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コリン・ファース受賞で久々登場のこの人

 

ゴールデン・グローブ賞、決まりましたね。

下馬評通り、ソーシャル・ネットワークがぶっちぎり。

これまでここで書いてきたように(ティンバーレイクが意外にいいソーシャル・ネットワークオスカー狙えそうなザ・キングズ・スピーチと、三池らしいエグイとこもありの十三人の刺客英国王のスピーチ派の私だが、中でも一押しのコリン・ファース(ロンドン映画祭からのお勧め作品)の主演男優賞、ソーシャル・ネットワークの方では評価したいデヴィッド・フィンチャー(オスカー分け合うってことで、どうでしょう?)の監督賞には満足。

今、日本で公開中のソーシャル・ネットワークレビューは、わたしを離さないでスパイダーマンと注目を集めること必至のイギリスの注目株アンドリュー・ガーフィールドのロンドン映画祭での写真とともにロンドン発 俳優・映画情報に掲載中ですので、そちらもよろしく。

ところで、ギャレス・ゲイツがファース受賞に対してコメントしてたニュース番組があった。しばらく見ないと思ったら、今はスピーチ・セラピストもしているそう。ギャレスと言えば、デビューのきっかけとなった歌手発掘番組ポップ・アイドルでのオーディションで、自己紹介時に審査員から「自分のペースで大丈夫だよ」みたいなことを言われてた自他共に認める吃音の人だった。それが、デビュー頃には、すっかり克服してたものな。

ジョーダン(現ケイティ・プライス)とのスキャンダル以降、表舞台からはほぼ消えちゃった形だけど、浮き沈みの激しいアイドルとしてやってるより、そういう道に進んだのは、かえってよかったんじゃなんて思ってしまった。英国王のスピーチのセラピストも本業は俳優だったようだし、芸能の人が向いてる分野なのかしら。

オスカー分け合うってことで、どうでしょう?

昨日書いたことに補足。

ソーシャル・ネットワークは映画としては地味だ。キングズ・スピーチの方が華がある。そのあたりがオスカー好みと思うけど、ソーシャル・ネットワークの上手さも捨てがたいとこなので、デヴィッド・フィンチャーに監督賞でどう?あれだけいい映画をたくさん作ってるのに、まだオスカー獲得してないし。同作品から作品賞と監督賞が出ることが多いけど、そうじゃないこともたまにはあったから、今回も監督賞だけデヴィッド・フィンチャー。

キングズ・スピーチのトム・フーパー監督は、まだ若いし、これからの人だから。おっと、そのへんで、作品賞もソーシャル・ネットワークってこともあるかな?いや、サム・メンデスも30代での長編監督デビューのアメリカン・ビューティーで作品賞とってるから大丈夫か。

フーパー監督、映画はくたばれ!ユナイテッド-サッカー万歳!に続いての2作目だけど、テレビでも、いいのを作ってる。日本でもエリザベス1世~愛と陰謀の王宮~とかは見られるようだ。両方とも、邦題がおおげさな気がするけど、いい作品だ。その前にはイーストエンダーズみたいなソープドラマも何篇か作ってる。

そうえいば、昨夜、ながらテレビでチラチラと見てた理想の恋人.comの、夜中にコンドーム探して街中を車で爆走するカップル、イーストエンダーズでも全く同じエピソード(フーパー監督の回ではありません)があったのを思い出した。そうか、この映画が元だったんだ。

ティンバーレイクが意外にいいソーシャル・ネットワーク

ソーシャル・ネットワークを見た。

公式サイトソーシャル・ネットワーク – オフィシャルサイト

ジェシー・アイゼンバーグやアンドリュー・ガーフィールドがいい演技するのはこれまでも見てたけど、ジャスティン・ティンバーレイクのいかにもバブリーなIT長者が意外によかった。こないだの十三人の刺客の稲垣吾郎といい、アイドル出身と思ってあなどってはいけないな。

アイゼンバーグは、頭はいいけど、人間的にどうかと思うようなこともしちゃって、それを自分でも割り切れずにいるコンピューターオタクを、すごくうまく演じてた。マイケル・セラとキャラがちょっとかぶってるから、先にブレイクしたセラが有利かと思ってたけど、これでシリアス役が増えて、コメディが多くなったセラと住み分けるかも。

ガーフィールドはここでもまた、共感を集めそうな役。わたしを離さないでRed RidingBoyAと、どれも可哀想なことになっちゃう人だった。そういうのがハマルというのは得だな。そういう意味でスパイダーマンもあってると思う。

デヴィッド・フィンチャーだと、ファイト・クラブセブンの方が好きだけど、その2作 にも劣らない切れ味で実話を見せているのは、すごい。出てる俳優は若いけど、作品としては大人っぽいと言えるかもしれない。イギリスとか、みんなFacebook使ってるから、その創成期を見るのはスリリングでもあるかも。

これと、キングズ・スピーチがオスカー有力と言われてるけど、私はキングズ・スピーチ派だな。単に、ハーバードのコンピューターの天才より、吃音の国王の方が、共感できるというのもあるけど。


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