Posts Tagged 'ホアキン・フェニックス'

じんわりコメディー

第62回ロンドン映画祭試写

2018年10月19日

Can You Ever Forgive Me?

リー・イスラエルの実話。有名人の伝記作家として一時期成功したリーは、有名人の手紙を売ることで暮らすようになる。最初は手持ちの本物を売っていたのが、捏造するようになり…。主演メリッサ・マッカーシー、怪しい友人役のリチャード・E・グラントも名演で、人生の悲哀を感じさせるコメディー。ある女流作家の罪と罰としてオンライン配信、DVD発売中。

Women Make Film: New Road Movie Through Cinema 

Fレート採用、比率アップ、「女性重視」の色が際立ったロンドンの2大映画祭でご紹介。

The Sisters Brothers

一攫千金を狙う男たちにジョン・C・ライリー、ジェイク・ジレンホール、ホアキン・フェニックス、リズ・アーメッドと演技派を揃えた西部劇。無茶する弟役のホアキンはじめ、みんなハマってて、それぞれに見せ場あり。ゴールデン・リバーとして公開中。

ガス・ヴァン・サント~ウィレム・デフォー

20日 第68回ベルリン国際映画祭6日目

 

Don’t Worry, He Won’t Get Far on Foot プレス試写、記者会見(ガス・ヴァン・サント監督、ホアキン・フェニックス、ウド・キア)

アル中~事故~車椅子の実在したカートゥニスト、ジョン・キャラハンをモデルにした映画。主演ホアキンはじめ、ウド・キア、ルーニー・マーラ、ジャック・ブラックとそれぞれそれらしい役の中、ジョナ・ヒルの役が意外で笑える。

 

ウィレム・デフォー名誉金熊賞記者会見

以前の会見では言葉少ない印象だったけど、さすがに自分一人が主役の会見はよく話してジョークも飛ばしてました。余裕の感じ。

 

Pig プレス試写

ミステリー仕立てのコメディーで写真から想像したより軽い話。

 

 

エグミの日

第61回ロンドン映画祭

10月13日 試写

Thelma

レズビアンもの、かつエスパーものになってる具合が新しい。両方抱える若き主人公テルマ、そりゃ悩ましいわな。

http://thelma.film/

Downsizing

地球の資源を守るため人を小っちゃくしましょう!というテクノロジーというトンデモ話が人情味でまとめてある。ダウンサイズとして3月2日公開だそうです。

https://www.paramount.com/movies/downsizing

You Were Never Really Here

主演ホアキン・フェニックスがカンヌで男優賞、監督で脚本も書いたリン・ラムジーが脚本賞獲得。ラムジー監督・脚本と言えば少年は残酷な弓を射るもかなりエグイ話だったけど、今回の強者が弱者を性虐待してるお話は現実では珍しくないからなあ今時。ホアキンのはまり具合、先が読めないストーリー展開はさすが。

イギリス ドイツ

ベルリン映画祭の前、バタバタした中で印象に残ってしまったガーディアン紙。

2月5日ベルリン入り

2月4日ここロンドンでエヴァの告白についてマリオン・コティヤールにインタビューし記事送信

2月に入ってからインタビュー前までにエヴァの告白DVDが届けられる予定

2月に入ってから4日までにコーヒーをめぐる冒険DVDが届けられる予定

DVDが届くかハラハラしながら、ベルリン在住のコーヒーをめぐる冒険ヤン・オーレ・ゲルスター監督インタビューを、ベルリン映画祭中のどこかでできるよう連絡をとりあい調整。

というわけで、どうなるかわからない要素がたくさんある中、まず、できることをやった。予断無しに見たいので、いつもなら試写後に情報収集するのだけれど、今回は先にした。両方ですぐ目に飛び込んできたのが、2つ星の評価をつけて、けなし気味の記事。それが両方ともガーディアン紙だった。

出だしがもっと大きい話に発展しそうな雰囲気もあるエヴァの告白、後半は意外ではある。ガーディアンでは奇妙な展開とまで書いてるけど、かなわぬ愛の話として見たら、ホアキン・フェニックスが涙ものの好演。このジェームズ・グレイ監督は、ホアキンが欝気味の主人公をとても上手く演じてるトゥー・ラバーズを監督してる人でもあった。ホアキン使いの名手。

ガーディアン紙でエッジが効いてないというコーヒーをめぐる冒険も素直で好感の持てる映画。皮肉の効いたユーモアが得意なイギリス映画を見慣れてる人ならではの評という気もする。皮肉になってる元を知らないと面白さがわからなかったりするから、そういうところがないのはわかりやすいとも言える。監督インタビュー中にも感じたイギリスとドイツの違いもありそう。リベラルなガーディアン紙、嫌いじゃないけどね。

 

 

アンダーソンのサイエントロジー映画

昨日はThe Masterを見た。

ポール・トーマス・アンダーソン監督がサイエントロジー創設者をモデルにした映画。

ザ・マスターを演じたフィリップ・シーモア・ホフマンのインチキくささ漂うカリスマぶり、アル中の主人公を演じたホアキン・フェニックスのヨレヨレ具合、ただ事じゃない。オスカー候補かな。

迷える魂に、弁舌巧みな詐欺師という、前作ゼア・ウィル・ビー・ブラッドとよく似た人物構成。野心家の成功者、実は息子との関係にわだかまりがある主人公(ダニエル・デイ=ルイス)が、うさんくさい聖職者(ポール・ダノ)と関わってしまうというのが前作なら、今回は戦地からアル中になって戻る元ネイビーに、カルト教祖が関わる。だます、だまされるを超えたつながりが感じられるだけに、アル中男が哀れだ。

フィリップ・シーモア・ホフマンはアンダーソン監督作品によく登場する。パンチドランク・ラブでもインチキ商売してる男を、出番少な目ながら印象深く演じてた。主役のアダム・サンドラーも、いつものコメディとは一味違ってなかなかだし。アンダーソン監督、俳優のいいとこ引き出す手腕もたいしたもの。

公式サイトhttp://www.themasterfilm.com


映画ニュース/インタビュー

シネマトゥデイに書いている映画ニュース/インタビューはYahoo Japanなどに配信されています。

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