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アイリッシュ ハリウッド産×本場もの対決 

深夜、P.S.アイラブユーONCE ダブリンの街角 を、チャンネルは別だけど、ちょうど一方が終わった頃もう一方が始るタイミングで放映してたのを、立て続けに見た。

PSは初めて、ONCEは公開の頃にセント・パトリックス・デーの催しで見て以来。期せずしてアイルランド絡みの恋愛もの2本を立て続けに見て、自然と比較研究。

やっぱりONCEいいっす。

オスカー獲得のライブ感あふれる歌声といい、それぞれ恋愛で傷ついた男女が、音楽をきっかけに知り合い、優しく寄り添うも、くっつきそうでくっつかないあたりが、たまらない。単に男女としてつがうより深い。

そこいくとPS、ヒラリー・スワンク演じる主人公が死んだアイリッシュのダンナ(ジェラルド・バトラー)、いつも身近にいる男性(ハリー・コニック・ジュニア)、ダンナによく似たアイリッシュ(ジェフリー・ディーン・モーガン)のみんなとうまくいくうえ(これがまた、みんないい男)、おしゃれな職業まで手に入れるという大変都合のいいハリウッド的ストーリー。

とけなしつつ、見てる時は、しっかり泣いてたけど。ジェラルド・バトラーはこれで女性ファン増やしたんだろうなあ。まあ、中には「スパルターッ!!!」(300より)の怒声にメロメロなんて変わった趣味の方もいないとも限りませんが。

ということからも、わかる(?)ように、泣かせるからって、それが傑作かというと、そんなことはない。なんでも泣く人は泣くのだ。泣かせるのは、笑わせるより、簡単だって言うしね。

例えるならPSが観光宣伝用綺麗なとこどりアイリッシュとしたら、ONCEはリアル・アイリッシュ。小さいお店を営むお父さんから、テレビ見に集まってくる移民、ひったくりのお兄さんまで、特別かっこよくもない人たちを、暖かく見ているのがしみる。

みんなきれいで、おしゃれな仕事してて、素敵に暮らしてる嘘っぽい世界も、目の保養にはいいけどね。

気持ちのいい会見と思い上がるマスコミ(てか私?)

いつも思うけど、役者さんも大変よね。

試写+会見のパターンだと記者の方は、今見た作品で気持ちも盛り上がる。けど、編集作業とかもある監督さんはまだしも、俳優さんたちはとっくに撮影も終えて次のに入ってたりして、もうすっかり過去のこと。それでテンションあわせてくれるわけだもの。

会見とかインタビューとか、質問を受ける方は、簡単に言えば映画の宣伝だから、まあ営業だよね。それをしない俳優や出てきても態度の悪い俳優にマスコミが怒るのは、お門違いな気もする。配給会社の人が怒るのは道理にかなってるけど。

と頭が冷えてる時には思うけど、会見、インタビューができなかったりすると、ちょっと恨みがましく思ったりもしちゃうんだよね。人事のように言わずに、自分でも気をつけなきゃ。

というわけで、態度のよろしくない役者さんも悪く思わないようにしてる、というか、むしろ正直で好きだったりもするのだけど、作品と会見がピタリときまってくれると仕事がやりやすくはある。

今回のロンドン映画祭で、作品と会見が見事なシンクロを見せたのがConviction/コンビクション(原題)公式サイトFox Searchlight – Conviction – Official Site

兄の無実を信じる一念で弁護士にまでなった妹と、その実話を映画化しようというヒラリー・スワンクの一念の熱さが、映画と会見とで伝わってきた。演技がうまいだけじゃなく、エネルギッシュで実行力もあって、いい人なんだろうなスワンク。会見に出た妹さんも頭がいいだけじゃなく、エネルギッシュで実行力もあるんだろうし、あたたかみのある人だったし。

熱血な主演のスワンクに、その頼れる友人を演じたミニー・ドライバーもいかにも頼れそうな感じ。見た目も背が高くてスタイルいいけど骨組みがしっかりして骨太感があるし、ゆったり笑顔でハキハキしゃべるのもしっかり者っぽい。

そのアマゾネス系の2女優の間で、もともと小柄なのがいっそう小さく見えるようだったサム・ロックウェル。映画の荒くれ者の兄さん役ではちょっと筋肉もつけてて大きく見えたけど、両女優の間に挟まれると、しょぼくれた雰囲気の方がより強調されてた。でも、そのしょぼくれが魅力でもある。

背も高いコリン・ファースの威風堂々の魅力を力説した一昨昨日のブログとは手のひらを返すようだけど、しょぼくれてるのが魅力的な人もちゃんといるし、根性曲がってるのが魅力的な人もいそう。魅力って何だ?らしさ?そのキャラが認められて、それにあってればOKなのか?どうしたら認められる?うーん、尽きない疑問。

時間軸バラバラ

今日は、ロンドン映画祭で試写、その会見までの長い空き時間に、ベルリン映画祭で会見だけ参加して見逃してた映画を一般上映で見て、会見後に月曜に試写した作品のインタビュー、帰ってから、春に行ったハリポタ・スタジオでのダニエル・ラドクリフほかのインタビュー記事作成に取り掛かるという時間軸バラバラな1日。

Conviction/コンビクション(原題)

公式サイトFox Searchlight – Conviction – Official Site

殺人罪で服役している兄の無実を信じ弁護士になった妹のお話。なんと実話!自分の家庭を崩壊させてまで信じる一念でがんばる妹役のヒラリー・スワンク、観客にも最後まで本当に無実かどうかわからせないように兄を演じるサム・ロックウェル、家族がいなくなっても、こんな友がいたら大丈夫かと思わせるスワンクの学友役ミニー・ドライバー、ちょっとしか出ないけど、ろくでもない兄のガールフレンド役のジュリエット・ルイス、みんないい。会見でも、いいチームというのがうかがえた。

Revolution/レボリューション(英題)

いつもの試写後にすぐ会見のパターンではなく、間が2時間半も開いたので、ベルリンで会見だけ出て、見られずにいたメキシコ革命記念映画にキャッチアップ。10人の監督による短編集。現代のメキシコの町を、当時の革命軍が通るのを幻のようにスローモーションで撮ったロドリゴ・ガルシア監督の映像がいい。ディエゴ・ルナ監督作も思いのほかよかった。ルナ監督の長編もきてるけど、見る時間あるかな?

会見後はBlue Valentine(10月11日に見た感想を書いてます。)のデレク・シアンフランス監督インタビュー。やっぱり、個人的な体験を反映した作品だったのね。そういう作品は、なんかにじみ出るものがある。


映画ニュース/インタビュー

シネマトゥデイに書いている映画ニュース/インタビューはYahoo Japanなどに配信されています。

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