Posts Tagged 'エイミー・ワインハウス'

Amy

昨年のイースト・エンド映画祭で監督登壇上映を取材できず、涙を呑んだAmyが一昨昨日にもうテレビ放映。

痛ましい記憶として残るエイミー・ワインハウスの死が、この映画ではもっと詳細に痛ましい。冒頭がホームビデオらしき映像の歌うティーンのエイミー。その当時でさえ、ほぼ完成してる独自のスタイル。でも、少女らしい、おきゃんなところも見え、詞を書く文字も丸っこく可愛い。それから6年後にデビューし、スターダムにのし上がり、あっという間に死んでしまうことを知って観ているこちらは、胸がしめつけられるようだ。

短いキャリアでのヒット曲の数々が完璧な伴奏曲になっている。自身の経験を歌うシンガーソングライターとは知ってたけど、これほど正直に歌にしてたとは。

スキャンダラスな人生をニュースで見ていた当時は、夫でヤク中のブレイクに責めを負わせる気持ちが強かったけど、映画を観た後は、両親からマネージャーまで責めたくなってしまう。結果を知ってる今だから言えるのであって、当時はそれぞれ良かれと思っていたのだろうけど。

アイルトン・セナ 〜音速の彼方へでBafta獲得のアシフ・カパディア監督、Amyでもノミネート。

公式サイトhttp://www.amyfilm.co.uk/

 

デヴィッド・ボウイの訃報、衰えることのない活動で現役感満々だっただけにショック、ガンを患っていたとは。テレビでは懐かしい映像が次々に流れた。一時代が終わったのだなあ。

エイミー・ワインハウスあさる阿呆に飲む阿呆

一昨日のルパート・マードック・ドキュメンタリー、ジャック・ペレッティという人だった。

以前、エイミー・ワインハウスやブリットニー・スピアーズのドキュメンタリー・シリーズをやってた人。タイガー・ウッズやマイケル・ジャクソンとかもあったな。レポーター、ナレーションのほか、ディレクター、プロデューサーも務めることがあるようだ。セレブのスキャンダル専門かと思ってた。あっ、ルパート・マードックも今やスキャンダラス・セレブか。

報じられた映像に関係者のインタビューでなかなか上手く構成する。こないだのエイミー・ワインハウスの焼き直し追悼ドキュメンタリーも、上手すぎるくらいだった。

エイミーが芸能スクールに通っていた12歳の時に書いたという「自分の歌を聴く人が、ほんの5分でも人生のつらさを忘れてくれたら」という文章を紹介して、番組最後に「エイミーは自分の歌を聴かなかったのか」とかなんとか言って締めてた。

最初に流された2008年にも見たのに、今回の再編集分も見て、クサイ締めと思いつつ涙してしまうのが情けない。第一報を聞いて以来、ニュースや関連番組逃さないのが、自分でも浅ましい気がする。死因一つとってさえ、エクスタシーが原因ではと書いてるとこもあるけど、この3年薬には手を出してないと父親は言ってるし、結局、1ヵ月後になるという検死結果を待たなくてはわからないのに。情報をあさって、ショックを受けた気持ちの落ち着きどころを探してるのか自分。

カムデンの自宅前で、お酒飲んで追悼パーティーみたいな騒ぎになって警察が呼ばれたというニュースもあった。追悼するのと、追悼していることをアピールするのは別。ショックを、お手盛り情報で方向づけたり、つるんで人の迷惑になったりせずに、自分の中でひっそり抱えていられないものかと自戒も込めて思う。

悪徳な人々

昨日はテレビの深夜映画でGomorrah/ゴモラ鑑賞。

マフィアをドラマチックに描いて見せたのがゴッドファーザーなら、こちらはドキュメンタリーかと思うようなリアリティで見せる。どこであんな生々しい顔の役者さんを集めたんだろう。これが初演技となる役者さんも多いようだから、素人さん含め、それらしい顔の人を募ったんだろうか。いずれにせよ配役大正解。

話も事実に基づいているようだ。びっくりするような話が続々出てくる。マフィアって、あんなことからこんなことまで牛耳ってるわけね。BBCだったけど、映画中にも登場するマフィアの地カモッラのドキュメンタリーも映画前に放映。そのドキュメンタリーに負けないくらいのリアリティを感じさせる映画。カンヌグランプリも納得。

公式サイトGomorra | Official Web Site

 

今日は、ルパート・マードックのドキュメンタリーがあった。こちらはチャンネル4。内容よりレポーター役(ディレクターも兼ねてるのかも?)が気になった。エイミー・ワインハウスのドキュメンタリーもやってた人。ワインハウスは、前にやったのを、ナレーションつけかえて、ちょこっと新しい映像も足して昨日、追悼として流してた。この人、後で調べてみようっと。

 

もう1つ、今日はハリポタの特番もあった。こちらはハリポタ映画シリーズも週ごと放映中のITV。ハリポタのシーンからベスト50を選ぶ(投票させた?)やつ。1位が、初めてホグワーツを訪れるシーンって、まあ、そんなとこかな。これ、コマーシャルにハリー・ポッター死の秘宝Part2と、週末に自局でやるハリポタ映画まで入る。テレビ局と映画会社とで大プッシュの一挙両得番組。

トリビュート

ITVはハリポタで引っ張るつもりのようだ。シリーズを順番に放映、関連の特番も組まれる。ハリポタとかスターウォーズとか、毎週順繰りにというのは、各局とも度々やってるけど。何度やっても、けっこう見る人もいそうだし。

数度目とは言え、ハリー・ポッターと死の秘宝Part2鑑賞後だと、オオッ、これがあれとつながるのか!あの元がここだったか!などなど、ふりかえりモードで見れて、またオツ。ITVはハリポタトリビュートを続けるようだから、しばらくは、にわかハリポタマニア。撮影スタジオ取材のおかげで、おお、これっこれっ、なんて見せてもらえたセットまで懐かしめるのも役得。ありがたいことです。

昨日エイミー・ワインハウスが亡くなった。歌い手としてもソングライターとしても稀な才能が惜しまれる。土曜だったから今日日曜ともどもニュースや生番組も少なく、衝撃に比して、テレビで取り上げられた時間は短く感じた。でも番組の最後にバック・トゥ・ブラックを流して、トリビュートする生番組もあった。合掌。

垢抜けてた男性ヴォーカルに微妙

グラストンベリー、パオロ・ヌティーニ見逃して、ググッたら、ちゃんとBBCサイトに映像が残ってた。ヘッドライナー(昨日のブログに記載)それぞれはしっかり見たけど、そのほかの中継は見たり、見なかったりだったから、ありがたい。エルボウあたりは見てたけど、おお、レディオヘッドも登場してたのか。

ヌティーニは、久々の個性派男性ヴォーカリストとして注目してた人。イギリス、女性ヴォーカルはエイミー・ワインハウスとかダフィーとか面白い人が出てきてるけど、男性はあんまりいないなあというとこに出てきて期待大、と言いつつ、それほど熱心に追ってもなくて、最近は見てなかった。

久々に見たら、垢抜けてた。イギリスの場合、見なくなったからと言って売れてないんじゃなく、世界展開になってて、本国での露出が減っただけだったりする。ヌティーニ、どこで展開してるか知らないけど、少なくともお金かけてもらってる感じだ。

ちょっとアイドル入ってるヘアスタイルにスッキリしたシャツ姿で普通にハンサムになってる。若いのにジジムサイ歌声というアンバランスとあいまって、顔立ちはけっこう可愛いのに中途半端な長髪によれっとした普段着みたいなアンバランスが良かったのに。残念。

グラストンベリーではジェイ・Zが目をつけたとニュースになってた。ジェイ・Zプロデュースでドカンと売れたりしなきゃいいなあなんてことをうっすら願ってしまう。ハリウッド入りしたマイケル・ファスベンダーやアンドリュー・ガーフィールド、イギリスのテレビであまり見なくなったけど、映画界だけでなく音楽界でもそうなるんだろうか。応援したいような、足引っ張りたいような微妙な気分。

BBCの映像BBC iPlayer – Glastonbury: 2011: Paolo Nutini & Friendly Fires


映画ニュース/インタビュー

シネマトゥデイに書いている映画ニュース/インタビューはYahoo Japanなどに配信されています。

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