Posts Tagged 'チャンネル4'

ウィル・シャープ新作コメディ

日系英人ウィル・シャープ監督新作コメディFlowersがチャンネル4で昨日から始まった。シャープ監督も登壇したBlack Pond(レインダンス映画祭でのワールドプレミア)を観たのはもう4年前になるのか…Black Pondで BAFTAノミネートされたシャープ監督は一躍期待の新人になった。

珍発明家の息子にサイコな娘、ウツなお父さんにボケかかったおばあちゃんのフラワー家を回していくお母さんをオリヴィア・コールマンが演じる。コールマン、こないだのThe Night Manegerにも出てた。ほんと売れてる。

俳優でもあるシャープ監督は、娘には奴隷、お母さんからはジャパニーズエンジェルとも言われたりする変な日本人役。下宿人なのだろうか、自然に家族に混じって居る。Black Pond同様ちょっとダークな風味もあるコメディで好み。

公式サイトhttp://www.channel4.com/programmes/flowers/episode-guide

広告

THIS IS ENGLAND ’90

昨日からTHIS IS ENGLAND ’90がチャンネル4で始まった。言わずと知れたシェーン・メドウズ監督THIS IS ENGLANDの続々々編。本編同様、共有した時代を描くことで、がっちりつかむ。ポール・ガスコインがアル中ではなくバリバリの現役で、ハッピー・マンデーズも元気で、ストーン・ローゼズが熱く、サッチャーがN010を去った’90。ああっ

って、そこまで共有もしてなかったのに、それを懐かしむ気持ちの流れに入っていけちゃうのがメドウズ監督の技か。

シチズンフォーほか見逃しキャッチアップ

昨晩、チャンネル4でCitizenfourを見た。昨年のロンドン映画祭で見逃し、アカデミー賞受賞で残念に思っていたのが、もうテレビ放映とは有難い。

スパイものみたいな緊迫感で、しかも本物。告発者エドワード・スノーデンはもちろん、最初にスクープしたガーディアン紙のグレン・グリーンウォルドも、厳しい状況になっていく経過が怖い。スノーデンはロシア亡命だし、グリーンウォルドなんて、同性パートナーがテロの疑いをかけられ空港で拘束、当時も大騒ぎだったなあ。国を相手取ると、そんな目にまであうとは。

公式サイトhttps://citizenfourfilm.com/

 

ついでに、この年末、飛行機でキャッチアップの見逃し分も。

This Is Where I Leave You

父親が亡くなって、実家に戻ってきた、いい年になってる兄弟姉妹たちの恋愛のドタバタ劇を見せるラブコメ。ジェーン・フォンダ演じる豊胸手術で巨乳になってる母親が、最後に意外なオチで笑わせる。奔放な弟くん役のアダム・ドライバー、最近よく見る。売れてるなあ。

公式サイトhttp://thisiswhereileaveyou.com/

 

 

 

ヒッチコックのホロコースト映画

昨晩、チャンネル4でHolocaust:Night Will Fallを観た。

戦時中、イギリスの情報省にいたシドニー・バーンスタインは、ユダヤ人収容所の記録映像をドキュメンタリー映画として仕上げることになる。アルフレッド・ヒッチコックも加わって作られた、そのホロコースト・ドキュメンタリーは、結局、公開されることもなくお蔵入り。ユダヤ人収容所の記録映像は、ビリー・ワイルダー監督によってDeath Millsとして短編にまとめられる。

インペリアル・ウォー・ミュージアムでリストアされたバーンスタイン/ヒッチコック版を、上記経過も含め、アンドレ・シンガー監督がまとめたドキュメンタリー。白黒反転した映像での死屍累々巨大オーブンなど、凄まじい。お蔵入りになった政治状況もわかる。バーンスタイン/ヒッチコック版の締めの映像が、そのまま終わりに使われていて、そこだけでも号泣しそうになるパワフルな映画。

公式サイトhttp://www.channel4.com/programmes/holocaust-night-will-fall

The Psychopath Test

The Psychopath Testを読んだ。笑える、興味深いという両方の意味で面白い。さすがジョン・ロンソン。

これを読む前にチャンネル4でPsychopath Nightというのも見て、何だかサイコパスづいてる。番組のほうは、サイコパス映画ベストテンなんて遊びの部分あり、連続殺人犯インタビューみたいな鳥肌もの部分あり、硬軟取り混ぜて楽しめた。

ベストテンは、10位のサイコから1位のダークナイトまで、誰がどういう基準で選んだのかイマイチわからないけど。専門家が「サイコパスじゃなくて二重人格」と言ってる、てか、素人でも見ればわかるサイコはタイトルから?ジョーカーのサイコパスぶりもわかりやす過ぎない?まあ、にぎやかしだろうから、いいか。

サイトに写真が出てる連続殺人犯は、女性を殺して目玉をくりぬいてた人で、義母に剥製作りを手伝わされ動物の目玉をくりぬいてたという少年期とか、下手なホラー映画より怖い。

サイトには、サイコパス度ゲームもあって、意外な人がサイコパス度高かったり、低かったり。ヒットラーとチャーチルどっちが高い?フレディ・マーキュリーとオスカー・ワイルドでは?なんて、これもお遊びみたいなものでしょうけど。

番組に登場した先生方の中でも意見が分かれて、サイコパスは治るという人、治らないという人、社会に有用という人、いろいろ。

公式サイトhttp://www.channel4.com/programmes/psychopath-night

さて、本のほう。ジョン・ロンソンはスターたちが真剣に笑わせてくれるヤギと男と男と壁との原作者。ロンドンでの映画会見にも来ていて、念力で壁を通り抜ける実験に励んだ部隊のことを話しながらクツクツ笑ってしまってた。念力って、映画とかならSFになるけど、実際の軍隊がやるとコメディになっちゃうのね。

そのロンソンが書くサイコパスということで大期待。裏切られなかった。謎の手作り本が送られてきた女性から相談を受けてから送り主発見までスリリングであっという間に読ませる出だし、そこから、あれよあれよという間に犯罪者から実業家までのサイコパスの世界に導かれる。ロンソンの良いのは、サイコパステストの権威からチェック項目を習った後に、自分がサイコパス狩りみたいになってしまうことを懸念するところ。チェック項目という武器を身につけ、それを振り回すだけで終わらない。ちゃんと、その武器の使われ方の危険性まで考えてるとこが安心して読んでいける。日本語訳もサイコパスを探せ! : 「狂気」をめぐる冒険というのが出てます。

孤独と喪失とお金

昨夜、チャンネル4のThe Murder Workersというドキュメンタリーを見た。チャリティー・ワーカーを通して殺人事件の被害者家族に迫る。

お父さんにお母さんを殺された子どものことをワーカーが言った、自分1人しかわからないことを心の中に持っているのは孤独だ、というのがしみた。孤独だから誰ともわかちあえないんじゃなくて、誰ともわかちあえないから孤独になっちゃう…うーむ真理かも。

殺された息子への国からの賠償金の説明を聞くうちに、息子の命の値段を言われているようだと嗚咽しはじめた母親が言った、お金の話が汚く感じるというのも、悲しみが汚されるような気がするんだろうなあ。喪失感の真っ只中にいる人にお金の話は酷だけど、殺された娘の葬式代に困る母とか、ドイツで殺された息子の裁判に足しげく英独往復しなきゃいけない母とか、お金のこと避けて通れなかったりもする。

ワーカーの人たち、良い仕事するんだ、これが。お金のこといろいろ手際よく進めたり、心理面でも親身かつプロフェッショナルなサポート。最初はワーカーを拒絶するようだった冒頭の子も、少しずつ心のうちを話せるようになって、行けなくなってた学校にも通いだした。

先週、三宅響子監督にSurviving the Tsunami-My Atomic Aunt(邦題は波のむこう~浪江町の邦子おばさん ~)についてインタビューしたばかりで、被災者への賠償金のことを思い出した。悲しみも癒えないうちに、自分でお金を勝ち取るガッツなんか出ないよね。物心両面サポートする人は足りてるのかなあ。

公式サイトhttp://www.channel4.com/programmes/the-murder-workers

女性に酸かける男がたくさんいる国

イギリスに、元彼から顔に硫酸かけられたケイティ・パイパーというモデルがいる。ケイティを追ったチャンネル4のドキュメンタリーはショッキングだった。

公式サイトhttp://www.channel4.com/programmes/katie-my-beautiful-face

その顔の再建手術で腕を発揮したお医者さんモハメド・ジャワドの、故郷パキスタンの酷い実情が見られたのが今回のSaving Face:True Stories。2012年のオスカー(短編ドキュメンタリー賞)獲得したSaving Faceの長いUKバージョン。チャンネル4で放映。

ジャワドは、ケイティの手術が上手くいって、今度は故国で人助けを考える。と言うのも、パキスタンには、そんな女性が山ほどいるから。ジャワドを案内する人が、1つの地区を紹介するのに「このあたりでは20件くらいあって…」という桁違いの頻度。

求婚を断った相手の男性からという女性、いっしょにいようと言われて拒んだ男の先生からという当時13歳だった女の子、セクハラ、パワハラみたいなのが普通に行われているらしいことと、拒むとそんな酷い目にあうということの両方に驚く。夫からというケースも多く、その夫たちが悪いことをしたという気もないようで、インタビューにいけしゃあしゃあと答えるのにも、むかっ腹が立った。

でも、そこまで女性蔑視的な国なのに、ちゃんと女性議員がいるのはえらい。映画の終わりのほうでは、女性議員が問題にして、ちゃんと裁かれる方向に行くようなので良かったけど、裏を返せば、これまでうやむやにされてたのだろうから、つくづく腹が立つ。

Saving Face公式サイトhttp://savingfacefilm.com

Saving Face:True Stories公式サイトhttp://www.channel4.com/info/press/programme-information/saving-face-true-stories


映画ニュース/インタビュー

シネマトゥデイに書いている映画ニュース/インタビューはYahoo Japanなどに配信されています。

カテゴリー

2019年4月
« 3月    
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

アーカイブ

広告