第65回ロンドン映画祭 プレス試写
10月15日
King Richard
記事にできました。
主人公のビーナス&セリーナ・ウィリアムズ姉妹の父親をウィル・スミスが演じる話題作「ドリームプラン」の見どころ
ウィル・スミス、アカデミー賞候補かなあとは思ったけど、そのアカデミー賞最大の話題になるとは思わなんだ。そういえば、ビンタ事件、その後どうなったかなあ。
映画、イギリスのあれこれ by Yukari
第65回ロンドン映画祭 プレス試写
10月15日
King Richard
記事にできました。
主人公のビーナス&セリーナ・ウィリアムズ姉妹の父親をウィル・スミスが演じる話題作「ドリームプラン」の見どころ
ウィル・スミス、アカデミー賞候補かなあとは思ったけど、そのアカデミー賞最大の話題になるとは思わなんだ。そういえば、ビンタ事件、その後どうなったかなあ。
第65回ロンドン映画祭 プレス試写
10月14日
Benediction
名匠テレンス・デイヴィス監督による第一次世界大戦とその後を背景にした映画。
前半のメンタルをやられた詩人が、送られた軍病院でナイーブな青年と出会うのが心揺さぶる。そこがあんまり良いから、戦後、詩人と俳優たちとのアバンチュールを重ねる後半は、余計じゃね?
と思ったら、これ、実話ベースだった。
戦争詩人ジークフリード・サスーンの物語。他の登場人物も実在の人々。
サスーン(ジャック・ロウデン)、病院で出会うウィルフレッド・オーエン(マシュー・テニソン)とも、戦争詩人として知られる。
サスーンの方が年上、階級も上、身ごなしや話し方で上流階級とわかる。一方のオーエンは素朴な青年だが、サスーンはオーエンの詩に打たれる。
過酷な戦いに耐えられるようには全然見えないオーエンなのに、前線に戻され、命を落とす。サスーンの方は、上述のように生き延びて、あれやこれややらかす。
人様の人生をこう言ってはなんだが、前半だけなら綺麗な物語なのに、後半で濁る。台本通り、まとめることはできない。人が生きていくって、そういうことか。
第65回ロンドン映画祭 プレス試写
10月14日
Mothering Sunday
第一次世界大戦に向かう頃、イギリスのお屋敷で繰り広げられるメイドとお坊ちゃまの情事。
お休みをもらった日曜日、メイドのジェーン(オデッサ・ヤング)が急ぐのは近くの別のお館、そこではその家の息子ポール(ジョシュ・オコナー)が両親が出かけた後に1人で待っている。
住む世界が違う2人、結婚へと向かう関係でないのは、両者ともわかっている。周囲にばれないように気を使いつつ情事を重ねる大人の関係とも言える。ヤング、オコナーとも、その逢瀬の間だけ素になって楽しむはかない感じが出ていていい。
館主たちの世界でもいろいろあり、そこで働く方にもいろいろある。ジェーンが働く家の館主夫妻をコリン・ファースとオリヴィア・コールマンが演じていて、前日の試写では主役だったコールマンがここでも何かある人を演じている。
ジェーンが数十年後に作家になって、当時を振り返るのが、とってつけたみたいで、賛否両論なところ。
第65回ロンドン映画祭 プレス試写
10月12日
Belfast
激化するアイルランド紛争下で暮らす家族を描いたアカデミー賞ノミネート映画「ベルファスト」の見どころ
第65回ロンドン映画祭 プレス試写
10月11日
Mass
二組の中年夫妻が対面する様子が描かれる。
対面場所に入り、その場をチェックしたりするところから、緊迫し、居心地の悪い感じがある。
向き合って座り会話が始まると、穏やかに話そうと努力するふうだ。
会話が進むにつれ、子を亡くした親と、その子の命を奪った若者の親であることがわかってくる。この話し合いは、何処へ行きつくのか?
親を演じる4人が、いずれ劣らぬ演技を見せている。実際に起こった類似事件を思い出す。
第65回ロンドン映画祭 プレス試写
10月11日
A Hero
2011年ベルリン三冠が忘れ難いアスガー・ファルハディ監督による凝った人間ドラマ。
ばれることはないだろうとごまかし、まんまとヒーローになった男が、世論を味方につける得に翻弄されながら、それによる犠牲にも気づいていく。緻密なストーリー展開にミステリーを説く面白さがありつつ、親と子の人情味あふれるドラマも楽しめる。
第65回ロンドン映画祭 プレス試写
10月11日
The Power of the Dog
ベネディクト・カンバーバッチがワケありマッチョを好演する映画「パワー・オブ・ザ・ドッグ」の見どころ
Netflixで配信中
第65回ロンドン映画祭 プレス試写
10月9日
Language Lessons
夫からのサプライズプレゼントとしてオンラインスペイン語レッスンを贈られた男性(マーク・デュプラス)と、レッスンの先生(ナタリー・モラレス)の、オンライン越しのやりとりが主になる映画。
驚きつつ、そんなことをする夫のことをうれしそうに話す男性、ゲイカップルの微笑ましいい日々と、それを楽しむフレンドリーな先生という笑いに満ちた出会いから一転、男性に悲劇が起こり、先生は画面越しに支えようとする。
プールまである家に住むお金持ちそうな男性と、そうでもなさそうな先生、画面中でうかがえることだけが、お互いの情報のすべてだ。その中で、紆余曲折がある。
パンデミック中に撮った映画だ。マーク・デュプラスは、前に面白いと思ったThe One I Loveも一風変わった面白い小品だった。と思ったら、両方とも自社で制作していた。なるほど。今回の映画では相手役のモラレスと脚本も書いている。モラレスが監督もしている。
第65回ロンドン映画祭 プレス試写
10月8日
The Hand of God
神の手と言えばマラドーナだが、この映画の主人公はマラドーナではなく、マラドーナの活躍に大盛り上がりするようなイタリアの一家だ。というわけで、コメディタッチだけど、おばあさんから孫への性の手ほどきから、家族の死まで、まさに人生の悲喜劇がマラドーナを横目に見つつ、描かれる。
名匠パオロ・ソレンティーノ監督の自伝的作品。映画祭でかなりのところを占めるようになったNetflix映画。
第65回ロンドン映画祭 プレス試写
10月8日
The Souvenir: Part2
すっかり人が変わって旅から帰ってきた恋人、結局、ドラッグ中毒になっていて、死んでしまう。というのが最初の映画、The Souverirでのお話らしい。
パート2は、残された失意の女性のその後のお話。自分探しの話でもある。コメディタッチで、映画制作者でもある女性なので、そのあたりも絡めたギャグもある。
最初の映画を観る機会がないまま2を観てしまった。それでも面白いけど、観てたらもっと面白そう。