Archive for the '監督' Category



世論を味方にする強さと背を向けられる怖さ

第65回ロンドン映画祭  プレス試写

10月11日

A Hero

2011年ベルリン三冠が忘れ難いアスガー・ファルハディ監督による凝った人間ドラマ。

ばれることはないだろうとごまかし、まんまとヒーローになった男が、世論を味方につける得に翻弄されながら、それによる犠牲にも気づいていく。緻密なストーリー展開にミステリーを説く面白さがありつつ、親と子の人情味あふれるドラマも楽しめる。

公式サイトhttps://www.aheromovie.com/

日本公開中https://synca.jp/ahero/

濱口竜介監督作2本参加

第65回ロンドン映画祭  プレス試写

10月10日

Wheel of Fortune and Fantasy

偶然と想像です。

偶然をテーマにした短編3本をまとめた濱口竜介監督のベルリン銀熊賞受賞作「偶然と想像」の見どころ

公式サイトhttps://www.filmmovement.com/wheel-of-fortune-and-fantasy

Drive My Carも同時参加。映画祭前の記事ですが。

勢いにのる映画監督・濱口竜介が村上春樹作品を大展開!?今夏の話題作「ドライブ・マイ・カー」のみどころ

公式サイトhttps://www.janusfilms.com/films/2040

新顔も良いウェス・アンダーソン監督オムニバス

第65回ロンドン映画祭  プレス試写

10月10日

The French Dispatch

ビル・マーレイとかアンダーソン監督作お馴染みの顔は、もう居るだけで可笑しい域だけど、今回は新顔も楽しい。

新聞社を舞台に、そこで扱うネタごとのお話になっているオムニバス風。

ベニシオ・デル・トロとミシェル・ウィリアムズ、画家とモデルと思いきや実は…が既にオチなうえ、さらにひねって笑わせる。

今、売れっ子の2人、ティモシー・シャラメとフランシス・マクドーマンドの組み合わせも、年齢から何から違いすぎるのをカップルにしちゃったのも可笑しい。

公式サイトhttps://www.searchlightpictures.com/thefrenchdispatch/

パンデミック中、オンラインを活かして撮った映画

第65回ロンドン映画祭  プレス試写

10月9日

Language Lessons

夫からのサプライズプレゼントとしてオンラインスペイン語レッスンを贈られた男性(マーク・デュプラス)と、レッスンの先生(ナタリー・モラレス)の、オンライン越しのやりとりが主になる映画。

驚きつつ、そんなことをする夫のことをうれしそうに話す男性、ゲイカップルの微笑ましいい日々と、それを楽しむフレンドリーな先生という笑いに満ちた出会いから一転、男性に悲劇が起こり、先生は画面越しに支えようとする。

プールまである家に住むお金持ちそうな男性と、そうでもなさそうな先生、画面中でうかがえることだけが、お互いの情報のすべてだ。その中で、紆余曲折がある。

パンデミック中に撮った映画だ。マーク・デュプラスは、前に面白いと思ったThe One I Loveも一風変わった面白い小品だった。と思ったら、両方とも自社で制作していた。なるほど。今回の映画では相手役のモラレスと脚本も書いている。モラレスが監督もしている。

公式サイトhttps://www.languagelessonsfilm.com/

あるアフガニスタン難民のアニメーション・ドキュメンタリー

第65回ロンドン映画祭  プレス試写

10月9日

Flee

ジョナス・ポエール・ラスムーセン監督の友人アミン(仮名)が語る半生のアニメ化。

アミンは、アフガニスタンの戦火を逃れ、ロシアを経て、デンマークにたどり着いた難民だ。文字通り、明日をも知れない毎日、自分の話を公にするのに仮名を使わざるを得ない理由、難民であるということが、どういうことなのか、ありありとわかる。

難民というと可哀そうな集団のように考えてしまって、その個々人にまで想いをめぐらすことがあまりなかった。それは偏見だったのかもしれないとも思った。

公式サイトhttps://www.fleemovie.com/

マラドーナに絡めた人生の悲喜劇

第65回ロンドン映画祭  プレス試写

10月8日

The Hand of God

神の手と言えばマラドーナだが、この映画の主人公はマラドーナではなく、マラドーナの活躍に大盛り上がりするようなイタリアの一家だ。というわけで、コメディタッチだけど、おばあさんから孫への性の手ほどきから、家族の死まで、まさに人生の悲喜劇がマラドーナを横目に見つつ、描かれる。

名匠パオロ・ソレンティーノ監督の自伝的作品。映画祭でかなりのところを占めるようになったNetflix映画。

クリステン・スチュワートがダイアナに

第65回ロンドン映画祭  プレス試写

10月7日

Spencer

クリステン・スチュワートがダイアナ妃を演じるのが面白いこの映画、ナタリー・ポートマンがジャクリーン・ケネディを演じるのが面白いJackieのパブロ・ラライン監督だった。

注目を集める人気女優が、注目を集めるアイコンを演じるダブル注目。まずは、どれだけ似ているかという興味だが、ダイアナもジャッキーもヘアスタイルが特徴的だから、それだけで誰を演じているのかはわかる。

Jackieはヘアとこれも特徴的な服装以外はそこまで似ていないと思ったが、大統領夫人にはこういう側面もあったのかという方に興味が移っていった。

今回も同様、有名なカミラとの三角関係もあり、メンタルを壊していくダイアナ、こんなふうだったのかもと思わせる。

クリステン・スチュワートは、ダイアナに似ているというより、クリステン・スチュワートとわからないくらい大きい変化なのがすごかった。

公式サイトhttps://www.spencer.film/home/

グレート・プロデューサー

第65回ロンドン映画祭  プレス試写

10月6日

The Storms of Jeremy Thomas

映画を観る時に、監督、脚本家あたりまではチェックしても、プロデューサーはさほど気にしてなかったけど、こんなすごい人がいたんだなあ。

どんなバチアタリ映画でも、これと思えばしっかり作らせ、映画の地平を切り開いていくジェレミー・トーマスのドキュメンタリー。

ふんだんに使われているプロデュース作からの映像を観ているだけでもワクワクしてしまう。

トーマス自身の愉快さと合わせるように作品をテンポよく組み込み、オフ・ビート・ドキュメンタリーに仕上げたマーク・カズンズ監督も上手い。

公式サイトhttps://www.thestormsofjeremythomas.com/

どこにでもいる孤独な2人が出会う英個性派監督作

第65回ロンドン映画祭  プレス試写

9月20日(月)

Ali & Ava

一般的な美男美女ではないような2人の恋愛ものには、良い映画が多い気がする。美男美女が自ずと醸し出すロマンチックとは、違うところが見どころになるせいか。

この映画も例外ではなく、地味ながら良い映画だった。インド系の中年男性と、孫もいるアイルランド系女性が主人公、男性には別れたも同然の妻がいるのだが、家族主義の親たちに明かせず同居の形は残していて、女性の方は元夫のトラウマが家族、中でも息子に色濃く残っている。だからこそ、ひと時の甘さに癒される。

ドキュメンタリーにドラマが組み込まれた長編デビュー作The Arborが忘れ難いクリオ・バーナード監督の新作。生活に根差した表現はイギリス映画のキッチンシンクリアリズムを引き継いでいるが、熱を感じさせるのがバーナード監督だ。

公式サイトhttps://www.bbc.co.uk/bbcfilm/films/ali-and-ava/

マーク・カズンズ手術前ドキュメンタリー The Story of Looking

第28回シェフィールド国際ドキュメンタリー映画祭  プレス試写 6月12日

見ることについてのドキュメンタリー。

映画監督のマーク・カズンズが目の手術を受けることになり、見ることについて考察、またパーソナルな想いも描いていく。

映像美に溢れた、見る文化史にもなっている。

公式サイトhttps://www.modernfilms.com/thestoryoflooking


映画ニュース/インタビュー

シネマトゥデイに書いている映画ニュース/インタビューはYahoo Japanなどに配信されています。

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