Archive for the '脚本家' Category



第59回ロンドン映画祭開幕

Suffragette サラ・ガブロン、アビ・モーガン、キャリー・マリガン、メリル・ストリープ会見

イギリスの婦人参政権運動の映画だけど、活動家として有名なエメリン・パンクハースト(ストリープ)ではなく、一労働者(マリガン)を主人公にしたのが効いてる。運動に身を投じるのが、すごく理解できる公私共に虐げられた状態にいるんだもん。

労働者役がとってもはまるアンヌ=マリー・ダフも、そういう一般労働者よりかはちょっとインテリ風なヘレナ・ボナム・カーターも、それぞれ適役で好演。ベン・ウィショーはそこまで理解してるわけでもない夫で、あんまりイイモンでもないけど、当時の男性はこういうものかと納得させる具合に上手い。ブレンダン・グリーソンの刑事役も敵対するけど、人情味も感じられてよい。

アビ・モーガンは相変わらず、引き込む話を作るなあ。ガブロン監督との相性もいいし。

会見では、男社会な映画界についてストリープがバシッと言ってくれました。私も常々思ってましたよ、審査員や評論家が男ばっかしで、その評価で、みんなが映画観たり、観なかったりって、ほんとに不公平だなって。

公式サイトhttp://www.suffragettemovie.com/

第65回ベルリン国際映画祭開幕

審査員会見

ダーレン・アロノフスキー審査員長、ポン・ジュノ監督、クラウディア・リョサ監督、ダニエル・ブリュール、オドレイ・トトゥ、マーサ・デ・ラウレンティス(プロデューサー)、マシュー・ワイナー(脚本家)が審査員。

笑いが多かった審査員団。審査員長以下アメリカ人が多いせい?

 

Nobody Wants the Night  コンペ 試写+会見

イザベル・コイシェ監督、出演のジュリエット・ビノシュ、菊地凜子、ガブリエル・バーンが出席。

北極なのでサバイバルものでもあるけど、探検家ロバート・ペアリーをめぐる女性二人の話だった。

第58回ロンドン映画祭開幕

The Imitation Game 試写+会見

カンバーバッチとナイトレイはじめ、役者がみんな良い。脚本のグラハム・ムーアも長編映画脚本はこれが初らしいけど、話運びのテンポも、細かいエピソードも良い。モルテン・ティルドゥム監督はノルウェーの人だったのね。

アラン・チューリングという実在の数学者、暗号を解いたと聞いても、頭いいのね、くらいな感想しか持てないが、当時は違法だったゲイで、自殺して、歴史の影にいた人と知って、俄然興味沸いた。

公式サイトhttp://theimitationgamemovie.com

デビッド・フロスト死去

昨日は、RUSHのインタビュー会場控えの間にあったテレビの速報で、デビッド・フロスト死去を知った。フロスト×ニクソンで、フロストとロン・ハワード監督、脚本家ピーター・モーガンを取材したのは2008年のロンドン映画祭。テレビでキャスターとして活躍したのをリアルタイムで見ていないので、フロストを知ったのは映画からでもある。ハワード監督とモーガンにインタビューする直前に、そんなニュースが入るとは何だかすごいタイミング。

公式サイトhttp://www.rushmovie.com

ラッシュ/プライドと友情として2014年2月7日公開(2014年1月16日追記)

○○志望

一昨日でサンダンス・ロンドン終了。後半は、トークやディスカッションが続いた。インディペンデント映画(+音楽)祭って、映画監督とか音楽家とか目指してる人がたくさん見に来てて、そういう人向けのプログラムも多い。○○志望っていうのをやってられるのは若いからでもあるよな。活気を感じました。

27日

コメディ・パネル・ディスカッション

アメリカドラマに出てくる家が豪勢過ぎるという件で盛り上がる。なあんだウサギ小屋の日本人だけじゃなく、イギリス人もそう思ってたのか。

Upstream Color 一般上映 監督Q&A

ベルリン映画祭で、その日の上映作とかが掲載される現地映画祭専門誌の表紙に、空のバスタブにスッポリはまって着衣のまま抱きあう男女という印象的な写真がドカンと載って、気になってた映画。ロマンチックものかと思いきや意外にも実験的なSF映画だった。最後まで意味はわからなかったけど、なんだかすごいのはわかる。ストーリーを追うより、映像と音で見せる映画。シェーン・カルースが監督、脚本、主演、音楽、撮影、編集と、何でもやってるのもすごい。小柄な細い人だったけど、才能は満々なのだなあ。

公式フェイスブックhttps://www.facebook.com/UpstreamColor

28日

デヴィッド・アーノルド・トーク

007とかの作曲家。映像に音を重ねていく実験もあり。スペクタクルは、映像と効果音と音楽とが合わさってこそと実感。

3監督ディスカッション

今回の映画祭中ではベストと思うMudのジェフ・ニコルズ監督も参加。テイク・シェルターに続いてマイケル・シャノンと3作目だったのか。Mudでは大筋とあまり関係ない小さめの役だけど、あの独特の風貌・雰囲気で魅せてくれるシャノン。見逃した1作目も見たいなあ。

Sleepwalk with Me 一般上映 監督Q&A

昨年のサンダンス観客賞受賞映画。マイク・バービグリアが自分の体験を監督、主演で見せるコメディ。売れないコメディアンで夢遊病という二重の障害(?)がある自分史、語り口がとてもいい具合で笑える映画。笑いつつ、あんまりな人生が心配になるけど、今は結婚もしてるとわかって、ちょっと安心。Q&A司会がイギリスの売れっ子コメディアン、ジミー・カー。バービグリアも笑わせてたけど、やっぱりカーはコントロールできてるのがさすが。

公式サイトhttp://watch.sleepwalkmovie.com

試写2日目 疑問氷解

ロンドン映画祭試写2日目。()内は映画祭カテゴリー

Laurence Anyways (Love)

ザヴィエル・ドランの監督3作目。悪くないけど監督デビュー作の衝撃は超えなかった2作目を経て、3作目ではっきり力量を見せた。現在23歳のドランが主演もした前2作の若者の恋より、もっと人生の重さがのしかかってくる大人の愛。前2作同様、脚本やプロデュースに衣装とかもドランが手がけてる。主演や相手役もぐっと年齢が上がってて、今回ドランは出てないのかと思ったら、パーティーシーン台詞なしで1コマだけ顔出し。

性転換を考える教師兼作家の男性と、その恋人として長年連れ添った女性の10年に渡るお話。偽りの自分を生きてきた男性と、それを打ち明けられる女性の両方が描かれる。お互い愛し合ってるだけに、つらい。自伝的なデビュー作は、本人が演じた息子役はもちろん、お母さんもしっかり描けてるのが凄いと思ったけど、今回も、ちゃんと男女両方に等分に目が行ってる。それが極端な題材でも独りよがりな作品にならない秘訣かも。ヘビーにかぶせる音楽とか、スローモーションとか、相変わらず効いてる。いい映画の予感がビシバシのオープニングに負けないエンディングには拍手もあがってた。

関係ないけど、主人公の台詞で1つ疑問が氷解。性転換してしばらくたった主人公が、女性として自信がついてきたか?という質問に答えて、自信はない、けど、決意はある、とキッパリ。綺麗な女装の人を見ても、ふうーんてなもんだけど、ショーン・ビーンが女装でやった役→BBC One – Accused, Series 2, Tracie’s Storyみたいな、ごつさの残る女装の人には、頑張れという気持ちになるのは、それだったのか。決意が見えるんだね、女をやっていくぞ、っていう。女装の(元)男性に限らず、決意して、それを引き受けていく気概が見える人は、かっこいい。ローレンスも、かっこいいです。

公式サイトLaurence Anyways

わたしはロランスとして2013年9月7日公開(2013年9月7日追記)

Shell (First Feature Competition)

他に何もない道の途中のガソリンスタンドに住む父と娘のお話。少女から大人へというところの危うく、みずみずしい娘と、娘に頼らなくてはならない持病のある父。少ない登場人物で緊迫感がある。父役のジョゼフ・マウルとか、通りすがりのケイト・ディッキーとか上手い俳優さんたちは、やはり見せるけど、主役の若い新人女優さんも良かった。

The Hunt (Debate)

濡れ衣を着せられ、地域の嫌われ者になっていく男の話。これだけ見たら、まあまあ面白いと思えたかもしれないけど、上2つと並べて見ちゃうと、どうしても、普通のドラマに思えてしまう。ゆるさも目立つし、先が読めちゃうし。マッツ・ミケルセンがかっこよすぎるのもマイナスかも。もうちょっと、嫌われそうな、やな感じの人が主役なら、もっとリアリティ出たはず。いや、かっこよすぎて嫌われてる?ジェラシー?

Q&A

ダニー・ボイル監督映画スラムドッグ$ミリオネアが出た時に、原作と違うというのは言われてたけど、読んだら、ほんとうに全然違ってた原作本Q and A。波乱万丈度がすごいです、この原作。

でも、これをそのまま映画でやると、まとまりがなくなりそう。舞台や設定をところどころいただきながら、登場人物を絞り込み、新たな筋立てを作ったサイモン・ボーフォイも、たいしたもの。

というわけで、映画見てても、全然楽しめる原作本でした。原作の凄さも堪能できるし、脚本家の上手さも、よりはっきりわかる。


映画ニュース/インタビュー

シネマトゥデイに書いている映画ニュース/インタビューはYahoo Japanなどに配信されています。

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