Posts Tagged 'イザベル・ユペール'

ライトマンのスリラー、ジャームッシュのバンパイア

昨日、ロンドン映画祭、プレス試写での3本と会見

とらわれて夏(May Fair Hotel Gala) +会見

妊娠中のケイト・ウィンスレット、お腹がパンパンだからだけじゃなく、リア充なかんじ。ジェイソン・ライトマン監督らしからぬスリラー仕立てだけど、最後はロマンチックな感動ものになってた。コメディだけじゃなく、こんなのもOKとは意外と達者な監督。映画では父性愛あふれる頼れる男だけど脱獄犯のジョシュ・ブローリンは、会見では面白いおじさん。

公式サイトhttp://www.labordaymovie.com/index_splash.php

Abuse of Weakness(Official Competition)

イザベル・ユペールは上手いんだけど、こんなに簡単にカモにされるのに説得力無いのは脚本があんまりなんでは?ユペールが恋狂いするといえばピアニストを思い出す。教え子にストーカーまがいに執着する女の心理が、あそこまで理解可能とは、あらためてミヒャエル・ハネケ監督すごいと思った。話を戻すと、どんどん騙されて、あとは、どこまでひどいことになるかというところで、途中退場して別の試写に。予定では、ほぼ見られるはずが、上映始まるのが遅れて、結末を見逃し。ちょっと気になる。家乗っ取られるとか、死ぬとか?

公式フェイスブックhttps://www.facebook.com/pages/Abuse-of-weakness-Abus-de-faiblesse/

Only Lovers Left Alive(Cult Gala)

音楽が好きな監督なんだろうなあと思って見てたら、ジム・ジャームッシュ監督だった。納得。あいかわらず人間離れしてるティルダ・スウィントンに、トム・ヒドルストンも綺麗。2人で裸で横たわってると、オブジェみたい。最初のグルグルする映像が好き。

フランス映画恐るべし

ロンドン映画祭試写

PATAGONIA/パタゴニア(原題)

公式サイトPatagonia

ウェールズからパタゴニアに向かうカップルの物語と、パタゴニアから故郷ウェールズに向かう年老いた女と青年の物語が、それぞれに進む。パタゴニアに新天地を求めたウェールズからの移民が多かった時代の古い写真を大切に持っている老女。郷愁を感じて、ホロッとなる。ダフィーが出てた。歌も当然ダフィー。独特のハスキーボイスが映画の雰囲気を盛り上げる。

SPECIAL TREATMENT (SANS QUEUE NI TÊTE)/スペシャル・トリートメント(英題)

公式サイトrezofilms • Sans queue ni tête

イザベル・ユペールがすごい。いつもながら、目が離せなくなるような演技。娼婦と精神分析家のお話だが、ベッドを整える娼婦と、寝椅子を整える精神分析家をシンクロさせて見せたりする。両者とも、それぞれに消耗してしまっている。どちらも、人から吐き出されるものを受け止める仕事という意味では同じか。深みがあって、サラッと終わる感じが大人っぽい。さすがフランス映画。

HANDS UP (LES MAINS EN L’AIR)/ハンズ・アップ(英題)

公式サイトLES MAINS EN L’AIR

不法滞在の移民のお話を子どもの視点に落とし込んで見せる。最後にしっかりまとめているのが、気に食わないと思ったのは、上の映画の後に見たせいか。まとめて見せたおかげで、わかりやすくなっているから、こういう問題を描くには悪くないのかも。主役の女の子が将来美人になるだろうなあという感じに、とっても可愛い。


映画ニュース/インタビュー

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