第65回ロンドン映画祭 プレス試写 + 会見(ジョエル・コーエン監督、フランシス・マクドーマンド他)
10月17日
The Tragedy of Macbeth
閉幕映画。
白黒でマクベスというわけで、蜘蛛巣城と比べてしまう。
そもそもマクベスを知ったのがそれ、ストーリー自体を知らないのだから、新鮮で面白い(シェイクスピアだもの)うえ、黒澤明だ。それをベースにしたら、以降のが見劣りするのはしょうがない。
というわけで、このコーエン・マクベスも黒澤ほどじゃないな、なんて観てしまった。
でも、ミニマム、タイトな映像は芸術的だし、魔女みたいな老女の動きなど斬新だ。
欧米の人は、マクベスのストーリーを知ったうえで、それをベースにそれぞれの映画を観るのだろうから、そっちがフェアな観方かもしれない。
例によって、やっぱり三船だよな、と思いつつ観たデンゼル・ワシントンも、苦悩するマクベスの弱さを表し、称賛されている。
ワシントンがいない会見は、コーエンとマクドーマンドがメインだった。制作の苦労をわかちあってる感じが、やっぱり夫婦と思う。
公式サイトhttps://a24films.com/films/the-tragedy-of-macbeth
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