Posts Tagged 'ジャファル・パナヒ'

No Bears

第66回ロンドン映画祭

10月10日

ジャファル・パナヒ監督が秘密裏に撮った映画。

秘密裏なのは、パナヒ監督が映画制作を禁じられているから。

そのようにして撮った最近の映画同様に、パナヒ監督本人が自分自身の役を演じるふうに登場し、小さい村の中でストーリーが展開していく。パナヒ監督はちょっととぼけたふうなキャラクターになっている。

村で行われる結婚式と、撮っている映画が、それぞれに問題をはらんでいく。

制約をくぐり抜けて撮っている映画だが、悲壮感を漂わせるものではない。ユーモアを交えながら、イランの状況を鋭く写し撮る。

公式サイトhttps://www.celluloid-dreams.com/no-bears

地味良作

第62回ロンドン映画祭試写

2018年10月15日

 Wild Rose

地元イギリスでの4月劇場公開後、欧米各国や台湾が続き、韓国では今日かららしい。地味だけど、なかなかの良作、日本にもいかないかなあ。

 Sunset 

サンセットとして3月から公開中。とても良かった前作ハウルの息子の手法を続けて迷宮のように構成していくのが、今回は絡み合い過ぎてわかりづらいのは、この歴史を知らないせいもあるな。歴史も勉強しないとね。

Three Faces

ある女優の不在として順次公開中。これはプレス試写じゃなく、一般上映のプレスチケットがとれて観た。監督登壇とかあるのが普通の映画祭での上映だけど、それが出来ないパナヒ監督、おいたわしや。

第65回ベルリン国際映画祭、日本人監督受賞

フランスからの出品となる瀬戸桃子監督の PLANET Σ(プラネット・シグマ)が短編部門で新設のアウディ賞受賞!

金熊賞はジャファル・パナヒ監督がタクシー運転手として隠し撮りする設定のドキュメンタリー・ドラマTaxi!パチパチパチ!

第65回ベルリン国際映画祭2日目

Taxi コンペ 試写

イランのジャファル・パナヒ監督映画。監督自身がタクシー運転手になる設定のドキュメンタリー風ドラマ。乗客たちの人生ドラマを通してイランの状況が垣間見える。

映画製作を禁じられても、こうして面白い映画を作ってしまえるのが、さすが。

 

Queen of the Desert コンペ 試写+会見

ヴェルナー・ヘルツォーク監督、出演の二コール・キッドマン、ジェームズ・フランコ、ダミアン・ルイスが会見出席。

ヘルツォーク監督にしては、ガートルード・ベルの半生をオーソドックスな大河ドラマにしてて、ちょっと拍子抜け。アラビアのロレンスのヒーローというより、ちょっと変人みたいに描かれるロバート・パティンソン演じるT.E.ロレンスは面白かった。

 

45 Years コンペ 試写+会見

Weekendのアンドリュー・ヘイ監督。熟年夫婦をシャーロット・ランプリングとトム・コートネイが演じる。ゲイの出会いを描いたウィークエンドの方が、ドキドキさせて、あきさせない分、面白かったとも言える。けど、ちょっとだれるような熟年夫婦の生活をじっくりみせる部分があればこそ、最後のシャーロット・ランプリングの表情がしみる。ランプリング、会見でもクールな発言にしびれた。声もかっこいい。

 

第63回ベルリン映画祭6日目

Closed Curtain コンペ 会見

イランでの拘束が解かれたと聞いてるけど、ジャファル・パナヒ監督は参加ならず。やっぱり海外へは出さしてもらえないんだろうな。

Side Effects コンペ 試写 会見

ルーニー・マーラは、映画中では危なそうな役だけど、実物は初々しい。若いし、新人だしね。ジュード・ロウが物慣れたおじさんに見えた。あんまりコンペ作っぽくないエンタメ系スリラー。でも、スティーヴン・ソダーバーグ監督、チェはほんとにしんどかったようだ。別の会見でも、愚痴?ってたような…

公式サイトhttp://www.sideeffectsmayvary.com

Camille Claudel 1915 コンペ 試写 会見

ロダンとか出てくるのかと思ったら、カミーユ・クローデルが精神障害者施設に入れられてからの話だった。1915年って、そういう年だったのか。主演のジュリエット・ビノシュも絵を描く人だというのを知った。芸術家タイプでカミーユともかぶるキャラのようだ。

The Best Offer  ベルリナーレ・スペシャル 会見

ニュー・シネマ・パラダイスのジュゼッペ・トルナトーレ監督と思って、期待したほどでもなかった。ジェフリー・ラッシュのベッドシーンはないほうがよかったような…。相手が若くて綺麗なだけに、ダーティ・オールド・マンに見えちゃう。まあ、サービスシーンにはなるんだろうけど。

公式サイトhttp://lamiglioreoffertailfilm.it

ベルリン開幕

ベルリン映画祭が今日開幕。

審査員会見

やはりイランで判決を受けたジャファル・パナヒ監督の話が中心に。不在で存在が際立つのは昨年のロマン・ポランスキー監督の時と同じだな。

開幕作トゥルー・グリッド試写&会見

ジェフ・ブリッジスにジョシュ・ブローリン、コーエン兄弟と渋いおじさまがた、ついでに司会も男性だった会見で、ヘイリー・スタインフェルドの可愛さが際立った。マット・デイモンがいなかったのが残念。

映画はこないだジョン・ウェイン版を見ちゃったから、どうかなと思ってたら、ストーリーもキャラクター設定もけっこう違ってて、新鮮。

映画『トゥルー・グリット』オフィシャルサイト


映画ニュース/インタビュー

シネマトゥデイに書いている映画ニュース/インタビューはYahoo Japanなどに配信されています。

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