IRAの活動をスパイすることになってしまう青年を主人公にした話。IRAを扱ったものには、ハンガーとか、ブラディ・サンデーとか、秀作があるけど、これもまたその1本。
青年をスパイに仕立てる警察側の男との関係が面白い。IRAに追われる身になってしまう青年と、その青年を助ける最後の1人になってしまう男。ジム・スタージェスとベン・キングズレーがはまってる。
実話が元になっていて、青年はいまだ逃走中というのもすごい。
映画、イギリスのあれこれ by Yukari
IRAの活動をスパイすることになってしまう青年を主人公にした話。IRAを扱ったものには、ハンガーとか、ブラディ・サンデーとか、秀作があるけど、これもまたその1本。
青年をスパイに仕立てる警察側の男との関係が面白い。IRAに追われる身になってしまう青年と、その青年を助ける最後の1人になってしまう男。ジム・スタージェスとベン・キングズレーがはまってる。
実話が元になっていて、青年はいまだ逃走中というのもすごい。
アイリッシュといえば、こないだ、ブラディ・サンデーも 見た。
アイリッシュ役者と言えばこのお方ジェームズ・ネズビット主演で、実話を基にした社会派の秀作。2002年ベルリン映画祭金熊賞も獲得している。
若い俳優の方々の ローカルな感じもよかった。それが、一転して悲惨な結末になだれこんでいくのが、いっそう悲劇を際立たせる。デモ行進するアイルランドの市民に、英軍が発砲した事件、こんなに若い死傷者が多かったのか。映画を見るまで詳細も知らなかった。
その昔、東京でのコンサートでは、ボノの力の入った歌いっぷりも、あまりピンときてなかったU2のブラディ・サンデー、この映画のラストに流 れて、初めてしっくり聞けた。そりゃ力も入ろうってものよ。ろくにアイリッシュ史も知らず、東京で、うすらぼんやり聞いてしまって、すまんかった。無知は罪ね。
映画の後、調べたら、昨年、やっと公式な謝罪がされ、これから関係者が罰せられる可能性もあるということだ。1972年の事件は、まだ現在進行形だった。