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良い人であり続けようとしたら良い人ってことでOK A Beautiful Days in the Neighbourhood

第63回ロンドン映画祭 プレス試写

10月12日(土)

A Beautiful Days in the Neighbourhood

実在のテレビ子供番組人気司会者フレッド・ロジャースをトム・ハンクスが演じる。

優しくて面白い、良い人過ぎるミスター・ロジャース、ほんとか?素顔はどうなの?と思ってしまう。ハンクスもある意味、近いキャラだ。上手い配役と思う。

取材に来た記者ロイド・ヴォーゲルも、内面に迫ろうとがんばるが…こちらも実在の人物で書いた記事が基になっている。演じるマシュー・リスも目立たないようでなかなか演技派だ。

良い人であり続けようとして、そのように振る舞い続けたら、もう、その人は良い人認定していいのかも。でも、ミスター・ロジャース、エニグマな気がする。

日本では幸せへのまわり道として公開。

公式サイト https://www.sonypictures.com/movies/abeautifuldayintheneighborhood

天然アートと変人

一昨日はロンドン映画祭ラウンチ。トム・ハンクス映画で開けて閉めた昨年がトム・ハンクス映画祭なら、今年は戦争映画祭。その開閉幕映画は映画UKの方に先月あげてます。

 

前日は今公開中のWhat Ifを仕事で鑑賞。ラドクリフがラブコメとは。ほんとに大人になったのね。

公式サイトhttp://whatifmovie.com

 

そのまた前夜、テレビでEncounters at the End of the Worldやってた。ヴェルナー・ヘルツォーク監督が南極を撮ったドキュメンタリー。

氷の下の海の映像、音がまるで天然アート。天井の氷を透かして入ってくる光、丸い空気のつぶが氷を這うように集まって作る模様とか、異世界、夢の中みたい。研究者たちが地面に耳をつけて聞いている「ピンク・フロイドみたい」なサイケな音楽は、氷に反響する氷下のアザラシの鳴き声!

という自然はもちろん、研究者、技術者ほかそこでの生活を支えるいろんな人の中に、ちらほらと変人ぽい方もいて、人里離れた南極で暮らそうという人って…を思ったり。

 

 

白黒で修道女というだけで名画風

一昨昨日、ロンドン映画祭、プレス試写での1本と一般上映で1本

Parkland(Official Competition)

今年はトム・ハンクスで開閉幕だけじゃなく、プロデュースしてるこれもあった。息子のコリン・ハンクスが出演。ケネディ暗殺のオズワルドの弟とか、パレードを撮るつもりが、撃たれたとこ撮って、騒動の真ん中に引っ張り出されたおじさんとかを、ケネディとオズワルドの両方が運ばれた病院パークランドを中心に描いてる。緊迫感はあるけど、話をあちこちしないで、オズワルド家の物語にしたら良かったのに。と思わせるような変なお母さんと、ちゃんとした弟。

公式サイトhttp://www.parklad-themovie.com

Ida(Official Competition)

白黒。孤児院/修道院で育てられたイダが叔母を訪ねることから始まる話。裁判官やってるインテリなのに荒れた感じのする叔母と、対照的に聖少女のイダ。そこから戦時の暗い過去につながり、それがイダと叔母を変えてしまう。イダの最後の決断に、全く甘さがないのが、ズシンと重い。コンペ、本命かも。

 

ハンクス糖尿病がメインになった会見

一昨日、ロンドン映画祭試写11日目。()内は映画祭でのジャンル

Drinking Buddies(Laugh)

会話とか、すごくナチュラルなのがいいかんじのラブコメ。

公式サイトhttp://www.magpictures.com/drinkingbuddies

Mistaken for Strangers(Sonic)

The National かっけー。弟かっこわるー。でも、がんばれと思う。10月22日ヒビレポ掲載予定。

公式サイトhttp://mistakenforstrangersmovie.com

SX_Tape(Cult)

Hっぽいホラー。

昨日、ロンドン映画祭試写12日目。

Nebraska(Journey Gala)

父と息子の旅路。白黒。でも渋すぎずに、けっこう笑えて、じんわりくる。こないだのRUSHに続き、これもアカデミー賞候補と思います。

ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅として2014年2月28日公開(2014年1月16日追記)

として2014年3月7日公開(2014年1月16日追記)

Starred Up(Official Competition)

プリズンもの。ところどころ面白いけど、全体だと、話がゆるい気もする。これがそして父になるとかと戦うわけだ。

We Are the Best(Sonic)

写真見て、男の子と思ってたら女の子だった3人組可愛い。小中学生くらいにちょうどいいようなお話。

今日、開幕

キャプテン・フィリップス 試写+会見

パワフルな映画で、トム・ハンクスも名演。これもアカデミー賞絡みそう。だけど、ハンクスの糖尿病の話が半分くらいを占めた感じ。ポール・グリーングラス監督がちょっとお気の毒かとも思ったけど、むしろ、ニュース性は増したからOK?

公式サイトhttp://www.captainphillipsmovie.com

アカデミー賞盛り上がりも朝6時台までか

アカデミー賞英国王のスピーチ4冠とクリスチャン・ベイルの助演男優賞でイギリスが盛り上がったのはニュースが新しいうち、朝6時台までだった気がする。私はそのあたりまでだったな。

7時台には、既に見た映像の繰り返しになってきて、BBCとITVのアナが、受賞者みんなかけつけるバニティフェア・パーティー前に張って、受賞者を捕まえてインタビューしようとするあたりでは、もう、かなり覚めてきたぞ。だって、肝心のコリン・ファースとか、おおかたの受賞者を逃がしてやんの。

代わりにトム・ハンクスがけっこうしゃべって、終わりには「もう、いいの?僕がウェルシュ(クリスチャン・ベイルはイギリスのウェールズ出身)俳優とかなら、あと20分はしゃべらせてくれたはずだ」とか笑わせてくれました。面白いぞ、ハンクス、いい人そうだし。

でも、ちょっと期待しつつBBCとITVカチャカチャしながら見てしまって、肩透かし食うと、もともとそんなに見たかったか?という疑問が芽生えてしまう。だって、授賞式で、ちゃんとスピーチしてるわけだし、じっくり聞くなら、パーティー入る寸前とかじゃなく、もっと先でも落ち着いてからがいいわけだし。

9時台の、アカデミー賞過大評価しすぎじゃないかと議論してる番組には、もう賛成したい気になってた。そこで外に出る仕事でテレビから離れたせいもあって、戻って夕方以降のニュースで繰り返されてるあたりは、すっかり平常心。祭りの終わった後という感じだけど、みんながイギリス戻ってきたら、また盛り上がれるかな。


映画ニュース/インタビュー

シネマトゥデイに書いている映画ニュース/インタビューはYahoo Japanなどに配信されています。

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