Posts Tagged 'ティルダ・スウィントン'

The Eternal Daughter

第66回ロンドン映画祭  プレス試写

10月5日

ティルダ・スウィントンを堪能できる映画。母と娘の二役で登場する。

母娘の旅行、訪れたホテルは、かつて母が暮らした家だ。大きな庭のある屋敷だが、母の悲しい思い出の地でもある。

老いた母と、気づかう娘の間に緊迫したものが漂う。ホテルでは、誰もいないはずの部屋から物音がしたり、ほかに客はいなそうなのに希望の部屋がとれないなど、不可解なことが起こる。

ゴーストストーリー風のサイコロジカルミステリー。とはいえ、怖さや、謎ときの面白さを追求した映画ではなく、悲しい思い出の方がメイン。

公式サイトhttps://a24films.com/films/the-eternal-daughter

ティルダ・スウィントンがはまるアート映画みたいなSF

第65回ロンドン映画祭  プレス試写

10月15日

Memoria

”音”が聞こえる女性をティルダ・スウィントンが演じる。

バン!という音に眠りを妨げられる女性、音は何なのか?

どこに行っても、音はついて回る。女性に問題があるのか、それとも?

スウィントンと、舞台となるボゴタの相乗効果で、不思議、アーティスティック。最後までどこに行きつくのかわからない。

公式サイトhttps://memoriathefilm.com/

日本公開http://www.finefilms.co.jp/memoria/

地球に落ちて来た女 Friendship’s Death

第64回ロンドン映画祭  プレス試写

10月17日(土)

Friendship’s Death

1987年制作映画のリストア版。地球に落ちて来た男ならぬ“地球に落ちて来た女”をティルダ・スウィントンが演じる。と言っても、ボウイとスウィントンの人間離れした綺麗さという共通点はあれど、ストーリーは全然違う。

宇宙人が友好目的で地球に送り込んだアンドロイドがフレンドシップ(スウィントン)。手違いで紛争中のパレスチナに到着、そこでイギリスからの戦争特派員(ビル・パターソン)と知り合う。真っ直ぐにものを見るフレンドシップとの会話は、シュールながら時に核心をつく。

監督、脚本のピーター・ウォーレンは、本もたくさん書いている映画理論の教授なのだそう。

公式サイトhttps://shop.bfi.org.uk/pre-order-friendship-s-death-dual-format-edition.html

ティルダ・スウィントン一人芝居 The Human Voice

第64回ロンドン映画祭  プレス試写

10月15日(木)

The Human Voice

ペドロ・アルモドバル監督が同名の舞台劇をアレンジした、ほぼティルダ・スウィントンのみ30分の短編。

一人芝居の緊迫感に加え、徐々に精神状態が怪しくなってくる”待つ女“のストーリーが余計に目を離せなくさせる。結果、じーっとティルダを見つめ続ける30分、凄い女優だなあ。

公式サイトhttp://www.pathe.co.uk/at-home/the-human-voice/

犬ヶ島~リバーズ・エッジ

15日 第68回ベルリン国際映画祭開幕

 

審査員記者会見 (トム・ティクヴァ、セシル・ドゥ・フランス、チェマ・プラド、アデル・ロマンスキー、ステファニー・ザカレク、坂本龍一)

質問も飛んで、ティクヴァ審査員長の次くらいに発言の機会が多かった坂本龍一、さすがの知名度と思う。

 

犬ヶ島 開幕映画プレス試写・記者会見(ウェス・アンダーソン監督ほか多数)

笑えるツボがいっぱい、特に日本語がわかる日本人には。得した気分で楽しめました。

会見はキャスト、スタッフあんまり多くて、ティルダ・スウィントンが記者席側に座ってるという豪華さ。

http://www.foxmovies-jp.com/inugashima/

 

リバーズ・エッジ Q&A付き上映(行定勲監督、二階堂ふみ、吉沢亮)

パノラマ部門オープニング作。共感できないようなキャラクターでさえ、生々しい感情は迫ってくる力作。Q&Aでの発言にもいちいち納得。

http://movie-riversedge.jp/

第31回ロンドンLGBT映画祭

3月16日から26日まで開催、観られたのをざざっと。

 

After Louie

時代は移り、人は歳をとる、というのをゲイの活動家を主人公に。

http://www.afterlouie.com

 

The Handmaiden

オールド・ボーイの監督が荊の城ではじけた。

http://www.handmaidenmovie.com

 

Southwest of Salem

冤罪ドキュメンタリー。魔女狩りならぬレズビアン狩り。

http://www.southwestofsalem.com

 

The Center of My World

悩める可愛いいティーンがトワイライトっぽいゲイもの。

http://mitte-der-welt-film.de

 

Signature Move

モスリムのレズビアン女性×レスリングのコメディー。

https://signaturemovemovie.com

 

Handsome Devil

タイトルから予想したのと違って軽めの学園ものだった。SHERLOCKのモリアーティー役でブレイクしたアンドリュー・スコットの教師役は良い。

 https://twitter.com/handsomefilm

 

Orlando

サリー・ポッター監督による1992年の映画を25周年記念上映。こういう性別不明/人間じゃないような役やらせたらデヴィッド・ボウイかこの方、ティルダ・スウィントン。でも、顔小っちゃくて首と手足が長い宇宙人的肢体の中、意外とお尻が大きいのをヌードシーンで再確認。Young Adam(邦題猟人日記)の疲れたおばさん役みたいなのができるのもそこか。

 

Don’t Call Me Son

実は母親と血がつながっていなかった息子に、もう一ひねりあるドラマ。けっこう大問題なところをすっと流して息子の生活を追ったのが成功。

https://zeitgeistfilms.com/film/dontcallmeson

 

Terry Pines

心の病を持つ母親に育てられた女の子のセクシャリティーにまつわる実話を、サラッとしたアニメにしてある。がっつり実写ドラマで観たい気もするけど、そしたら重すぎ?

https://www.torreypinesfilm.com

第66回ベルリン国際映画祭開幕

審査員会見

メリル・ストリープ, マルゴスカ・シュモウスカ, ラース・アイディンガー, ニック・ジェームズ, ブリジット・ラコンブ, クライヴ・オーウェン, アルバ・ロルヴァケル

メリル審査員長効果か超満員会見。

 

Hail, Caesar!  試写

会見:コーエン兄弟, ジョシュ・ブローリン, ジョージ・クルーニー, チャニング・テイタム, ティルダ・スウィントン, アルデン・エーレンライク

豪華コメディでまたも超満員会見。

公式サイトhttp://www.hailcaesarmovie.co.uk/

 

ライトマンのスリラー、ジャームッシュのバンパイア

昨日、ロンドン映画祭、プレス試写での3本と会見

とらわれて夏(May Fair Hotel Gala) +会見

妊娠中のケイト・ウィンスレット、お腹がパンパンだからだけじゃなく、リア充なかんじ。ジェイソン・ライトマン監督らしからぬスリラー仕立てだけど、最後はロマンチックな感動ものになってた。コメディだけじゃなく、こんなのもOKとは意外と達者な監督。映画では父性愛あふれる頼れる男だけど脱獄犯のジョシュ・ブローリンは、会見では面白いおじさん。

公式サイトhttp://www.labordaymovie.com/index_splash.php

Abuse of Weakness(Official Competition)

イザベル・ユペールは上手いんだけど、こんなに簡単にカモにされるのに説得力無いのは脚本があんまりなんでは?ユペールが恋狂いするといえばピアニストを思い出す。教え子にストーカーまがいに執着する女の心理が、あそこまで理解可能とは、あらためてミヒャエル・ハネケ監督すごいと思った。話を戻すと、どんどん騙されて、あとは、どこまでひどいことになるかというところで、途中退場して別の試写に。予定では、ほぼ見られるはずが、上映始まるのが遅れて、結末を見逃し。ちょっと気になる。家乗っ取られるとか、死ぬとか?

公式フェイスブックhttps://www.facebook.com/pages/Abuse-of-weakness-Abus-de-faiblesse/

Only Lovers Left Alive(Cult Gala)

音楽が好きな監督なんだろうなあと思って見てたら、ジム・ジャームッシュ監督だった。納得。あいかわらず人間離れしてるティルダ・スウィントンに、トム・ヒドルストンも綺麗。2人で裸で横たわってると、オブジェみたい。最初のグルグルする映像が好き。

サイコパスな若手と賢者みたいな監督

ロンドン映画祭

We Need to Talk About Kevin 試写 会見

サイコパスな子を持った母のお話。母役ティルダ・スウィントンもいつにもまして体重落としてて怖いくらいだけど、子のエズラ・ミラーがやっぱり怖い。Afterschool でもサイコパスになりそうな中学生くらいの男の子役だった。あの子が育ってこうなったのねーなんて混同しそうにイメージ近い役。このままサイコパス役者として進むんだろうか。会見でしゃべってるとこは普通の若者だったので安心。

* 少年は残酷な弓を射るとして日本では6月公開となるようです。(11月25日追記)

クレイジー・ホース 一般上映 監督Q&A

フランスのヌードショーの店のドキュメンタリー。世界一のヌードショーというのも、誇大広告じゃないかも。鏡や照明でヌードが万華鏡みたいに見えたりする。ぷりぷりするお尻の踊りでクレヨンしんちゃん思い出しちゃった。そういえばあの漫画家さん、亡くなったんだったなあ…

登場したフレデリック・ワイズマン監督、ホビットの賢人みたいだった。いえ、ワイズマンにかけてるわけじゃなく…そのままロード・オブ・ザ・リングに出演してほしいルックス。

日本でも東京国際映画祭上映に、一般公開も決まったもよう。湿った感じがないから意外にHじゃない、すごく綺麗なヌードの数々も見られます。

きつそうな映画祭

BBCのテレビ番組「カルチャー・ショー」では、オスカー前にマーク・カーモードが勝手に選ぶ映画賞をやってる。自分をかたどったトロフィーあげたり、シャレみたいなものだけど、オスカーで見落とされてた見落としてはいけない人にスポットをあてるのが好ましい。一昨年、主演男優賞がハンガーのマイケル・ファスベンダーだったのを見て、気に入った。今年も アンドリュー・ガーフィールドとか、なかなかいいとこにあげてた。

こないだのBBCテレビ「レビュー・ショー」も、トゥルー・グリッド主演女優のはずのヘイリー・スタインフェルドが助演にノミネートなのは14歳だから?とか、うっかり見過ごしてたあたりに言及。キック・アスや昨年のベルリン映画祭で観客賞を獲得したWASTE LANDにふれてたのも、うれしい。

数人で話し合う形式だった中にいたハンナ・マギルの紹介が映画評論家になってて、あれっと思う。エジンバラ映画祭のディレクターで、例年、映画祭期間中、お見かけしてた。前にレビュー・ショーで見た時には、映画祭ディレクターと紹介されてたはず。調べたら、ディレクターの座を降りることが発表済みだった。ディレクター時代は長い髪をたらしたり、結い上げたりしてゴージャスにしてたけど、ベリーショートで切れる評論家ふうになってた。おしゃれだし、しゃべりも上手でテレビにも向く。

それにしても、映画祭運営、大変そう。マギルも、最初からきゃしゃな印象だったのが、昨年の映画祭時は、もっと細くなってた。イギリスのほかの映画祭同様、国からのフィルム・カウンシルへの予算が切られた影響も出てるようだ。表看板みたいな存在だったショーン・コネリーも、もう80歳で、これまでほど登場しなくなるようだし、エジンバラ映画祭もきびしそう。コネリー同様パトロンとして名を連ねてるティルダ・スウィントンが、がんばる?


映画ニュース/インタビュー

シネマトゥデイに書いている映画ニュース/インタビューはYahoo Japanなどに配信されています。

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