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イギリスの上手い女優たち

第65回ロンドン映画祭  プレス試写

10月13日

The Lost Daughter

女優マギー・ジレンホールの映画監督デビュー作。

ビーチでホリデーを過ごす女性、分別があり親切でもある女性のようだが、ある若い母親と娘の姿から、過去がよみがえり…

女性を演じるオリヴィア・コールマンの上手さが際立つ。年齢を重ねた女性の落ち着きをまといつつ、ふとした瞬間にかつて何かあったことを感じさせる。

その若き日を演じるのがジェシー・バックリー。この人もこのところ興味深い映画のここぞという役にいつもいる。コールマンはオスカー獲得で、今やイギリスTVの顔から世界の顔になったが、バックリーもそれに続く勢い。

Netflix配信中

社会問題を組み込んだ少年の日の犯罪ドラマ

第65回ロンドン映画祭  プレス試写

10月12日

Wild Indian

少年の日の殺人が、その後の2人に落とした影。

友達だった男子2人が、偶然から殺人犯と目撃者になる。それが、2人の人生を大きく分けることに。

いじめ、家庭内暴力、人種差別をベースにしている。

公式トレイラーhttps://www.ign.com/videos/wild-indian-official-trailer

ポート・アーサー事件までの軌跡

第65回ロンドン映画祭  プレス試写

10月12日

Nitram

ちょっと癖のある顔立ちで、嫌味なお坊ちゃんみたいな役柄が多かったケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、そういうのもはまってはいたけど、これこそはまり役と思った。

大量殺人事件として知られるポート・アーサー事件の犯人マーティン・ブライアント役だ。知的障害に、メンタルな病気もあったらしい青年で、大金持ちの未亡人と知り合ってから、自暴自棄な殺人に向かうまでの過程に緊迫感がある。

面白い映画になっているけれど、こういう映画が出ると障害や病気に対する偏見が助長されることがあるので加えておくと、病気にそういう傾向があるのではなく、もともとそういう傾向があった人が、病気になることによって、行動として出やすくなるという意味のことを、精神科医の春日武彦は著書で述べている。

公式サイトhttps://www.ifcfilms.com/films/nitram

日本公開中http://www.cetera.co.jp/nitram/

ツボを外さない上手さのケネス・ブラナー自伝的映画

第65回ロンドン映画祭  プレス試写

10月12日

Belfast

激化するアイルランド紛争下で暮らす家族を描いたアカデミー賞ノミネート映画「ベルファスト」の見どころ

公式サイトhttps://www.focusfeatures.com/belfast/

日本公開中https://belfast-movie.com/

遺族と加害者家族

第65回ロンドン映画祭  プレス試写

10月11日

Mass

二組の中年夫妻が対面する様子が描かれる。

対面場所に入り、その場をチェックしたりするところから、緊迫し、居心地の悪い感じがある。

向き合って座り会話が始まると、穏やかに話そうと努力するふうだ。

会話が進むにつれ、子を亡くした親と、その子の命を奪った若者の親であることがわかってくる。この話し合いは、何処へ行きつくのか?

親を演じる4人が、いずれ劣らぬ演技を見せている。実際に起こった類似事件を思い出す。

公式サイトhttps://bleeckerstreetmedia.com/mass

世論を味方にする強さと背を向けられる怖さ

第65回ロンドン映画祭  プレス試写

10月11日

A Hero

2011年ベルリン三冠が忘れ難いアスガー・ファルハディ監督による凝った人間ドラマ。

ばれることはないだろうとごまかし、まんまとヒーローになった男が、世論を味方につける得に翻弄されながら、それによる犠牲にも気づいていく。緻密なストーリー展開にミステリーを説く面白さがありつつ、親と子の人情味あふれるドラマも楽しめる。

公式サイトhttps://www.aheromovie.com/

日本公開中https://synca.jp/ahero/

底意地の悪いカンバーバッチがたまらない

第65回ロンドン映画祭  プレス試写

10月11日

The Power of the Dog

ベネディクト・カンバーバッチがワケありマッチョを好演する映画「パワー・オブ・ザ・ドッグ」の見どころ

Netflixで配信中

濱口竜介監督作2本参加

第65回ロンドン映画祭  プレス試写

10月10日

Wheel of Fortune and Fantasy

偶然と想像です。

偶然をテーマにした短編3本をまとめた濱口竜介監督のベルリン銀熊賞受賞作「偶然と想像」の見どころ

公式サイトhttps://www.filmmovement.com/wheel-of-fortune-and-fantasy

Drive My Carも同時参加。映画祭前の記事ですが。

勢いにのる映画監督・濱口竜介が村上春樹作品を大展開!?今夏の話題作「ドライブ・マイ・カー」のみどころ

公式サイトhttps://www.janusfilms.com/films/2040

トム・バークVSルース・ウィルソン

第65回ロンドン映画祭  プレス試写

10月10日

True Things

自由を感じさせる男についていったら、普通にいい加減な奴だったというお話。

予想できる展開だけど、得体の知れないトム・バークも、そんなのにフラフラついていくルース・ウィルソンも上手い。

トム・バークはこの映画祭ではThe Souvenir: Part2に続いての登場。イギリス映画にはよく出てくる、幅広い役を、危なげなく演じる上手い俳優だ。

でも、この映画ではルース・ウィルソンの方が難しそうな役。仕事にも生活にも飽き飽きしている会社員を、謎の男に夢をみてしまうのもわかる気がする具合に演じている。

公式サイトhttps://www.truethings.film/

新顔も良いウェス・アンダーソン監督オムニバス

第65回ロンドン映画祭  プレス試写

10月10日

The French Dispatch

ビル・マーレイとかアンダーソン監督作お馴染みの顔は、もう居るだけで可笑しい域だけど、今回は新顔も楽しい。

新聞社を舞台に、そこで扱うネタごとのお話になっているオムニバス風。

ベニシオ・デル・トロとミシェル・ウィリアムズ、画家とモデルと思いきや実は…が既にオチなうえ、さらにひねって笑わせる。

今、売れっ子の2人、ティモシー・シャラメとフランシス・マクドーマンドの組み合わせも、年齢から何から違いすぎるのをカップルにしちゃったのも可笑しい。

公式サイトhttps://www.searchlightpictures.com/thefrenchdispatch/


映画ニュース/インタビュー

シネマトゥデイに書いている映画ニュース/インタビューはYahoo Japanなどに配信されています。

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