Posts Tagged 'マイルズ・テラー'

また一つボクシング映画の感動作

第60回ロンドン映画祭開幕4日目

 

The Autopsy of Jane Doe

トロール・ハンターのアンドレ・ウーヴレダル監督らしいひねりのあるホラー。父(ブライアン・コックス)と息子(エミール・ハーシュ)が自宅地下で営む検死所というのが、まず独特の雰囲気で怖い。

そこに運ばれてくるのが「世界で一番美しい死体」というツイン・ピークスのフレーズを思い出すような若い女性の遺体。その遺体は…

親子役の芸達者2人はもちろん上手いし、遺体役も綺麗。オルウェン・キャサリン・ケリーという女優さんだそう。

 

Una

主演のルーニー・マーラで見せる。

隣の家のおじさんと13歳の時に関係を持ったのを引きずっているウナ、ペドフィリアとその被害者という単純なものでなく、ウナの方がストーカーみたいだったりで、どこに着地するかで興味を引く。

もとが舞台劇と聞くと、なるほど台詞とか、そういう感じ。

 

Bleed for This

こちらも主演のマイルズ・テラーが良いボクシングもの。

ヴィニー・パズの奇跡の復帰の映画化で、感動的な実話を程よい加減で描いてる。ボクシング映画って、うまくいく率が高い気がする。

ジェイソン・ステイサム風のハゲかかったコーチ、アーロン・エッカートだった!二枚目かと思ってたけど、こういうのもハマる。

第58回ロンドン映画祭8日目

Whiplash 試写+会見

J.K.シモンズが指導者で、マイルズ・テラーがドラマーを目指す青年の、音楽鬼コーチもの。やみくもな青年の努力がジーンとさせるし、鬼コーチがひどすぎて笑える。デイミアン・チャゼル監督の自伝的映画だったのか。映画を見てる観客が、コンサートを聞いてる観客になるかのようなエンディングがばっちり決まってる。会見ではシモンズ、テラーのかけあいも面白かった。

渇き。の中島哲也監督インタビュー

小説からの映画化のことや、豪華キャストから振り切れた演技を引き出せた秘密など、いろいろ聞けました。

Mommy

グザヴィエ・ドランの新作。今回は出演無しで監督、コスチュームetc.裏方のみ。I Killed My Motherから一巡して、またお母さんに戻ったけど、今回の子どもはADHDでトラブルばかりのティーンエージャー。また、ものすごい熱量のパッションを見せる。こちらも、絶妙のエンディング。ドラン、若いのに、なんだって、こんなに達者なんだろう。後年、全てやりつくして、映画作るのに飽き飽きしてたというキューブリック監督みたいなことにならなきゃいいけど、なんて気の早い、余計なお世話な心配。

 

※レインダンス映画祭が始まる前頃に観てたHoudiniMAKE A NOISE! 第43回に書きました。観た新作を忘れないように書いてるブログに書き忘れたら処置無しだ。

 

 


映画ニュース/インタビュー

シネマトゥデイに書いている映画ニュース/インタビューはYahoo Japanなどに配信されています。

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