Posts Tagged 'ケイト・ウィンスレット'

メアリー・アニングにスポットを当てた良作 Ammonite

第64回ロンドン映画祭  プレス試写

10月17日(土)

Ammonite

実在した古生物学者メアリー・アニング(ケイト・ウィンスレット)とシャーロット・マーチソン(シアーシャ・ローナン)のラブストーリー。

メアリーは大発見もしてるのに、教育を受けていないなどの理由で、当時は功績が充分に認めらなかったのが、近年、正当に評価されつつあるのだそう。

試写後、調べたらラブストーリーの部分は脚本も書いたフランシス・リー監督の創作らしい。シャーロットと友人関係だったのは確かだけど、それ以上だった証拠は無し。でも、メアリーがヘテロセクシュアルだった証拠も無し。

いずれにせよ、二女優の演技が素晴らしく見応えあるし、地元イギリスでさえそこまで知られていないメアリー・アニングにスポットを当てた意義もある良作。

アンモナイトの目覚めとして4月9日公開。

公式サイトhttps://www.see-saw-films.com/film/ammonite/#visuals
日本版サイトhttps://gaga.ne.jp/ammonite/

名優でおくる死ぬ前に家族と集った母 Blackbird

第63回ロンドン映画祭 プレス試写

10月3日(木)

Blackbird

不治の病で死が迫った母が、子らを招く。

母をスーザン・サランドン、夫がサム・ニール、成人して家族を築いている娘がケイト・ウィンスレット、くせのある娘がミア・ワシコウスカ、と芸達者がそろい、楽しませる。

この面子で、お涙頂戴感動ものでは終わらない。それぞれの連れ、友人も絡み、家族の後ろ暗いところもあぶり出され、あわや空中分解かという危うさも感じさせつつ…

ブリティッシュ・フィルムス・ディレクトリ
http://film-directory.britishcouncil.org/blackbird1

第59回ロンドン映画祭閉幕

Steve Jobs

ダニー・ボイル, マイケル・ファスベンダー, ケイト・ウィンスレット, ジェフ・ダニエルズ, マイケル・スタルバーグ, キャサリン・ウォーターストン, アーロン・ソーキン会見

この面子だから、そりゃ当然面白いけど、最後が綺麗にまとめすぎと思います。まあ、そこで感動する人はするだろうけど。

公式サイトhttp://www.stevejobsmovie.co.uk/

第58回ロンドン映画祭9日目

Foxcatcher 試写+会見

実際にあったミリオネアによる五輪レスリング金メダリスト殺人事件の映画化。ただごとではなくドヨヨーンとした雰囲気漂わせるチャニング・テイタムもすごいけど、スティーヴ・カレルが別人みたいになってミリオネアを演じる。カレル、少なくともオスカー候補にはなりそう。ベネット・ミラー監督とカレルが真面目に会見。

公式サイトhttp://sonyclassics.com/foxcatcher

Son of Gun

ユアン・マクレガーとかアリシア・ヴィキャンデルとか役者は良いのに。どんどん話がイージーになってしまうギャング物。

A Little Chaos

ケイト・ウィンスレットがフランス王朝に使える園芸家を演じる、アラン・リックマン監督作。悪くないけど、もっとメリハリがあってもいいような。

公式サイトhttp://www.bbc.co.uk/bbcfilms/film/a_little_chaos

Mommyレッド・カーペットでグザヴィエ・ドランを拝む。

ライトマンのスリラー、ジャームッシュのバンパイア

昨日、ロンドン映画祭、プレス試写での3本と会見

とらわれて夏(May Fair Hotel Gala) +会見

妊娠中のケイト・ウィンスレット、お腹がパンパンだからだけじゃなく、リア充なかんじ。ジェイソン・ライトマン監督らしからぬスリラー仕立てだけど、最後はロマンチックな感動ものになってた。コメディだけじゃなく、こんなのもOKとは意外と達者な監督。映画では父性愛あふれる頼れる男だけど脱獄犯のジョシュ・ブローリンは、会見では面白いおじさん。

公式サイトhttp://www.labordaymovie.com/index_splash.php

Abuse of Weakness(Official Competition)

イザベル・ユペールは上手いんだけど、こんなに簡単にカモにされるのに説得力無いのは脚本があんまりなんでは?ユペールが恋狂いするといえばピアニストを思い出す。教え子にストーカーまがいに執着する女の心理が、あそこまで理解可能とは、あらためてミヒャエル・ハネケ監督すごいと思った。話を戻すと、どんどん騙されて、あとは、どこまでひどいことになるかというところで、途中退場して別の試写に。予定では、ほぼ見られるはずが、上映始まるのが遅れて、結末を見逃し。ちょっと気になる。家乗っ取られるとか、死ぬとか?

公式フェイスブックhttps://www.facebook.com/pages/Abuse-of-weakness-Abus-de-faiblesse/

Only Lovers Left Alive(Cult Gala)

音楽が好きな監督なんだろうなあと思って見てたら、ジム・ジャームッシュ監督だった。納得。あいかわらず人間離れしてるティルダ・スウィントンに、トム・ヒドルストンも綺麗。2人で裸で横たわってると、オブジェみたい。最初のグルグルする映像が好き。

悲劇と喜劇

昨日のロンドン映画祭

Trishna 試写 会見

悲劇的な状況になだれ込んでいくトリシュナをフリーダ・ピントが演じる。一度、契りあった人にずっとついていってしまうことで一番酷い結果に向かう。もっと前に見切りつけて、再出発という選択ができない不幸。イギリスや日本なら考えられないけど、インドの女性なら有り得るのかも。

こういう薄幸な主人公にピッタリのフリーダ。マイケル・ウィンターボトム監督には、いい作品もあるけど、無理やりな話になってるのもある。これは無理やりそうで、インド、フリーダでセーフか。相手役のリズ・アーメッドも、このところコンスタントに映画祭で見てる気がする。

公式フェイスブックTrishna | Facebook

Carnage 一般上映

ロマン・ポランスキー監督のコメディ。ジョディ・フォスター、ジョン・C・ライリーと、ケイト・ウィンスレット、クリストフ・ヴァルツの二組の夫婦が子どものけんかに端を発して争う。室内で、言い争ってる場面が続くだけで面白く見せるのはさすがポランスキー監督に芸達者な俳優陣。

最初、夫婦対抗だったのが、途中、夫組対妻組に移り変わったりするのも、上手い。吐くわ、酔っ払うわでも、きれいだし、色っぽかったりするウィンスレットに対し、スジたてて怒鳴るフォスターは、時々、美人女優とは呼びがたい凄い顔になる。役柄もウィンスレットはファッションもキチッときめてる仕事を持つ妻で、フォスターは主義主張の強い妻になってるせいもあるけど。

ライリーは今回のロンドン映画祭で、これが3本目。映画の雰囲気はそれぞれ全く違うのに、役のキャラクターに大きな違いがないのは、たいしたものだ。鉄板人情味役者。

公式サイトCarnage || A Sony Pictures Classics Release

おとなのけんかとして2012年2月18日公開となるようです。(2012年1月17日追記)


映画ニュース/インタビュー

シネマトゥデイに書いている映画ニュース/インタビューはYahoo Japanなどに配信されています。

カテゴリー

2023年4月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

アーカイブ