Posts Tagged 'ジェフリー・ラッシュ'

第67回ベルリン国際映画祭3日目

2月11日

 

Felicite 試写

ストーリーと関係無い場面が多くて冗長に感じたのが、終わった時には必要だったとわかる。悲惨な話なのに明るい。アフリカンパワーがあれだったのか。

 

Final Portrait 試写 会見

シャインでのなりきりも凄かったジェフリー・ラッシュが、今度はジャコメッティに。そのラッシュがいない会見だったのが残念。

 

The Young Karl Marx 試写

もう1本I Am Not Your Negroも選出のラウル・ペック監督のだから観てみた。若き日のカール・マルクスと仲間たち。奥さんもなかなかたいした人だったのね。

 

第63回ベルリン映画祭6日目

Closed Curtain コンペ 会見

イランでの拘束が解かれたと聞いてるけど、ジャファル・パナヒ監督は参加ならず。やっぱり海外へは出さしてもらえないんだろうな。

Side Effects コンペ 試写 会見

ルーニー・マーラは、映画中では危なそうな役だけど、実物は初々しい。若いし、新人だしね。ジュード・ロウが物慣れたおじさんに見えた。あんまりコンペ作っぽくないエンタメ系スリラー。でも、スティーヴン・ソダーバーグ監督、チェはほんとにしんどかったようだ。別の会見でも、愚痴?ってたような…

公式サイトhttp://www.sideeffectsmayvary.com

Camille Claudel 1915 コンペ 試写 会見

ロダンとか出てくるのかと思ったら、カミーユ・クローデルが精神障害者施設に入れられてからの話だった。1915年って、そういう年だったのか。主演のジュリエット・ビノシュも絵を描く人だというのを知った。芸術家タイプでカミーユともかぶるキャラのようだ。

The Best Offer  ベルリナーレ・スペシャル 会見

ニュー・シネマ・パラダイスのジュゼッペ・トルナトーレ監督と思って、期待したほどでもなかった。ジェフリー・ラッシュのベッドシーンはないほうがよかったような…。相手が若くて綺麗なだけに、ダーティ・オールド・マンに見えちゃう。まあ、サービスシーンにはなるんだろうけど。

公式サイトhttp://lamiglioreoffertailfilm.it

第63回ベルリン映画祭5日目

Child’s Pose コンペ 試写

最初には、子どももいる、いい年の息子に対して、支配的で嫌味な母親と見えたのが、後半、子を持つ親の気持ちは根っこではいっしょ、子どものためを思っての行動が、そういう形にでちゃうだけなんだなあと思わせる。起こっていることは、1行でまとめられるくらいなのに、その中でしっかり心理描写する脚本も役者も上手い。

私の、息子として2014年6月21日公開(2014年5月26日追記)

Before Midnight  コンペ部門コンペ外 試写 会見

ビフォア・サンライズ 恋人までの距離ビフォア・サンセットの続き。いつまでも、このカップルの会話を聞いていたいと思わせるパワーで、ついに3作目。イーサン・ホークと、ジュリー・デルビーのどっちかが死ぬまでやってほしいくらい。これほど、会話が面白く流れるカップルは、そうそういない。

公式フェイスブックhttps://www.facebook.com/BeforeMidnightMovie

Layla Fourie コンペ 試写

交通事故から広がる話ということではChild’s Poseと同じなのに、こちらは脚本が甘い。無駄な伏線やら、効いてない落ちやら、今日までのコンペで最下位かも。なんだか、今年はコンペあんまりなような…。どうして日本から来なかったんだろう。あったら、受賞しちゃったかもよ。なーんて、まだ前半が終わったとこで、これから、いいのが続々なのを期待しよう。

The Best Offer ベルリナーレ・スペシャル 試写

ニュー・シネマ・パラダイスのジュゼッペ・トルナトーレ監督に、ジェフリー・ラッシュ主演というので期待したけど、そこまでは良くなかった。さすがに、面白く見せるけど。

公式サイトhttp://lamiglioreoffertailfilm.it

ロンドン映画祭からのお勧め作品

昨日で終わったロンドン映画祭、全部で50くらいは見たかなーの新作映画の中から、これはよかった!というものをご紹介していきたい。

一番のお気に入り Neds/ネッズ(原題)

もともとシェーン・メドウズやアンドレア・アーノルドが好きなので、その系統、しかもきわめてよく出来てるこれが個人的には最高賞。ワーキングクラスのタフな少年期が説得力を持って描かれているものにはグッとくる。

監督の自伝的な映画に出来の悪いものはあまりない。独りよがりになってない場合に限ってだけど。個人的なことをちゃんと作品に昇華させるのは、年季入ってるとか、ちゃんとその方面のお勉強してるとか、意外に地道なことのような気もする。そりゃ才能は必要だろうけど。自身の父親のアル中ぶりを演じているほか、監督/脚本も務めたピーター・マランも長い俳優歴、監督歴あっての本作と思う。

オスカー候補 The King’s Speech/ザ・キングズ・スピーチ(原題)

ジェフリー・ラッシュ助演男優賞も有力だし、いろんな部門でノミネートされそうだが、コリン・ファースの主演男優賞を一押し。

一昔前に流行った三高という言葉が浮かぶコリン・ファース。女性が男性に求めるものとしてあげた、高身長、高収入、高学歴という、あれね。

ちょっと見上げるくらいの長身、正確な年収は知らないけど高収入であることは間違いない。大学で教える両親の元に生まれ、本人も世界的に知られたイギリスの芸術大学のドラマコースで学んでいる。三高とは関係ないけど、ついでに奥様も才色兼備。今回のイギリス国王役もピッタリの威風堂々。

それなのにエリートにありがちな冷たい感じがしない、というのがポイント。だいの大人、しかも国王が子どもみたいに泣くようなシーンにも、ちゃんとはまる。これだけ良さが出せる役、売れっ子と言えども、そうは来ないだろうから是非オスカーをあげて欲しい。

ほかにも、いいのがいろいろあったので続きは明日。

オスカー狙えそうなザ・キングズ・スピーチと、三池らしいエグイとこもありの十三人の刺客

ロンドン映画祭、一般上映で2本見る。

The King’s Speech/ザ・キングズ・スピーチ(原題)

一昨日のプレス試写が満員で見られず、昨日の一般上映も同様に満員で、やっと今日のチケットゲット。昨日のは、一昨日見られなかったプレスが流れたんだろうけど、いずれにしても注目作。

今のエリザベス女王の父親にあたるジョージ6世の吃音との戦いのお話。コリン・ファースは無理なくキングをやれる育ちのいい雰囲気を持ちつつ、吃音の原因ともなっている子どもの頃のトラウマを感じさせるような人間くささもちゃんと出せてるとこがいい。昨年シングル・マンでノミネートだけで逃してるし、コリン・ファースにオスカーあげてもいいと思う。

主治医役のジェフリー・ラッシュも相変わらずいいし、ジョージの妻役のヘレナ・ボナム・カーターも、人気のあるクイーン・マザー、実際にこんな人だったら、そりゃ人気も出るよという感じにいい。こちらの2人が助演でオスカーもありかも。衣装や音楽、脚本とか、いろいろな分野でオスカー狙えそう。

十三人の刺客

公式サイト 十三人の刺客

三池崇史によるエンターティメント大作。しっかり楽しませてもらった。意外だったのがスマップの稲垣吾郎。血も涙もない役がピッタリ。ふーむ、そういうのがハマル人だったんだ。一般上映だと、観客の反応も面白い。戦う前に名乗りをあげたり、切った後、ぐっと顔を作って、ためる演技みたいな感じのとこで笑うんだな、これが。歌舞伎なら何とか屋ーとか掛け声がかかりそうなとこだけど。腹切りや、スパッと首が切れてころがったりするのでも、うけてる人がいた。有り得ないと思うんだろうか。


映画ニュース/インタビュー

シネマトゥデイに書いている映画ニュース/インタビューはYahoo Japanなどに配信されています。

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