Archive for the 'ヒューマンドラマ' Category

ひねりのあるLGBT映画

第66回ロンドン映画祭  プレス試写

9月21日

Joyland

妻のいる男性が、トランスジェンダー女性のバックダンサーになる。そこに恋が芽生え、という話かと思いきや、最後にもうひとひねり。

そもそも妻と結婚したのもそういうことだったのかと納得するも、主要登場人物全員にとって悲劇だ。

舞台となっているパキスタンでの女性の位置を絡めながら、最後でやっと合点がいく展開が上手い。

精神を病む初期

The Novice

第36回BFIフレア: ロンドンLGBTQIA+映画祭  プレス試写 3月26日

ボート部の女学生が、部活、勉強、そほのか学生生活諸々のストレスで異常をきたしていく。

ブラック・スワンを思わせるが、あれほどエクストリームじゃない。そこが物足りなくもあるけど、その分、リアリティがあるとも言える。

公式サイトhttps://www.ifcfilms.com/films/the-novice

海辺カフェの秘密

Wet Sand

第36回BFIフレア: ロンドンLGBTQIA+映画祭  一般上映 3月25日

海辺の町で老人が亡くなる。自殺のようだ。

他所からきて、地元民とは馴染まず暮らした老人らしい。

後始末のためやってきた孫娘を、ビーチ近くにあるカフェ店主が手伝う。

静かな村には似つかわしくない騒動の中で、保守的なその土地では隠すしかなかった老人の私生活があぶり出されてくる。

ゆっくりと老人の秘めた愛が描かれる傍ら、孫娘の現在進行形な愛も進展していく。

地味な小品ながら、なかなかの秀作。

公式サイトhttps://wetsand-film.com/

オンラインでの出会い

Private Desert

第36回BFIフレア: ロンドンLGBTQIA+映画祭  プレス試写 3月21日

ミスを犯した刑事が、オンライン上で知り合ったサラを探す旅に出る物語。落ち込んだ状態で、サラが救いの女神になっている刑事だが、観ている方には最初からサラはたぶん…。

思いがつのっていく刑事と、真実が見えてくる過程とが、スリリングだ。

オンラインの出会いって、どんな風にも偽装できるわけだから、怖い。

公式サイトhttps://www.grafoaudiovisual.com/en/cinema/deserto-particular-2/

ピース・アンド・フレンドシップ・トリーティーズ

Wildhood

第36回BFIフレア: ロンドンLGBTQIA+映画祭  プレス試写 3月18日

手ひどく扱う父のもとから逃れた兄弟が、母を探すロードムービー。

イーストコーストの片田舎が舞台になっていて、兄弟の母は原住民らしい。ピース・アンド・フレンドシップ・トリティーズという言葉が出てくる。イギリスが侵略時に原住民と結んだ契約のようだ。

母と父の関係にも、何かそういう民族的な歴史が反映されているふうだし、兄弟が旅の途中で知り合う青年も鳥の羽で飾った衣装を着けた民族的なダンスの躍り手だ。

背景に民族を感じさせながら、美しい自然の中を進んでいく、母乞い物語、かつ、青年に友情を超えたものを感じる兄のセクシュアリティの発見を含めたカミング・オブ・エイジ・ドラマにもなっていて、上手い。

公式サイトhttp://wildhoodmovie.com/

実話だったのか…で評価を変えた映画

Benediction

第36回BFIフレア: ロンドンLGBTQIA+映画祭  プレス試写 3月17日

前年10月にロンドン映画祭プレス試写で観ていてのを、再度観た。

そして、ここで初めて実話ベースと知り、その2度目の感想もあわせ戦下の詩人として1度目の方に書いてしまった。10月に観た映画の感想を書いたのが、3月過ぎって、おいおい。

映画は悪くなかったのに

第65回ロンドン映画祭  プレス試写

10月15日

King Richard

記事にできました。

主人公のビーナス&セリーナ・ウィリアムズ姉妹の父親をウィル・スミスが演じる話題作「ドリームプラン」の見どころ

ウィル・スミス、アカデミー賞候補かなあとは思ったけど、そのアカデミー賞最大の話題になるとは思わなんだ。そういえば、ビンタ事件、その後どうなったかなあ。

公式サイトhttps://www.kingrichardfilm.net/

日本公開中https://wwws.warnerbros.co.jp/dreamplan/

戦下の詩人

第65回ロンドン映画祭  プレス試写

10月14日

Benediction

名匠テレンス・デイヴィス監督による第一次世界大戦とその後を背景にした映画。

前半のメンタルをやられた詩人が、送られた軍病院でナイーブな青年と出会うのが心揺さぶる。そこがあんまり良いから、戦後、詩人と俳優たちとのアバンチュールを重ねる後半は、余計じゃね?

と思ったら、これ、実話ベースだった。

戦争詩人ジークフリード・サスーンの物語。他の登場人物も実在の人々。

サスーン(ジャック・ロウデン)、病院で出会うウィルフレッド・オーエン(マシュー・テニソン)とも、戦争詩人として知られる。

サスーンの方が年上、階級も上、身ごなしや話し方で上流階級とわかる。一方のオーエンは素朴な青年だが、サスーンはオーエンの詩に打たれる。

過酷な戦いに耐えられるようには全然見えないオーエンなのに、前線に戻され、命を落とす。サスーンの方は、上述のように生き延びて、あれやこれややらかす。

人様の人生をこう言ってはなんだが、前半だけなら綺麗な物語なのに、後半で濁る。台本通り、まとめることはできない。人が生きていくって、そういうことか。

公式サイトhttps://emufilms.com/projects/benediction/

お屋敷で情事にふけっていたメイドが…

第65回ロンドン映画祭  プレス試写

10月14日

Mothering Sunday

第一次世界大戦に向かう頃、イギリスのお屋敷で繰り広げられるメイドとお坊ちゃまの情事。

お休みをもらった日曜日、メイドのジェーン(オデッサ・ヤング)が急ぐのは近くの別のお館、そこではその家の息子ポール(ジョシュ・オコナー)が両親が出かけた後に1人で待っている。

住む世界が違う2人、結婚へと向かう関係でないのは、両者ともわかっている。周囲にばれないように気を使いつつ情事を重ねる大人の関係とも言える。ヤング、オコナーとも、その逢瀬の間だけ素になって楽しむはかない感じが出ていていい。

館主たちの世界でもいろいろあり、そこで働く方にもいろいろある。ジェーンが働く家の館主夫妻をコリン・ファースとオリヴィア・コールマンが演じていて、前日の試写では主役だったコールマンがここでも何かある人を演じている。

ジェーンが数十年後に作家になって、当時を振り返るのが、とってつけたみたいで、賛否両論なところ。

公式サイトhttps://www.sonyclassics.com/film/motheringsunday/

日本公開中https://movies.shochiku.co.jp/sunday/

ツボを外さない上手さのケネス・ブラナー自伝的映画

第65回ロンドン映画祭  プレス試写

10月12日

Belfast

激化するアイルランド紛争下で暮らす家族を描いたアカデミー賞ノミネート映画「ベルファスト」の見どころ

公式サイトhttps://www.focusfeatures.com/belfast/

日本公開中https://belfast-movie.com/


映画ニュース/インタビュー

シネマトゥデイに書いている映画ニュース/インタビューはYahoo Japanなどに配信されています。

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