Posts Tagged 'チャンネル4'



女性に酸かける男がたくさんいる国

イギリスに、元彼から顔に硫酸かけられたケイティ・パイパーというモデルがいる。ケイティを追ったチャンネル4のドキュメンタリーはショッキングだった。

公式サイトhttp://www.channel4.com/programmes/katie-my-beautiful-face

その顔の再建手術で腕を発揮したお医者さんモハメド・ジャワドの、故郷パキスタンの酷い実情が見られたのが今回のSaving Face:True Stories。2012年のオスカー(短編ドキュメンタリー賞)獲得したSaving Faceの長いUKバージョン。チャンネル4で放映。

ジャワドは、ケイティの手術が上手くいって、今度は故国で人助けを考える。と言うのも、パキスタンには、そんな女性が山ほどいるから。ジャワドを案内する人が、1つの地区を紹介するのに「このあたりでは20件くらいあって…」という桁違いの頻度。

求婚を断った相手の男性からという女性、いっしょにいようと言われて拒んだ男の先生からという当時13歳だった女の子、セクハラ、パワハラみたいなのが普通に行われているらしいことと、拒むとそんな酷い目にあうということの両方に驚く。夫からというケースも多く、その夫たちが悪いことをしたという気もないようで、インタビューにいけしゃあしゃあと答えるのにも、むかっ腹が立った。

でも、そこまで女性蔑視的な国なのに、ちゃんと女性議員がいるのはえらい。映画の終わりのほうでは、女性議員が問題にして、ちゃんと裁かれる方向に行くようなので良かったけど、裏を返せば、これまでうやむやにされてたのだろうから、つくづく腹が立つ。

Saving Face公式サイトhttp://savingfacefilm.com

Saving Face:True Stories公式サイトhttp://www.channel4.com/info/press/programme-information/saving-face-true-stories

見逃し2本

昨夜は、Submarineをテレビ鑑賞。一昨年のロンドン映画祭で見逃し、昨年のベルリン映画祭の方で見ようとしたら、人気でチケット入手できず…やっと見られた。フィルム4が制作にかかわってるということで、チャンネル4での放映。やっぱり面白かったです。

笑えるけど、しっかり青春もしてる映画。アークティック・モンキーズのアレックス・ターナーの楽曲Submarineもあってる。パディ・コンシダインも面白い役どころだし、ハーモニー・コリンがエンディング・ロールにスペシャル・サンクスとして名前が出てたし、いいとこおさえてるなリチャード・アヨエイド監督。アヨエイドは、イギリスのテレビで活躍してたコメディ俳優で、ベン・スティラーと競演のコメディ映画がそろそろ公開…ハリウッド入りしちゃったのね。

もう1本は、先週のBBC放映を見逃しのAdam & Paul。最近はウェブからでも見られるのが有難い。BBCウェブから消える最後の日に見たら、Youtubeでもあがってた。便利な時代になったものだなあ。テープにタイマー録画してたのが遠い昔のよう。

ヤクチュウのとことんダメな二人組みが、とことんダメなままなのが可笑しくも悲しい。けっこう評価が高いアイルランド映画なので、お時間のある際に是非。

YoutubeAdam and Paul full movie (with English or Hungarian subtitles) – YouTube

スリランカ キリング・フィールズ

昨夜、チャンネル4でSri Lanka’s Killing Fields: War Crimes Unpunishedを見た。昨年の6月に放映され、国会でも取り上げられたドキュメンタリーSri Lanka’s Killing Fieldsの続編。昨年の放送後、まだ戦犯が裁かれていないということでの再アピールのようだ。キャスターは、やはりジョン・スノー。

生々しい戦争犯罪の映像。ひどいことをされたとわかる女性や子どもの遺体、頭を撃ち抜かれる男性…。

見逃していた元も見なくてはと思うけど、昨日の映像だけでショック。少し時間を置いてから、見るかも。

公式サイトSri Lanka’s Killing Fields – Channel 4

レインダンス映画祭試写2日目

Another Earth

SF仕立てで見せるセカンドチャンスの映画。罪を犯した人と、最愛の人を亡くした人の両方へのチャンス。ロマンス部分がいい。ぽっかり空に浮かぶ、もう1つの地球というビジュアルもきれい。

公式サイトFox Searchlight – Another Earth – Official Site

 

Black Pond

風変わりなコメディ。チャンネル4で音楽番組のプレゼンターをやってた頃から、独特の可笑しさがあったサイモン・アムステルが、とんでもないカウンセラー役で登場。最近は役者づいてるようだ。主役は夫婦と娘2人の一家で、結果的に、かなり変なことをしてしまうのに、そこに至るまでの経緯はもっともなのがラブリー。低予算映画賞ノミネート作品。いけるかも。

公式サイトBlack Pond

危なく面白いFour Lions

Four Lions鑑賞。

イギリスでは昨年公開され、監督、脚本のクリス・モリスがBAFTAで新人賞も獲得した作品。昨年のベストコメディにあげてた雑誌かなんかもあったはず。

期待通りの面白さ。脱力のテロリストたちに爆笑。テロを画策する、イギリスに住むイスラム系青年たちの物語というのが、2005年のロンドン地下鉄・バス爆破テロを思わせるせいもあって、スポンサー探しに難航したそうだけど、フィルム4製作となって、チャンネル4で放映。

クリス・モリスはテレビでも、けっこう危ない番組を成功させてる人。お笑いって、危ないネタほど面白かったりする。うまく扱わないと、台無しってこともあるけど。

モリスは、9.11の10周年になる次の日曜放映をねらったとか書いてた新聞もあるけど、さすがのチャンネル4もそれはせず1週前の放映。やっぱり、9.11を大笑いで過ごしちゃ、まずいよね。妥当と思います。

公式サイトFOUR LIONS – ON DVD AND BLU-RAY AUGUST 30

隠しテーマはフェイク?

昨日は、テレビ深夜映画でドキュメンタリー2つ。

Exit Through The Gift Shop

去年ベルリンで見逃した、アーティストのバンクシーが監督した話題作。

バンクシーを撮ったフィルムメーカーをバンクシーが逆にまとめた映画かと思ったら、フィルムメーカーがあやしい。何でもフィルムに納めなくては気がすまない、ちょっと変人が、いとこのグラフィティーアーティストを撮ったことから、その世界に魅せられ、バンクシーにまでたどり着き…

というあたりまでは、素直にそのままドキュメンタリーと思わせるけど、その変な人が、自分でもアーティストになって、すごい金額で作品が売れる顛末が、最初のショーで足は折るわ、会場作りそっちのけでインタビュー受けちゃって大変になるわ、面白すぎ。

お披露目されてすぐから、このフィルムメーカーはバンクシーが作った人物?との疑惑が出てた。仕組んだとしても、ほんとに変なフィルムメーカー/アーティストを取り込んだドキュメンタリーだとしても、バンクシーって、ほんとクレバー。

Starsuckers

こちらは一昨年のロンドン映画祭で、クリス・アトキンス監督にもワクワクしながらインタビューできた小品ながら面白いドキュメンタリー。セレブをめぐる文化を、スター志望の子どもたちからタブロイド紙の裏まで、そうだったのか!というお話を含め見せてくれる。

最初見たとき、一番ショックだったのが、LIVE8の裏側。マードック・グループほか大手ががっぷり組んで、感動イベントとしての盛り上げが大成功だったということらしい。善意だけで参加した人もいたかもしれないけど、乗せられちゃってた部分もありそう。そういや、募金がどう使われたかなんて、追ってもなかった。当時、関連記事書く機会がなかったのが不幸中の幸い、大感動記事にでもしたてちゃったら赤っ恥だったと試写時、胸をなでおろしたもの。

今見直すと、ルパート・マードックはじめ渦中のみなさまが総登場してるのも、なかなか感慨深い。映画中でも盗聴については触れてたけど、2年後にこんな大騒動になるとは思わなかったなあ。

チャンネル4で、間に別の番組を挟みつつ、並べて放映。隠しテーマはフェイク?こういうの続けざまに見ちゃうと、良いことにしろ悪いことにしろ何かを仕組んで成功させるのはやっぱり頭の良さと思えてくる。

今回のイングランド暴動も、きっかけとなった警官の発砲というのが、警官にも非がありそうなことだっただけに、うまく持っていったら、世間を巻き込んでの警察糾弾くらいにはなったのに。単なる器物破損と集団強盗になっちゃったからな。

前回書いた中高生どころか、小学生も混じってたらしいから、そんな年端もいかない子どもらに頭のいい動きを求めるのは無理ってものかもしれないけど。

公式サイト

Exit Through The Gift Shop

Starsuckers

悪徳な人々

昨日はテレビの深夜映画でGomorrah/ゴモラ鑑賞。

マフィアをドラマチックに描いて見せたのがゴッドファーザーなら、こちらはドキュメンタリーかと思うようなリアリティで見せる。どこであんな生々しい顔の役者さんを集めたんだろう。これが初演技となる役者さんも多いようだから、素人さん含め、それらしい顔の人を募ったんだろうか。いずれにせよ配役大正解。

話も事実に基づいているようだ。びっくりするような話が続々出てくる。マフィアって、あんなことからこんなことまで牛耳ってるわけね。BBCだったけど、映画中にも登場するマフィアの地カモッラのドキュメンタリーも映画前に放映。そのドキュメンタリーに負けないくらいのリアリティを感じさせる映画。カンヌグランプリも納得。

公式サイトGomorra | Official Web Site

 

今日は、ルパート・マードックのドキュメンタリーがあった。こちらはチャンネル4。内容よりレポーター役(ディレクターも兼ねてるのかも?)が気になった。エイミー・ワインハウスのドキュメンタリーもやってた人。ワインハウスは、前にやったのを、ナレーションつけかえて、ちょこっと新しい映像も足して昨日、追悼として流してた。この人、後で調べてみようっと。

 

もう1つ、今日はハリポタの特番もあった。こちらはハリポタ映画シリーズも週ごと放映中のITV。ハリポタのシーンからベスト50を選ぶ(投票させた?)やつ。1位が、初めてホグワーツを訪れるシーンって、まあ、そんなとこかな。これ、コマーシャルにハリー・ポッター死の秘宝Part2と、週末に自局でやるハリポタ映画まで入る。テレビ局と映画会社とで大プッシュの一挙両得番組。


映画ニュース/インタビュー

シネマトゥデイに書いている映画ニュース/インタビューはYahoo Japanなどに配信されています。

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