Posts Tagged 'ヘレナ・ボナム・カーター'

第59回ロンドン映画祭開幕

Suffragette サラ・ガブロン、アビ・モーガン、キャリー・マリガン、メリル・ストリープ会見

イギリスの婦人参政権運動の映画だけど、活動家として有名なエメリン・パンクハースト(ストリープ)ではなく、一労働者(マリガン)を主人公にしたのが効いてる。運動に身を投じるのが、すごく理解できる公私共に虐げられた状態にいるんだもん。

労働者役がとってもはまるアンヌ=マリー・ダフも、そういう一般労働者よりかはちょっとインテリ風なヘレナ・ボナム・カーターも、それぞれ適役で好演。ベン・ウィショーはそこまで理解してるわけでもない夫で、あんまりイイモンでもないけど、当時の男性はこういうものかと納得させる具合に上手い。ブレンダン・グリーソンの刑事役も敵対するけど、人情味も感じられてよい。

アビ・モーガンは相変わらず、引き込む話を作るなあ。ガブロン監督との相性もいいし。

会見では、男社会な映画界についてストリープがバシッと言ってくれました。私も常々思ってましたよ、審査員や評論家が男ばっかしで、その評価で、みんなが映画観たり、観なかったりって、ほんとに不公平だなって。

公式サイトhttp://www.suffragettemovie.com/

コリン・ファースに聞きつつ考えていたこと

英国王のスピーチ、コリン・ファースとヘレナ・ボナム・カーターのインタビューが掲載されました。

http://movies.yahoo.co.jp/interview/201102/interview_20110225001.html

コリン・ファースに聞きながら、思いが向かっていたのは、今時の若い日本の人のこと。

上手くしゃべれないことで自分を出せないこと、自分ではなくなってしまうことを、吃音に限らず、外国に行った時を例に出して話してくれて、思わず、私に言ってくれてるのねコリーン(涙)となってしまいそうだったけど、それは違うでしょと思いなおす。

コリンが言うように、実際、誰にでもあること、特に日本では多いんじゃなかろうか。

自分を出せない場所で、自分でなくなるより、1人で過ごして自分でいることを選ぶのがひきこもりだったり、自分でなくなるような仕事にからめとられるのが嫌で、フリーターとかニートを選ぶのじゃないか、などなど思いつつお話を聞いたのでした。

ベルリン7日目、8日目メモ

7日目

イギリスで既に見た作品2本の会見・インタビュー。

朝、コリン・ファース、ヘレナ・ボナム・カーターを続けてインタビュー後、午後にToastの会見で、またヘレナ登場。その後、トム・フーパー監督インタビュー、夜にまた、コリン、ヘレナ、トム3人そろった英国王のスピーチ公式会見に出席。

人生でヘレナ・ボナム・カーターを一番多く見た日になりそう。

BBC – BBC One Programmes – Toast

映画『英国王のスピーチ』(原題:King’s speech)公式サイト

8日目

Come Rain Come Shine コンペ 試写 会見

イ・ユンギ監督、ヒョンビン、イム・スジョンとも知りませんでした。韓流ももっと勉強せにゃ。日本の女優さん見ても思うけど、東洋の人は肌がきれい。いや男優さんも肌はきれいだな。ところで、女優って普通だけど、男優というとアダルトみたいな感じが出るのはなぜだろう。俳優というべき?でも俳優が男性で、女性の場合のみ女優って、ちょっと性差別じゃない?

Lipstikka コンペ 試写

興味をつないでいく話の進め方が上手いだけに、最後がちょっと安易な気がして残念。

オスカー狙えそうなザ・キングズ・スピーチと、三池らしいエグイとこもありの十三人の刺客

ロンドン映画祭、一般上映で2本見る。

The King’s Speech/ザ・キングズ・スピーチ(原題)

一昨日のプレス試写が満員で見られず、昨日の一般上映も同様に満員で、やっと今日のチケットゲット。昨日のは、一昨日見られなかったプレスが流れたんだろうけど、いずれにしても注目作。

今のエリザベス女王の父親にあたるジョージ6世の吃音との戦いのお話。コリン・ファースは無理なくキングをやれる育ちのいい雰囲気を持ちつつ、吃音の原因ともなっている子どもの頃のトラウマを感じさせるような人間くささもちゃんと出せてるとこがいい。昨年シングル・マンでノミネートだけで逃してるし、コリン・ファースにオスカーあげてもいいと思う。

主治医役のジェフリー・ラッシュも相変わらずいいし、ジョージの妻役のヘレナ・ボナム・カーターも、人気のあるクイーン・マザー、実際にこんな人だったら、そりゃ人気も出るよという感じにいい。こちらの2人が助演でオスカーもありかも。衣装や音楽、脚本とか、いろいろな分野でオスカー狙えそう。

十三人の刺客

公式サイト 十三人の刺客

三池崇史によるエンターティメント大作。しっかり楽しませてもらった。意外だったのがスマップの稲垣吾郎。血も涙もない役がピッタリ。ふーむ、そういうのがハマル人だったんだ。一般上映だと、観客の反応も面白い。戦う前に名乗りをあげたり、切った後、ぐっと顔を作って、ためる演技みたいな感じのとこで笑うんだな、これが。歌舞伎なら何とか屋ーとか掛け声がかかりそうなとこだけど。腹切りや、スパッと首が切れてころがったりするのでも、うけてる人がいた。有り得ないと思うんだろうか。


映画ニュース/インタビュー

シネマトゥデイに書いている映画ニュース/インタビューはYahoo Japanなどに配信されています。

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