Archive for the 'ヒューマンドラマ' Category

命を消す職務の重圧Clemency

第63回ロンドン映画祭 プレス試写

9月19日(木)

Clemency

うまく運ばない死刑執行なんて、想像するだに恐ろしい。冒頭でそんな可能性にさらされている仕事と思いしらされ、ショックなところに、無実かもしれない人を処する?刑務所の所長である女性が主人公。

ストレスフル過ぎる仕事で家庭生活も危うくなる所長と、無実かもしれない囚人とで、がっつり見ごたえのあるヒューマンドラマ。

公式サイトhttps://www.clemencythefilm.com/

 

パワハラ/セクハラおじさん⁈Waiting for the Barbarians

第63回ロンドン映画祭 プレス試写

9月16日(月)

Waiting for the Barbarians

ジョニー・デップに驚く。正面は、顔、四角いし、後ろ姿、首のお肉が襟に乗ってたし。アンバー・ハードとごたごたしてたあたり、一時期、肥えちゃった頃の撮影だったのかなあ。ゲスな悪役なので、あってるっちゃあってるけど。

それより、問題は、傷ついた少女を救う主人公がとても優しい良い人そうで、実際そうなんだろうけど、下手したら孫くらいな年齢の女の子にやってることが、それ、パワハラ/セクハラじゃね?なこと。結果、誰にも共感できず、後味悪く終わる。

原作「夷狄を待ちながら」を書いたJ・M・クッツェーが脚本にもかかわったというから、シーロ・ゲーラ監督の味付けではなく、もともと、そういう小説なのかな。未開発地域の原住民VS文明人という構図で、文明人の方がまったくもって野蛮人でした、というお話なので、後味悪くて正解なんだろうか。

主演のマーク・ライアンスは悪目立ちしない安定した名脇役という感じの俳優さんで、そのあたりの人を主役にもってきた映画は良いのがいっぱいあるけど、この役はちょっと損かも。

ジョニデの後に派遣されてくるロバート・パティンソンも引き継いで悪役なんだけど、こっちはさすがに若くシュッとしてる。パティンソン一人勝ち映画か。

公式サイトhttp://www.samuelgoldwynfilms.com/waiting-for-the-barbarians/

第33回BFIフレア: ロンドンLGBTQ+映画祭後半

3月27日

Tucked

引退間近の年老いたドラァグクイーンと若手の友情物語。後半、ちょっと綺麗にまとめすぎだけど、ユーモアとペーソスでけっこう楽しめる。

公式サイトhttps://www.bulldog-film.com/films/tucked/

 

28日

Halston  (プレス試写)

天才デザイナーの光と陰を追った見応えのあるドキュメンタリーで、イギリスではこの後、劇場公開もされました。http://eigauk.com/film-of-the-month/halston/

 

29日

J.T. LeRoy  (プレス試写)

閉幕映画。歴史的実話で開けて、スキャンダラスな実話で閉めた、ロンドンLGBTQ+映画祭でご紹介。ふたりのJ・T・リロイ ベストセラー作家の裏の裏として日本公開中。

Papi Chulo  (一般上映 ジョン・バトラー監督登壇)

かたやイケメン青年ゲイTV出演者、かたや妻子持ちの日雇い移民おじさん。住む世界のまるで違うおじさんに、癒しを感じたイケメンは…というコメディー。類型的ではあるけど案外楽しめる。

公式サイトhttp://www.treasure.ie/papi-chulo

Making Montgomery Clift  (一般上映 ロバート・クリフト&ヒラリー・デモン監督登壇)

モンゴメリー・クリフトの甥が描いた本人の生き様が浮かびあがるドキュメンタリー映画「Making Montgomery Clift」でご紹介。”美しき負け犬“モンゴメリー・クリフトの生涯。

 

31日

No Box for Me: An Intersex Story  (オンライン試写)

LGBTの人権が考慮されるようにはなったけどでご紹介。昔読んだ本では世にも稀なる人みたいな扱いだったのが、このドキュメンタリーではインターセックスの人が普通にいっぱいいることに驚いた。あの本、センセーショナルにしてたんだな、と読後数十年を経て気づく。

初日(前ページ)の奥深くまで撮った1本からここまで、ドキュメンタリーにハズレがなかった第33回でした。

 

第33回BFIフレア: ロンドンLGBTQ+映画祭前半

3月21日

Vita & Virginia プレス試写

開幕映画。歴史的実話で開けて、スキャンダラスな実話で閉めた、ロンドンLGBTQ+映画祭でご紹介。

Jonathan Agassi Saved My Life  プレス試写

撮影期間8年!ゲイポルノスターの人生の頂点からドラッグにおぼれる生活までを赤裸々に綴った映画「Jonathan Agassi Saved My Life」でご紹介。ラリってる状態までを撮った、撮らせたのが驚く。信頼かな。

 

25日

Giant Little Ones プレス試写

親友と思っていた少年が…を上手に思春期ドラマにしてる。男性の恋人のために母と別れた父を演じるカイル・マクラクランもいい味。

公式サイトhttps://www.giantlittleones.com/

実話3本

第62回ロンドン映画祭試写

2018年10月20日

A Private War

実在した人物を演じたらナンバーワン!ロザムンド・パイクが女性戦場記者の激しくも華麗な生き様を演じた傑作「プライベート・ウォー」でご紹介。

 

10月21日

Stan & Ollie

伝説のコメディーデュオ、ローレル&ハーディの晩年。トレードマークだったネタを散りばめて笑わせつつ、笑いにかける執念もよくわかる。相方が亡くなっても、まだローレル&ハーディのコメディーを書き続けるあたり、凄みさえ感じる。僕たちのラストステージとして発売中。

Be Natural: The Untold Story of Alice Guy-Blaché (監督登壇付き一般上映で)

Fレート採用、比率アップ、「女性重視」の色が際立ったロンドンの2大映画祭でご紹介。

オリヴィア・コールマン

第62回ロンドン映画祭試写

2018年10月18日

The Favourite

アカデミー賞に最多ノミネートされた「女王陛下のお気に入り」「ROMA/ローマ」ってどんな映画?で、結果的にオリヴィア・コールマンが主演女優賞獲得。イギリスのテレビでお馴染みの庶民派な雰囲気がある女優さん。コメディーも上手いし、シリアスものでは生活感を滲ませてみせていた女優さんが、こうして世界の大舞台でスポットを浴びたことに拍手。

The White Crow

名優レイフ・ファインズの監督作。もともとシェイクスピア俳優のせいか、そのものズバリのシェイクスピア劇だった監督デビュー作はじめ、監督作は演劇的すぎるのが鼻についたけど、だんだんこなれてきて、これは良い。ルドルフ・ヌレエフ亡命事件の映画化でホワイト・クロウ 伝説のダンサーとしてDVD発売中。

Burning

村上春樹の原作納屋を焼くとはいろいろ違うけど、一番大きいのは主人公の印象だと思う。村上作品の主人公ってどれも、不遇な状況でさえ、なんか清潔感あって、何気にモテそう。映画の不遇な青年はもっと生々しい。バーニングとしてDVD発売中。

悲惨な物語3本

第62回ロンドン映画祭試写

2018年10月17日

Peterloo

巨匠マイク・リー監督にしては並の出来だけど、実際にあったピータールーの虐殺を知らせる意義はある。ピータールー マンチェスターの悲劇として公開中。

Capernaum

出生届さえ出してもらえず過酷な暮らしを強いられる男の子の物語。小柄で目の大きな主人公がいたいけで泣かせる。存在のない子供たちとして公開中。

Birds of Passage

ワユー族の家族が、ドラッグの売買で繁栄から破滅するまでの物語。民族色とバイオレンスの組み合わせで独特の雰囲気出してる。
公式サイトhttps://www.birdsofpassage.film

地味良作

第62回ロンドン映画祭試写

2018年10月15日

 Wild Rose

地元イギリスでの4月劇場公開後、欧米各国や台湾が続き、韓国では今日かららしい。地味だけど、なかなかの良作、日本にもいかないかなあ。

 Sunset 

サンセットとして3月から公開中。とても良かった前作ハウルの息子の手法を続けて迷宮のように構成していくのが、今回は絡み合い過ぎてわかりづらいのは、この歴史を知らないせいもあるな。歴史も勉強しないとね。

Three Faces

ある女優の不在として順次公開中。これはプレス試写じゃなく、一般上映のプレスチケットがとれて観た。監督登壇とかあるのが普通の映画祭での上映だけど、それが出来ないパナヒ監督、おいたわしや。

葬式も映画も募金で

第62回ロンドン映画祭試写

2018年10月14日

The Front Runner

フロントランナーとして2月劇場公開後、今はDVD、オンライン配信もあるようです。女性スキャンダルで消えた実在の政治家のお話。さては、あの人と思ったら違う人だった。そんな政治家ばっかりだな。

 The Little Drummer Girl

BBCドラマが狙う男のセクシー路線です。

Being Frank: The Chris Sievey Story

クラウドファンディングで完成した変わり種芸人のドキュメンタリー映画『Being Frank: Chris Sievey Story』です。

売れっ子になったティモシー・シャラメ

第62回ロンドン映画祭試写

2018年10月13日

Beautiful Boy

ビューティフル・ボーイとして4月劇場公開後、DVDも出たようです。ドラッグ中毒になった息子のことを書いた父による本に基づいた映画。ティモシー・シャラメが息子役。同性ならではの技⁉︎昨年度のベスト初恋映画『君の名前で僕を呼んで』と大絶賛した映画の彼です。当然ながら、あの映画以降、大注目浴びて、どんどん出てます。

Roma

アカデミー賞に最多ノミネートされた『女王陛下のお気に入り』『ROMA/ローマ』ってどんな映画?に書きました。結局、監督賞、撮影賞、外国語映画賞の3冠獲得。外国語映画賞では万引き家族もとっても良かったけど、是枝裕和監督もこれに負けたならしょうがないと思ったかな。

Non-Fiction 

冬時間のパリとして再来月12月20日から公開予定。英題と邦題と全然違うと思ったら、フランス語原題はDoubles vies(英語にするとダブル・ライフだそう)、中身はというとミッドライフクライシスなみなさんのラブストーリー。


映画ニュース/インタビュー

シネマトゥデイに書いている映画ニュース/インタビューはYahoo Japanなどに配信されています。

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