Posts Tagged 'シャーロック'

Sherlock: The Abominable Bride

一昨日の晩はBBCでシャーロックの新年特番The Abominable Brideを観た。

ベネディクト・カンバーバッチ、マーティン・フリーマンのご両人はじめ、メインキャラ全部がヴィクリア期に舞台を移しての登場で、それぞれが仮装してるみたい。そこは楽しめたけど、ドラッグをからませて現代と当時を行ったり来たりの筋立てになってしまうのは、ちょっと興ざめ。

事件の真相が当時のSuffragetteと関係してるあたり、昨年の映画も意識してる?

公式サイトhttp://www.bbc.co.uk/programmes/p0363qgx/p0363n7x

シャーロック第三弾終了とWhite Elephant

シャーロックのシリーズ3が終了。セブンのパクリみたいなシーンがあったけど、派手で面白かったのでOK。シリーズ4がなきゃおかしいという終わり方で、あとはそれを待つのみ。

公式サイトhttp://www.bbc.co.uk/programmes/b018ttws

イギリスで昨年劇場公開された2012年のアルゼンチン映画White Elephantもテレビ放映。スリリング、パワフルな映画だった。

ブエノスアイレスのスラム街の聖職者が主人公。ホワイト・エレファントとは、その地区にある、病院になるはずが打ち捨てられて廃墟となった大きな建物のこと。殺しあいばかりで、建設的なことが何も進まない地域の象徴のようだ。

聖職者を演じるのが、瞳の奥の秘密のリカルド・ダリン。何かありそうに見える渋いおじさんなので、裏で悪いことしてる聖職者かと思ったら、ハズレ。抗争中のグループの間に入って、遺体を家族のもとまで運んだり、銃撃戦の中、逃げ惑う人々を助けたり、聖職者の域を超えたタフな仕事までこなす。病気らしいのと、自分の跡を継いでくれる若い聖職者を連れてくることで、先が長くないのを冒頭から予想させる。それでさえ、あっけなく思える意外な最後が、余韻を残して良い。

その主人公が心の支えにしているのが、カルロス・ムヒカという実際にいた聖職者。地元民のために働いて死んだ人らしい。ほんとに身を捧げた人がいたんだなあ。

トレイラーhttp://www.youtube.com/watch?v=2J04Govv6ZI

シャーロック シリーズ3

SherlockのSeries3が始まった。今となっては、謎解きより、カンバーバッチ・シャーロックとフリーマン・ワトソンのかけあいの方が楽しみ。今回の謎解きには、正直言って、そんなんアリか!と騙されたような気がする。でも、このコンビなら、それも許す。作ってる側も、そのへん、わかってそう。シリーズ3の初回は、コンビ復活!と題したくなるようなお話。帰ってきたシャーロックと、生きてると知らされなかったことをうらむワトソンというコメディタッチを交えつつ、華々しい。それにしても、いつもながら、このドラマのロンドンはすごく見栄えがする。さすがBBC、観光都市としてロンドン宣伝もしてる?

公式サイトhttp://www.bbc.co.uk/programmes/b018ttws

おとなしめイケメンの時代?

このところのドラマからイケメン考など。

元旦に始ったシャーロックのセカンドシリーズが全3回で終了。ちょっと派手な趣向になってたけど、カンバーバッチ・シャーロックに、フリーマン・ワトソンのコンビが見られるのなら許そう。そういえば、レインダンス映画祭のBlack Pondで見た監督兼俳優の日系青年ウィル・シャープが第2回に登場してた。LOVEFilmのCMにも出てるし、けっこう売れっ子。

昨年のドラマThe Hourに映画SHAME −シェイム−マーガレット・サッチャー鉄の女の涙と、このところ、もれなく面白い物語を書いてるアビ・モーガンが脚本というので注目したBirdsong。いやー上手いわ。興味をそらさない話の運びがピカイチ。主演が、マリリンとの7日間で大抜擢と思ったら、バーバリのモデルにもなってるエディ・レッドメイン。抑え目の演技がよかった。でも、この人も地味な印象の役者さん。

50/50ミステリアス・スキンと続けて書いたジョゼフ・ゴードン=レヴィットといい、ロンドン映画祭のThe Deep Blue Seaで見たトム・ヒドルストンといい、二枚目でもゴージャスというほどでもない、おとなしめな感じが、今きてるような…この傾向なかなかいいと思います。

公式サイトBBC One – Birdsong BBC One – Sherlock, Series 2

BAFTA

昨日はBAFTAのテレビ部門の発表・授賞式。

現代にシャーロック・ホームズをもってきたドラマシャーロック。期待してたベネディクト・カンバーバッチは主演賞を逃した。マーティン・フリーマンは助演賞、番組自体もドラマ賞獲得したけど。フリーマンは、オフィス銀河ヒッチハイク・ガイドでも見せてた引き気味の演技が、ワトソン役でも効いてる。

カンバーバッチは、テレビのドキュメンタリー/ドラマでゴッホ役を見て以来、注目してる演技派。ちゃんと今の時代の人に見せつつ、ホームズらしさも失っていないのは、脚本も上手いんだろうけど、カンバーバッチの演技力もあると思う。

BAFTAテレビ部門では、数年前に、やはり期待して見てたジェームズ・マカヴォイがシェイムレスでノミネートされながらも逃してる。テレビ部門だから、映画で活躍しそうな人は除外してる?なーんてことはないか。

ちなみに、昨日はコナン・ドイルのお誕生日。1899年5月22日生まれだったそう。カンバーバッチも受賞して、3冠なら、もっと盛り上がったろうに、そういう演出はしないのね。


映画ニュース/インタビュー

シネマトゥデイに書いている映画ニュース/インタビューはYahoo Japanなどに配信されています。

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