6月22日
ロンドンで開催された女性のための映画サミット「Woman With A Movie Camera Summit」で話題になった基調講演でご紹介。
映画、イギリスのあれこれ by Yukari
ロンドン映画祭、試写後、一般上映2本
Somewhere/サムウェア(原題)
公式サイトS O M E W H E R E
ソフィア・コッポラ監督の金獅子賞受賞作。わけもわからなく動かされてるような俳優の主人公とか、出世作のロスト・イン・トランスレーションと似てるとこもあるけど、終わり方は明るい。絵的に上手い構成で見せるのは、昨年の同賞受賞作レバノンもそうだった。金獅子賞はそのへんに重点を置いて選んでる?
Essential Killing/エッセンシャル・キリング(原題)
主人公の追われるタリバン役のヴィンセント・ギャロ、一言も発しなかったんじゃないかな。うめいたりはするけど。それで、ずっと引きつけるのは、たいしたものだ。あいさつにたったイエジー・スコリモフスキ監督が自信満々だったのも納得。
The Sleeping Beauty/ザ・スリーピング・ビューティー(原題)
眠れる森の美女に氷の女王が混ざって、最後はレズビアン・シーンも混ぜつつティーンエージャーの早すぎる妊娠という問題で終わる。途中、眠くなったし、ヘンテコさが必ずしも効いてないようにも思うけど、印象的ではある。あれ?と調べたら、やっぱり前にも見てたカトリーヌ・ブレイヤという監督だった。Bluebeardという作品を見て、同じ感想を持ったんだった。女性のセクシャリティを昔話をかりて表わす作風なのね。
*禁断メルヘン 眠れる森の美女という邦題で2012年日本公開のようです。(2011年12月5日追記)