベルリン映画祭でのお披露目を取材した(3D映像化の波は記録映像にも!ショーヴェ洞窟、ダンスまでも! – シネマトゥデイ)、ヴェンダース、ヘルツォークの3Dも封切となるようだ。

巨匠まで、どんどん3D取り入れてる。そういう時代なんだなあ。

ハーモニー・コリンが、猫も杓子もすごい映像を目指す風潮に異議を唱える(ロンドン発 俳優・映画情報)のに賛同するも、時代の流れには逆らえない。

スコセッシのクリスマス映画

昨日、試写、インタビューしたマーティン・スコセッシ監督のヒューゴの不思議な発明、イギリスでは今日公開。

家族でクリスマス・シーズンに見るのにぴったりのノスタルジックで心温まる作品。スコセッシの、映画へのオマージュにもなっている。それにしても、あのスコセッシが、こんなほのぼのとした映画を撮るようになるんだなあ。なんか、しみじみ。

ビートルズ映画でスコセッシの凄さ再確認

土日にテレビでジョージ・ハリスン/リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド鑑賞。

土曜に2時間放映して、続きは明日って、どんだけ長いんだと思ったら、計3時間半もあった。マーティン・スコセッシ監督が、ハリスン夫人の許しを得て作ったドキュメンタリー。日本は19日劇場公開、行かれる方は、長いの心してくださいませ。

ビートルズといえば、レノンとマッカートニーと思ってたけど、これ見たらハリスン・ファンになってしまった。派手さはないけど、落ち着いてて、仲間おもいで、いい人。亡くなる間際までユーモアもあって、人間ができてたんだなあ。交友関係も幅広く、いろいろ経緯があったエリック・クラプトンはもちろん、テリー・ギリアム監督なんかも出てた。

BBC放映だったけど、両日とも後にビートルズ関連番組続けて、日曜は映画中で使われたのと同じ映像(もともとBBCの古い映像かも?)使ったドキュメンタリーを流してた。良く出来たテレビ・ドキュメンタリーだけど、スコセッシ監督作品の後では、すっかり引き立て役。コメントから映像に移るタイミングや音のかぶさり方とか絶妙で、2つ並べるとキレの良さが全然違う。

シェーン・メドウズ監督が、アークティック・モンキーズにライブ・ドキュメンタリー依頼された時、スコセッシ監督のザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライトみたいに凄いのは作れないと断ったというのも、納得。シャイン・ア・ライトは、もちろん良く出来たドキュメンタリーだけど、あの時はメドウズ監督ご謙遜?と思った。今回、ようやく、ちょっとわかった。人が撮った昔の映像をつないだものでさえ、こんなに差が出るんだから、自分で撮ってる分が多いシャイン・ア・ライトを、映画制作者が見たら、とんでもない上手さなんだろうな。

けどメドウズ監督、ドキュメンタリー断ったにしろ、その縁でル・ドンク・アンド・スコゼイジーここに書いてます)が出来たんだから、それはそれでよかったのかも。


映画ニュース/インタビュー

シネマトゥデイに書いている映画ニュース/インタビューはYahoo Japanなどに配信されています。

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