Posts Tagged 'アンドリュー・ガーフィールド'

どこが違うんだろう

第61回ロンドン映画祭

10月4日

Breathe 開幕映画試写+会見 ジョナサン・カヴェンディッシュ(P)、アンディー・サーキス監督 、アンドリュー・ガーフィールド、クレア・フォイ

寝たきりになった夫と支える妻の物語。と言えば、博士と彼女のセオリーが浮かぶが、こちらは最後まで添い遂げる。どこが違うんだろう?障害の重さ?泣けるけど、ユーモアもあるのが良い。プロデューサー、ジョナサンの両親がモデルの実話。

http://www.breathefilm.co.uk/home/

5日

Mudbound

兵隊のPTSDと人種差別に家族の問題も絡めて、重層的に描く。最後、詰めが甘くないか?良い映画だけに、惜しい気がする。

https://www.netflix.com/gb/title/80175694

Dark River 試写

長編デビュー作The Arborほどではなかったクライオ・バーナード監督長編第三作目。

http://film.britishcouncil.org/dark-river

 

 

 

 

垢抜けてた男性ヴォーカルに微妙

グラストンベリー、パオロ・ヌティーニ見逃して、ググッたら、ちゃんとBBCサイトに映像が残ってた。ヘッドライナー(昨日のブログに記載)それぞれはしっかり見たけど、そのほかの中継は見たり、見なかったりだったから、ありがたい。エルボウあたりは見てたけど、おお、レディオヘッドも登場してたのか。

ヌティーニは、久々の個性派男性ヴォーカリストとして注目してた人。イギリス、女性ヴォーカルはエイミー・ワインハウスとかダフィーとか面白い人が出てきてるけど、男性はあんまりいないなあというとこに出てきて期待大、と言いつつ、それほど熱心に追ってもなくて、最近は見てなかった。

久々に見たら、垢抜けてた。イギリスの場合、見なくなったからと言って売れてないんじゃなく、世界展開になってて、本国での露出が減っただけだったりする。ヌティーニ、どこで展開してるか知らないけど、少なくともお金かけてもらってる感じだ。

ちょっとアイドル入ってるヘアスタイルにスッキリしたシャツ姿で普通にハンサムになってる。若いのにジジムサイ歌声というアンバランスとあいまって、顔立ちはけっこう可愛いのに中途半端な長髪によれっとした普段着みたいなアンバランスが良かったのに。残念。

グラストンベリーではジェイ・Zが目をつけたとニュースになってた。ジェイ・Zプロデュースでドカンと売れたりしなきゃいいなあなんてことをうっすら願ってしまう。ハリウッド入りしたマイケル・ファスベンダーやアンドリュー・ガーフィールド、イギリスのテレビであまり見なくなったけど、映画界だけでなく音楽界でもそうなるんだろうか。応援したいような、足引っ張りたいような微妙な気分。

BBCの映像BBC iPlayer – Glastonbury: 2011: Paolo Nutini & Friendly Fires

きつそうな映画祭

BBCのテレビ番組「カルチャー・ショー」では、オスカー前にマーク・カーモードが勝手に選ぶ映画賞をやってる。自分をかたどったトロフィーあげたり、シャレみたいなものだけど、オスカーで見落とされてた見落としてはいけない人にスポットをあてるのが好ましい。一昨年、主演男優賞がハンガーのマイケル・ファスベンダーだったのを見て、気に入った。今年も アンドリュー・ガーフィールドとか、なかなかいいとこにあげてた。

こないだのBBCテレビ「レビュー・ショー」も、トゥルー・グリッド主演女優のはずのヘイリー・スタインフェルドが助演にノミネートなのは14歳だから?とか、うっかり見過ごしてたあたりに言及。キック・アスや昨年のベルリン映画祭で観客賞を獲得したWASTE LANDにふれてたのも、うれしい。

数人で話し合う形式だった中にいたハンナ・マギルの紹介が映画評論家になってて、あれっと思う。エジンバラ映画祭のディレクターで、例年、映画祭期間中、お見かけしてた。前にレビュー・ショーで見た時には、映画祭ディレクターと紹介されてたはず。調べたら、ディレクターの座を降りることが発表済みだった。ディレクター時代は長い髪をたらしたり、結い上げたりしてゴージャスにしてたけど、ベリーショートで切れる評論家ふうになってた。おしゃれだし、しゃべりも上手でテレビにも向く。

それにしても、映画祭運営、大変そう。マギルも、最初からきゃしゃな印象だったのが、昨年の映画祭時は、もっと細くなってた。イギリスのほかの映画祭同様、国からのフィルム・カウンシルへの予算が切られた影響も出てるようだ。表看板みたいな存在だったショーン・コネリーも、もう80歳で、これまでほど登場しなくなるようだし、エジンバラ映画祭もきびしそう。コネリー同様パトロンとして名を連ねてるティルダ・スウィントンが、がんばる?

コリン・ファース受賞で久々登場のこの人

 

ゴールデン・グローブ賞、決まりましたね。

下馬評通り、ソーシャル・ネットワークがぶっちぎり。

これまでここで書いてきたように(ティンバーレイクが意外にいいソーシャル・ネットワークオスカー狙えそうなザ・キングズ・スピーチと、三池らしいエグイとこもありの十三人の刺客英国王のスピーチ派の私だが、中でも一押しのコリン・ファース(ロンドン映画祭からのお勧め作品)の主演男優賞、ソーシャル・ネットワークの方では評価したいデヴィッド・フィンチャー(オスカー分け合うってことで、どうでしょう?)の監督賞には満足。

今、日本で公開中のソーシャル・ネットワークレビューは、わたしを離さないでスパイダーマンと注目を集めること必至のイギリスの注目株アンドリュー・ガーフィールドのロンドン映画祭での写真とともにロンドン発 俳優・映画情報に掲載中ですので、そちらもよろしく。

ところで、ギャレス・ゲイツがファース受賞に対してコメントしてたニュース番組があった。しばらく見ないと思ったら、今はスピーチ・セラピストもしているそう。ギャレスと言えば、デビューのきっかけとなった歌手発掘番組ポップ・アイドルでのオーディションで、自己紹介時に審査員から「自分のペースで大丈夫だよ」みたいなことを言われてた自他共に認める吃音の人だった。それが、デビュー頃には、すっかり克服してたものな。

ジョーダン(現ケイティ・プライス)とのスキャンダル以降、表舞台からはほぼ消えちゃった形だけど、浮き沈みの激しいアイドルとしてやってるより、そういう道に進んだのは、かえってよかったんじゃなんて思ってしまった。英国王のスピーチのセラピストも本業は俳優だったようだし、芸能の人が向いてる分野なのかしら。

ティンバーレイクが意外にいいソーシャル・ネットワーク

ソーシャル・ネットワークを見た。

公式サイトソーシャル・ネットワーク – オフィシャルサイト

ジェシー・アイゼンバーグやアンドリュー・ガーフィールドがいい演技するのはこれまでも見てたけど、ジャスティン・ティンバーレイクのいかにもバブリーなIT長者が意外によかった。こないだの十三人の刺客の稲垣吾郎といい、アイドル出身と思ってあなどってはいけないな。

アイゼンバーグは、頭はいいけど、人間的にどうかと思うようなこともしちゃって、それを自分でも割り切れずにいるコンピューターオタクを、すごくうまく演じてた。マイケル・セラとキャラがちょっとかぶってるから、先にブレイクしたセラが有利かと思ってたけど、これでシリアス役が増えて、コメディが多くなったセラと住み分けるかも。

ガーフィールドはここでもまた、共感を集めそうな役。わたしを離さないでRed RidingBoyAと、どれも可哀想なことになっちゃう人だった。そういうのがハマルというのは得だな。そういう意味でスパイダーマンもあってると思う。

デヴィッド・フィンチャーだと、ファイト・クラブセブンの方が好きだけど、その2作 にも劣らない切れ味で実話を見せているのは、すごい。出てる俳優は若いけど、作品としては大人っぽいと言えるかもしれない。イギリスとか、みんなFacebook使ってるから、その創成期を見るのはスリリングでもあるかも。

これと、キングズ・スピーチがオスカー有力と言われてるけど、私はキングズ・スピーチ派だな。単に、ハーバードのコンピューターの天才より、吃音の国王の方が、共感できるというのもあるけど。

Let me 2つ

いよいよロンドン映画祭開幕。

しばらくは、朝の試写+会見の後に、他の映画試写というパターン。

Never Let Me Go(原題)わたしを離さないで(邦題)

公式サイトFox Searchlight – Never Let Me Go – Official Site

うわあ、こんな話だったんだ!とショックを受けた。映画はなるべく予備知識無しで見たい方なので、カズオ・イシグロの原作はおろかパンフレットのたぐいも全く読まずに見て驚いた。悲しくて深いラブストーリー。キーラ・ナイトレイ、キャリー・マリガンの2人に挟まれて、アンドリュー・ガーフィールドが映画でも会見でも、がんばってた。エラ・パーネル、イザベル・メイクル=スモールという子役たちが、それぞれキーラ、マリガンの子ども時代だけど、よく似てる子を見つけたもんだ。

そういえば、こないだ映画祭に向かう駅でイシグロの原作を読んでるご婦人を見かけた。映画がすごくいいから、原作も読んでみたくなった。

Let me in/レット・ミー・イン(原題)

公式サイトlet_me_in

こちらはホラー。いじめられっこを主役にしてるところがいい。上のもだけど、上手い子役にはかなわないとはよく言ったもんだ。子どもが出てきて、いい演技を見せると、それだけで引き込まれる。

モールスという邦題で2011年8月5日公開のようです。2011年5月12日追記


映画ニュース/インタビュー

シネマトゥデイに書いている映画ニュース/インタビューはYahoo Japanなどに配信されています。

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