Posts Tagged 'わたしを離さないで'

予知?

不思議な体験、と思ったけど、よく考えたら、不思議でもない体験をした。(怖い話ではないのでご安心を)

ふいに誰かの顔が思い浮かんだけど、誰だったかがわからない。…誰だ、これ?何で出てきた、この知ってそうだけど、よく知らないお人?ということがあって、少したった頃に、とうのその人からチャリティーのお知らせが。私ってエスパー?と思いそうになったけど、よく考えたら、なんとなく納得。

11日の朝つけたBBCテレビに現実とは思えない日本の様子が、いきなり現れた時から、アワアワしながら地震のニュース追ってるだけで、実際に助けになるようなこと何もしてなかった。今頃、募金しなきゃと思いあたった始末。その後、チャリティー取材なんかもあって、ぼんやり考えてた、すぐに支援を行動に移してる人も、たくさんいるなあ、そういう実行力のある人と、アワアワになっちゃう人は、どこが違うんだろう…というこの頃。名前は忘れても、どことなく、こういう時何かしそうな人として頭の中にインプットされてた人の顔が浮かんだのでは?

ところで、去年の10月に観て、カズオ・イシグロ原作映画の登場人物に共通する日本的な要素について考えさせられたわたしを離さないでが、ロンドン発 俳優・映画情報に掲載中。その時に考えたことが、今の状況の日本にいる人たちと重なるようで、この時期公開なのも、ちょっと不思議。

コリン・ファース受賞で久々登場のこの人

 

ゴールデン・グローブ賞、決まりましたね。

下馬評通り、ソーシャル・ネットワークがぶっちぎり。

これまでここで書いてきたように(ティンバーレイクが意外にいいソーシャル・ネットワークオスカー狙えそうなザ・キングズ・スピーチと、三池らしいエグイとこもありの十三人の刺客英国王のスピーチ派の私だが、中でも一押しのコリン・ファース(ロンドン映画祭からのお勧め作品)の主演男優賞、ソーシャル・ネットワークの方では評価したいデヴィッド・フィンチャー(オスカー分け合うってことで、どうでしょう?)の監督賞には満足。

今、日本で公開中のソーシャル・ネットワークレビューは、わたしを離さないでスパイダーマンと注目を集めること必至のイギリスの注目株アンドリュー・ガーフィールドのロンドン映画祭での写真とともにロンドン発 俳優・映画情報に掲載中ですので、そちらもよろしく。

ところで、ギャレス・ゲイツがファース受賞に対してコメントしてたニュース番組があった。しばらく見ないと思ったら、今はスピーチ・セラピストもしているそう。ギャレスと言えば、デビューのきっかけとなった歌手発掘番組ポップ・アイドルでのオーディションで、自己紹介時に審査員から「自分のペースで大丈夫だよ」みたいなことを言われてた自他共に認める吃音の人だった。それが、デビュー頃には、すっかり克服してたものな。

ジョーダン(現ケイティ・プライス)とのスキャンダル以降、表舞台からはほぼ消えちゃった形だけど、浮き沈みの激しいアイドルとしてやってるより、そういう道に進んだのは、かえってよかったんじゃなんて思ってしまった。英国王のスピーチのセラピストも本業は俳優だったようだし、芸能の人が向いてる分野なのかしら。

ティンバーレイクが意外にいいソーシャル・ネットワーク

ソーシャル・ネットワークを見た。

公式サイトソーシャル・ネットワーク – オフィシャルサイト

ジェシー・アイゼンバーグやアンドリュー・ガーフィールドがいい演技するのはこれまでも見てたけど、ジャスティン・ティンバーレイクのいかにもバブリーなIT長者が意外によかった。こないだの十三人の刺客の稲垣吾郎といい、アイドル出身と思ってあなどってはいけないな。

アイゼンバーグは、頭はいいけど、人間的にどうかと思うようなこともしちゃって、それを自分でも割り切れずにいるコンピューターオタクを、すごくうまく演じてた。マイケル・セラとキャラがちょっとかぶってるから、先にブレイクしたセラが有利かと思ってたけど、これでシリアス役が増えて、コメディが多くなったセラと住み分けるかも。

ガーフィールドはここでもまた、共感を集めそうな役。わたしを離さないでRed RidingBoyAと、どれも可哀想なことになっちゃう人だった。そういうのがハマルというのは得だな。そういう意味でスパイダーマンもあってると思う。

デヴィッド・フィンチャーだと、ファイト・クラブセブンの方が好きだけど、その2作 にも劣らない切れ味で実話を見せているのは、すごい。出てる俳優は若いけど、作品としては大人っぽいと言えるかもしれない。イギリスとか、みんなFacebook使ってるから、その創成期を見るのはスリリングでもあるかも。

これと、キングズ・スピーチがオスカー有力と言われてるけど、私はキングズ・スピーチ派だな。単に、ハーバードのコンピューターの天才より、吃音の国王の方が、共感できるというのもあるけど。

Let me 2つ

いよいよロンドン映画祭開幕。

しばらくは、朝の試写+会見の後に、他の映画試写というパターン。

Never Let Me Go(原題)わたしを離さないで(邦題)

公式サイトFox Searchlight – Never Let Me Go – Official Site

うわあ、こんな話だったんだ!とショックを受けた。映画はなるべく予備知識無しで見たい方なので、カズオ・イシグロの原作はおろかパンフレットのたぐいも全く読まずに見て驚いた。悲しくて深いラブストーリー。キーラ・ナイトレイ、キャリー・マリガンの2人に挟まれて、アンドリュー・ガーフィールドが映画でも会見でも、がんばってた。エラ・パーネル、イザベル・メイクル=スモールという子役たちが、それぞれキーラ、マリガンの子ども時代だけど、よく似てる子を見つけたもんだ。

そういえば、こないだ映画祭に向かう駅でイシグロの原作を読んでるご婦人を見かけた。映画がすごくいいから、原作も読んでみたくなった。

Let me in/レット・ミー・イン(原題)

公式サイトlet_me_in

こちらはホラー。いじめられっこを主役にしてるところがいい。上のもだけど、上手い子役にはかなわないとはよく言ったもんだ。子どもが出てきて、いい演技を見せると、それだけで引き込まれる。

モールスという邦題で2011年8月5日公開のようです。2011年5月12日追記


映画ニュース/インタビュー

シネマトゥデイに書いている映画ニュース/インタビューはYahoo Japanなどに配信されています。

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