第66回ロンドン映画祭 プレス試写
9月30日
Linoleum
自力でロケットを作ろうとしているお父さんのお話。しかも家のガレージで。
空から車が降ってくるのに遭遇するお父さん、それが妄想なのか現実なのか、判然としないまま、話が進んでいく。大丈夫か?子供向け科学番組のプレゼンターを降ろされたお父さんは、家のガレージでロケットを作り始める。ミッドライフクライシスなのか?
変てこコメディが、変てこを上手い具合に回収しつつ、最後には心揺さぶる人生の物語になっていく。びっくり。
映画、イギリスのあれこれ by Yukari
第66回ロンドン映画祭 プレス試写
9月30日
Linoleum
自力でロケットを作ろうとしているお父さんのお話。しかも家のガレージで。
空から車が降ってくるのに遭遇するお父さん、それが妄想なのか現実なのか、判然としないまま、話が進んでいく。大丈夫か?子供向け科学番組のプレゼンターを降ろされたお父さんは、家のガレージでロケットを作り始める。ミッドライフクライシスなのか?
変てこコメディが、変てこを上手い具合に回収しつつ、最後には心揺さぶる人生の物語になっていく。びっくり。
第65回ロンドン映画祭 プレス試写
9月30日(木)
Titane
車との子を身ごもったシリアルキラーの女性が主人公。念のため、車は車だん吉とかじゃなく、自動車、カーです。荒唐無稽な話なのに、グイグイ観せる面白さ。
今年度のNo.1良い映画なら少し考えるけど、インパクトNo.1映画ならこれかも。
そういう映画に最高賞パルムドール贈ったカンヌも偉い。
第64回ロンドン映画祭 プレス試写
10月17日(土)
Friendship’s Death
1987年制作映画のリストア版。地球に落ちて来た男ならぬ“地球に落ちて来た女”をティルダ・スウィントンが演じる。と言っても、ボウイとスウィントンの人間離れした綺麗さという共通点はあれど、ストーリーは全然違う。
宇宙人が友好目的で地球に送り込んだアンドロイドがフレンドシップ(スウィントン)。手違いで紛争中のパレスチナに到着、そこでイギリスからの戦争特派員(ビル・パターソン)と知り合う。真っ直ぐにものを見るフレンドシップとの会話は、シュールながら時に核心をつく。
監督、脚本のピーター・ウォーレンは、本もたくさん書いている映画理論の教授なのだそう。
公式サイトhttps://shop.bfi.org.uk/pre-order-friendship-s-death-dual-format-edition.html
6月21、22日試写、インタビュー
イギリス・ローカルな面白さがあったエドガー・ライト監督、ハリウッドでの派手作です。
第60回ロンドン映画祭開幕6日目
Arrival
パーソナルなことがエイリアンとのコミュニケーションと連動してるようなのや、謎のまま終わるとこがコンタクトと似てるけど、さすがにCGは全然発達してる。
公式サイトhttp://www.arrivalmovie.com
The Giant
エレファント・マンみたいな障害を持った男性が主人公。金属球でやるビー玉遊びに似たゲームと、心の病で1人で暮らす母に会うことがなぐさめ。
それがリアルとファンタジー(男性の心の中?)とを行き来して、独特の物語として編まれていく。リアルでは悲しい結末が、別の世界ではハッピーエンドなのが泣かせる。ほんとうに今回の新人監督賞候補は観るもの観るものみんな良い。
Goldstone
有力者がグルで悪事を働く町にアウトローの刑事がやってきて…というあらすじに新味はないけど、けっこうスリルを楽しめるオーストラリア映画。
Liltingのチェン・ペイペイや、Charlie’s Countryのデヴィッド・ガルピリルとか、脇が味わい深い。
Hedi 試写
コンペ試写の最初が当たりでうれしくなるような良作。母親の縁組した相手と結婚間近でほんとうに愛せる人を見つけて…と聞くと、ありがちなドラマみたいだけど、説得力ある演技と脚本で、地味ながらしっかりした人間ドラマ。
公式サイトhttp://lesfilmsdufleuve.be/en/hedi/
Midnight Special 試写
会見:ジェフ・ニコルズ監督, マイケル・シャノン, キルステン・ダンスト, ジェイデン・ リーバハー, ジョエル・エドガートン, ブライアン・カヴァノー‐ジョーンズ, サラ・グリーン
ニコルズ監督デビュー作から出演してる名コンビのシャノンが、またも主演でがっつりみせる。エドガートンとか、アダム・ドライバーとか、最近の売れっ子も持ち味発揮でニコルズ監督は配役上手いなあ。
公式サイトhttp://www.midnightspecialmovie.com/
Boris Without Beatrice 試写
ドニ・ラヴァンが出てた。
クリーピー 試写
会見は別日
The Assassin
タイトルと写真から、竹やぶビュンビュン飛んだりする中国映画かと思いきや、じっくり、ゆっくり話が進み、アクションもあるけどストーリーと美を重視してる映画でした。凝ってる衣装やセットに、花や緑に滝と画面も綺麗。太鼓の音や、踊りも面白いと思ったら、工作人員(中国語でスタッフのことをそう言うのですね、スパイみたい)の中に能楽師の字も見えた。能楽をこう見せるとは新鮮。黒衣の刺客として、日本公開中です。
公式サイトhttp://www.kokui-movie.com/
The Dead Lands
アメフト?ラグビー?の試合前にニュージーランドチーム?が目をむいて舌出したりする踊り、戦いの時にもやるんだ。とういか、もともと戦い起源なのかも。太古の部族の戦いのお話。
公式サイトhttp://www.thedeadlandsmovie.com
Black Coal, Thin Ice
ベルリンで別取材のため見逃してしまった金熊賞受賞作。フィルム・ノワールっぽい感じもあって上手い。けど、好みで言ったら、やっぱり’71の方だな、賞は逃したけど。
Keep On Keepin’ On
ジャズ・レジェンド、クラーク・テリーのドキュメンタリー。90歳過ぎて、体も悪くて、なお、スイングしてる。糖尿病で目が見えなくなって、盲目の青年ピアニストと友達になるというのが、人柄をしのばせる。
昨日、ロンドン映画祭、プレス試写での2本後、一般上映で1本
Gravity(Gala)
サンドラ・ブロックとジョージ・クルーニーで3Dと聞いただけでおなか一杯、見る気がしなかったのが、予想してたのと違ってた。見てよかった。誕生みたいなのが隠しテーマ。実際に赤ちゃんは登場しませんが。
公式サイトhttp://gravitymovie.warnerbros.com
※ゼロ・グラビティとして12月13日より公開中(2014年1月16日追記)
Tom at the Farm(Official Competition)
グザヴィエ・ドランの4作目。この人は、何でも、面白く作るなあ。
公式フェイスブックhttps://www.facebook.com/tomatthefarm
Borgman(Laugh)
ホームレスと思ったおじさんが実は…。ダークで笑えるコメディ。好み。あっ、公式サイト、いきなり素っ裸の人ですが、Hな映画じゃないです。