昨日はレインダンス映画祭でQ&A
Days of Harvest(I giorni della vendemmia)/デイズ・オブ・ハーベスト(英題)
イタリアのブドウ農場を舞台に、その農家のティーンエージャーの息子である主人公、収穫期のバイトにやとわれた年上の女性、都会から帰ってきた主人公の兄が織り成すお話。おネエさま相手に大人ぶったりする主役の男の子が可愛いし、兄もなかなかハンサム、セクシーだけど、しっかり生活感もあって魅力的な女優さんと、俳優陣がいいし田園風景もきれい。ストーリーラインが甘いのが惜しいけど、上映中、最後に音が出なくなるハプニングで、エンディングテーマをアカペラで歌った一生懸命な新人監督には好感。
Huge/ヒュージ(原題) × しんぼる
イギリスのコメディアン、ベン・ミラーのHugeとご存知ダウンタウンの松本人志のしんぼるの上映が立て続けにあった。
Hugeは売れないコメディアン2人組みを主役にしたオーソドックスな構成のドラマ。対するしんぼるは、観客の中の、既に見たらしい女の子が、もう1人の子に「言っとくけど、わかんないよー」と上映前に釘刺してたヘンテコさ。
勝手に、東西コメディアン監督対決と思って見てましたが、チャレンジ精神と、ちゃんと着地したというとこで、しんぼるに軍配をあげたい。ベン・ミラーは監督第一作目だから、比べるのも不公平だけどね。
お笑いの人というのは、やっぱり間がいい。密室となった空間の1人芝居、上手いけど、延々続いたらあきる。あきさせないくらいで、ちゃんとメキシコに飛んだり、コミック+歌を挟んだり、上手いテンポで運ぶ。こんなに意味わかんなくして、これ、どう終わらせるんだ?に興味が絞られるけど、あの終わり方はいい。
フューチャーときて、最終的なボタンとくれば、想像力のない私など、核弾頭のボタン?これで地球が木っ端微塵になって終わり?と期待するような、そうなったら、つまらないような気で見てたけど、そうしなかったのはえらい。あんた神か?というとこまで話を持ってった後で、結論出しちゃまずいもの。すごいなあマッちゃん。
Hugeもタンディ・ニュートンがすごい役で出てくるあたり、楽しめたけどね。主演俳優ノエル・クラークとかのQ&AがあったHugeは映画ニュースにあがりますので、興味のある方はそちらでよろしく。