Archive for the 'ヒューマンドラマ' Category

良い人であり続けようとしたら良い人ってことでOK A Beautiful Days in the Neighbourhood

第63回ロンドン映画祭 プレス試写

10月12日(土)

A Beautiful Days in the Neighbourhood

実在のテレビ子供番組人気司会者フレッド・ロジャースをトム・ハンクスが演じる。

優しくて面白い、良い人過ぎるミスター・ロジャース、ほんとか?素顔はどうなの?と思ってしまう。ハンクスもある意味、近いキャラだ。上手い配役と思う。

取材に来た記者ロイド・ヴォーゲルも、内面に迫ろうとがんばるが…こちらも実在の人物で書いた記事が基になっている。演じるマシュー・リスも目立たないようでなかなか演技派だ。

良い人であり続けようとして、そのように振る舞い続けたら、もう、その人は良い人認定していいのかも。でも、ミスター・ロジャース、エニグマな気がする。

日本では幸せへのまわり道として公開。

公式サイト https://www.sonypictures.com/movies/abeautifuldayintheneighborhood

巨匠の隣で観た The Two Popes

第63回ロンドン映画祭

10月8日(火)

The Two Popes  一般上映

日本でも2人のローマ教皇として公開で記事にできました。

アクション多めでみんなでワイワイできる映画は劇場で、じっくり楽しみたい映画は家で…変わりつつある映画鑑賞スタイルの二極化

さて、このフェルナンド・メイレレス監督映画、スケジュールが合わず、プレス試写できなかったので、一般上映で観たら、隣の席がマイク・リー監督だった。巨匠はお一人でいらしていた。

上の記事中でも書いているように、意外に軽みもあって、笑えるシーンも多いのだが、リー監督、ニコリともせず、食い入るように鑑賞されていた。

今年65歳になるメイレレス監督は、77歳になったリー監督の一回り年下だ。もちろん、リー監督がイギリスの巨匠なら、優れた作品を連発してきたメイレレス監督だってブラジルの巨匠かもしれない。それでも、リー監督から見たら、だいぶ後輩の作品、しかも半分コメディーにもなってる映画を、あそこまで深刻、真剣に観るとは。ますます尊敬。

公式サイトhttps://www.netflix.com/gb/title/80174451

Le Mans ’66

第63回ロンドン映画祭 プレス試写

10月8日(火)

Le Mans66

タイトル通り’66 のル・マンを再現。

日本ではフォードvsフェラーリとして公開。

というわけで、フォードがフェラーリに挑んだ’66のル・マンの映画化。車を作るキャロル・シェルビー(マット・デイモン)と、ドライバー、ケン・マイルズ(クリスチャン・ベール)のバディームービーにもなっている。

実在のこのコンビが秀逸。腕はたつけど型破り、ちょっとアホなドライバーという人物造形がミソ。ほんとにこういう人だった気がする。と思わせた時点で、もう成功でしょ。

公式サイトhttps://www.20thcenturystudios.com/movies/ford-v-ferrari

The Aeronauts

第63回ロンドン映画祭 プレス試写

10月7日(月)

The Aeronauts

トム・ハーパー監督が、エディ・レッドメインにフェリシティ・ジョーンズ で、実在した天気予報の父みたいな人の実話をふくらませて映画化。

天気が予測できれば多くの人が助かるという信念のもと、上空を観測したい学者が、飛行高度の記録更新に挑もうという気球乗りに目をつける。

前年にこの映画祭参加だったWild Roseが、地味配役にもかかわらず、上出来だったハーパー監督、やっぱり上手い。研究一途な気象学者と、ショーガール的な要素もある女性気球乗りとの組み合わせにしたことで、しっかり見せ場を作りつつ、引き込まれる展開で、最後まで引っ張る。

Wild Roseの成功あってか、今回の配役は、博士と彼女のセオリーでオスカー受賞のレッドメインと、その時の相手役ジョーンズと話題性バッチリ。思い起こすだけで泣きそうな映画だったが、今回はまた違ったコンビの面白さみせる。

日本ではイントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたりとして公開。

公式サイトhttps://www.theaeronauts.movie/

感動がないとこも夫婦あるある? Hope Gap

第63回ロンドン映画祭 プレス試写

10月4日(金)

Hope Gap

アネット・ベニングとビル・ナイのベテラン俳優でみせる離婚劇。

離婚劇といえば、懐かしいとこではクレイマー、クレイマー、デレク・シアンフランス監督も印象深かったブルーバレンタイン、この後に試写したマリッジ・ストーリーとか、けっこう名作があるけど、そういう涙を誘うものではない。

では、見所は何かと言えば、夫婦のリアリティー。よくいるイライラ妻にオドオド夫の組み合わせになってるのがミソ。

公式サイトhttps://www.originpictures.co.uk/hope-gap

名優でおくる死ぬ前に家族と集った母 Blackbird

第63回ロンドン映画祭 プレス試写

10月3日(木)

Blackbird

不治の病で死が迫った母が、子らを招く。

母をスーザン・サランドン、夫がサム・ニール、成人して家族を築いている娘がケイト・ウィンスレット、くせのある娘がミア・ワシコウスカ、と芸達者がそろい、楽しませる。

この面子で、お涙頂戴感動ものでは終わらない。それぞれの連れ、友人も絡み、家族の後ろ暗いところもあぶり出され、あわや空中分解かという危うさも感じさせつつ…

ブリティッシュ・フィルムス・ディレクトリ
http://film-directory.britishcouncil.org/blackbird1

The King

第63回ロンドン映画祭 プレス試写

10月3日(木)

The King

日本でも公開で記事にできました。若手人気俳優の起用によって”わかりやすいシェイクスピア劇”を目指した話題の映画「キング」の評価

公式サイトhttps://www.netflix.com/gb/title/80182016

ドラマチックすぎ Waves

第63回ロンドン映画祭 プレス試写

10月2日(水)

Waves

スポーツ選手として、また、恋人との関係でも、坂を転げるように窮地に陥るティーンエイジャーを中心に、その家族を描いた映画。

次から次へといろいろ起こりドラマチック。飽きずに観られるけど、ちょっとトゥーマッチ。でも、評価は高い。

日本でもWAVES/ウェイブスとして公開中。

公式サイトhttps://a24films.com/films/waves

このA24ってとこ、セイント・モード(前ページ)や、ムーンライトも作ってる。近年、秀作を放ち続けている映画制作会社ではあるわけだ。

 

モンゴルならではの映画 Öndög

第63回ロンドン映画祭 プレス試写

10月1日(火)

Öndög

荒野に捨て置かれた死体の番を命ぜられた若い警官と、その世話を頼まれた地元の娘。

ほんとうに何もないモンゴルの荒野で、火を起こし…という野宿状態の若い2人。でも、ロマンチックな甘さはなく、生と性とでも言いたいような生々しさ、そこで暮らす人々のたくましさ。モンゴルの地と民族あればこその映画。

公式サイトhttps://www.trigon-film.org/en/movies/oendoeg

聖職者による犯罪 By the Grace of God

第63回ロンドン映画祭 プレス試写

10月1日(火)

By the Grace of God

聖職者による少年への性虐待を、大人になった被害者が告発しようとする物語。フランソワ・オゾン監督作でベルリン国際映画祭審査員賞受賞。

わたしはロランスが忘れがたいメルヴィル・プポー主演で、脇も演技派が固め、見応えのあるヒューマンドラマ。

日本でもグレース・オブ・ゴッド 告発の時として公開中。

公式サイトhttp://www.marsfilms.com/film/

 

思い出したのがMea Maxima Culpa: Silence in the House of God

最大の過ち: 神のみもとの沈黙という邦題だそうです。DVDは探せなかったけど、配信してるのかな。

優れた社会派ドキュメンタリーを撮り続けているアレックス・ギブニー監督作で、上の映画と同じく聖職者による性虐待、しかも被害者が聾唖少年。ドキュメンタリーだけに衝撃は今回のドラマ映画以上。


映画ニュース/インタビュー

シネマトゥデイに書いている映画ニュース/インタビューはYahoo Japanなどに配信されています。

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