第28回レインダンス映画祭 プレス試写
10月31日(土)
テリー・ギリアムのドン・キホーテメイキング・ドキュメンタリー。
構想から完成まで30年近くかかったドンキホーテ。撮影中、洪水になるわ、予算オーバーになるわ、あっちもこっちも苦難続き。ずっと辛そうなギリアム監督含め、ユーモラスなのがオツ。
ロックダウン段階解除でまだ映画館はクローズ(5月6日現在)のイギリスでオンライン公開中。
映画、イギリスのあれこれ by Yukari
第28回レインダンス映画祭 プレス試写
10月31日(土)
テリー・ギリアムのドン・キホーテメイキング・ドキュメンタリー。
構想から完成まで30年近くかかったドンキホーテ。撮影中、洪水になるわ、予算オーバーになるわ、あっちもこっちも苦難続き。ずっと辛そうなギリアム監督含め、ユーモラスなのがオツ。
ロックダウン段階解除でまだ映画館はクローズ(5月6日現在)のイギリスでオンライン公開中。
Don’t Grow Up
David Vaughan: Black on Canvas
Obon Brothers (お盆の弟) 大崎章監督挨拶
今日は一番上のをロンドン映画祭試写で観て、外に出たら、おまわりさん。何だろうと思ったら、道の横にクラッシックなパトカーが展示してあった。警察もイベントみたいなことやるんだなあ。
レインダンスに移動して、デヴィッド・ボーンのドキュメンタリーから。サディ・フロストの父親が、こういう人とは知らなかった。60年代は鳴らしたアーティストだったのが、躁うつ病になって、亡くなった時は荒れたフラット暮らしというアップダウン。
最後は邦画で締め。白黒画面も良いし、役者も良い。渋川清彦、今回のレインダンスではもう1本出てたけど、あちらは調子のいいチンピラで、こちらはダメ男。そういえば昨年のもダメ男、そういう役にいい感じにはまる。光石研、渡辺真紀子もこのところの映画祭ではお馴染みの顔だ。
レインダンス出たら、横の通りの本屋に行列、テリー・ギリアムのサイン会だった。期せずして、いろんな催しに遭遇する1日となりました。
昨日、ロンドン映画祭、プレス試写での1本後、一般上映で2本
Inside Liewyn Davis(Centrepiece Gala)
コーエン兄弟。ゆったりしたフォークが良くって、ゆったりしたカントリーが良かったオー・ブラザー!にも似てるけど、あれほど大きなことは起こらず、小さいことで転がってく話。じわっと面白い。
公式サイトhttp://www.insidellewyndavis.com/uk/splash
The Double(Official Competition) 上映 + 監督、出演者挨拶
昨日に続き、またジェシー・アイゼンバーグ主演作。売れっ子だなあ。リチャード・アヨエイド監督2作目。監督デビューのSubmarineの面々のチョイ役も可笑しい。日本の昔の歌謡曲たっぷりなのも変てこな味わい。ちょっとテリー・ギリアム風味。
My fathers, My Mother and Me(Documentary Competition) 上映 + 監督Q&A
開幕前の試写で見た(間違えた子育てをされた息子が撮る)けど、あまりに衝撃的でパーソナルなドキュメンタリーだったので、ポール=ジュリアン・ロベルト監督目当てに再度見た。受け答えが、まだ生傷のかんじだった。
土日にテレビでジョージ・ハリスン/リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド鑑賞。
土曜に2時間放映して、続きは明日って、どんだけ長いんだと思ったら、計3時間半もあった。マーティン・スコセッシ監督が、ハリスン夫人の許しを得て作ったドキュメンタリー。日本は19日劇場公開、行かれる方は、長いの心してくださいませ。
ビートルズといえば、レノンとマッカートニーと思ってたけど、これ見たらハリスン・ファンになってしまった。派手さはないけど、落ち着いてて、仲間おもいで、いい人。亡くなる間際までユーモアもあって、人間ができてたんだなあ。交友関係も幅広く、いろいろ経緯があったエリック・クラプトンはもちろん、テリー・ギリアム監督なんかも出てた。
BBC放映だったけど、両日とも後にビートルズ関連番組続けて、日曜は映画中で使われたのと同じ映像(もともとBBCの古い映像かも?)使ったドキュメンタリーを流してた。良く出来たテレビ・ドキュメンタリーだけど、スコセッシ監督作品の後では、すっかり引き立て役。コメントから映像に移るタイミングや音のかぶさり方とか絶妙で、2つ並べるとキレの良さが全然違う。
シェーン・メドウズ監督が、アークティック・モンキーズにライブ・ドキュメンタリー依頼された時、スコセッシ監督のザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライトみたいに凄いのは作れないと断ったというのも、納得。シャイン・ア・ライトは、もちろん良く出来たドキュメンタリーだけど、あの時はメドウズ監督ご謙遜?と思った。今回、ようやく、ちょっとわかった。人が撮った昔の映像をつないだものでさえ、こんなに差が出るんだから、自分で撮ってる分が多いシャイン・ア・ライトを、映画制作者が見たら、とんでもない上手さなんだろうな。
けどメドウズ監督、ドキュメンタリー断ったにしろ、その縁でル・ドンク・アンド・スコゼイジー(ここに書いてます)が出来たんだから、それはそれでよかったのかも。
Rebels Without a Clue/レベルズ・ウィズアウト・ア・クルー(原題)
レインダンス映画祭試写
Rebel Without a Cause=理由なき反抗 をもじっていたのに今気がついた。そうだったのか。
こちらもティーンエージャーたちのお話。あの名作には遠く及ばないが、それでも音楽と映像がグッドで、そこそこ楽しめた。青姦する男女を盗み見ていた男の子2人が事件に巻き込まれる冒頭部分はハラハラさせて引きつけるし、危ない人の車に乗ってしまうヒッチハイカーも可笑しい。
イビザ国際映画祭で、いくつか受賞している。テリー・ギリアムとかジョン・ハートもパトロンになっているが、今年が4回目の新しい映画祭で、まだそれほど知名度はないみたい。ちなみに、イビザはスペインの島で、イギリスの若者がバカ騒ぎするリゾート地として有名。
公式サイトRebels Without a Clue – Independent film – Biffa Productions