Archive for the 'ロンドン映画祭2015' Category



第59回ロンドン映画祭3日目

The Program

ランス・アームストロングの映画。ツール・ド・フランス7連覇の偉業を成し遂げ、ガンを克服し、チャリティにも貢献、ハンサムなことも手伝って、コマーシャルとかにも登場する人気者となった後、ドーピングが明るみに出て、7連覇を剥奪されるという人生自体がドラマチック。それを再現してみせるこの映画も当然面白いけど、ドキュメンタリーの方がパワフルと思います。

公式サイトhttp://www.theprogrammovie.com/

第59回ロンドン映画祭2日目

Trumbo ブライアン・クランストン、ジョン・グッドマン、ヘレン・ミラン、アドウェール・アキノエ=アグバエ会見

脚本家ダルトン・トランボの実話が基。赤狩りにあって投獄までされ、仕事を干されるも書き続けた。他の脚本家の名前を借りて書きアカデミー賞を取ったのがローマの休日だったとか、やっと名前を出せたのがスパルタカスとか、迫害された状態で名作をガンガン書いてたのに驚く。シリアスな話だけど、さすが脚本家、会話が軽妙なのも面白く観せる。

公式サイトhttp://www.bleeckerstreetmedia.com/trumbo

Tangerine

トランスジェンダー2人の彷徨。

公式フェイスブックhttps://www.facebook.com/TangerineFilm

High-Rise

トム・ヒドルストン主演、シエナ・ミラーやジェレミー・アイアンズとか豪華キャストで、ベン・ウィートリー監督作の中では一番お金がかかってそうだけど、カオスな状況にあんまし怖さが感じられない。呪術的な何かとか、地下道っぽい狭い壁の間をすり抜けて逃げ惑うとか、ウィートリー監督作ではお馴染みの恐怖をあおる場面が挟み込まれるけど、そういうのもKill Listの方が効いてた。

公式サイトhttp://highrise-movie.tumblr.com/

第59回ロンドン映画祭開幕

Suffragette サラ・ガブロン、アビ・モーガン、キャリー・マリガン、メリル・ストリープ会見

イギリスの婦人参政権運動の映画だけど、活動家として有名なエメリン・パンクハースト(ストリープ)ではなく、一労働者(マリガン)を主人公にしたのが効いてる。運動に身を投じるのが、すごく理解できる公私共に虐げられた状態にいるんだもん。

労働者役がとってもはまるアンヌ=マリー・ダフも、そういう一般労働者よりかはちょっとインテリ風なヘレナ・ボナム・カーターも、それぞれ適役で好演。ベン・ウィショーはそこまで理解してるわけでもない夫で、あんまりイイモンでもないけど、当時の男性はこういうものかと納得させる具合に上手い。ブレンダン・グリーソンの刑事役も敵対するけど、人情味も感じられてよい。

アビ・モーガンは相変わらず、引き込む話を作るなあ。ガブロン監督との相性もいいし。

会見では、男社会な映画界についてストリープがバシッと言ってくれました。私も常々思ってましたよ、審査員や評論家が男ばっかしで、その評価で、みんなが映画観たり、観なかったりって、ほんとに不公平だなって。

公式サイトhttp://www.suffragettemovie.com/

第59回ロンドン映画祭試写12日目

Sembene!

アフリカ映画の第一人者で、アフリカの監督としては初めてカンヌの審査員を務め、2007年に亡くなったウスマン・センベーヌ監督のドキュメンタリー。内容は社会派、映像はアーティスティックで力強い映画を作り続けた。フランスの軍隊の酷い行いもしっかり映画にして、フランスで公開禁止されたのが、10年後の1998年にようやく公開とか、歯に衣着せぬ映画と人柄。

公式サイトhttp://www.sembenefilm.com/

The Measure of a Man

ヴィンセント・リンドンがカンヌで最優秀男優賞を獲得。失業中の男(リンドン)から始まって、次第にその家族や、やっと見つけた仕事場での様子が丁寧に追われる。タフな暮らしの中、ささやかな幸せを守ろうと、コツコツ地道に働くが…。“男の尺度”というタイトルを、見終わってしみじみ考えさせる地味に良い映画。

公式サイトhttp://diaphana.fr/film/la-loi-du-marche

Brand: A Second Coming

ラッセル・ブランドのドキュメンタリー。ニュースで知ってたつもりの数々のお騒がせ事件だけど、その倍くらい、いろいろやらかしてる人だったのね。それなのに笑えて好感を持って観終えられるとは、プロモーション映画としてなら上出来かも。お父さんと別れて暮らし、お母さんはガンを患ってるって、昨日観た映画と同じ。こちらは両親とも健在だけど、基ネタはブランド家?

公式サイトhttp://www.brandthefilm.com/

 

第59回ロンドン映画祭試写11日目

James White

別れて暮らす父親の死の重さに耐え切れずにいるところに、母親が患うガンも悪化する息子ジェームズ・ホワイトが主人公。母役シンシア・ニクソンのやつれっぷりが迫真。対する息子役クリストファー・アボットも力の入った演技。

公式サイトhttp://www.blfilm.com/james-white/

The Invitation

最初から不穏な気配が漂いまくってる分、事件が予想を超えない、想定内なのがつまらなく感じる。事件をあそこまでわかりやすく派手にせず、気配だけで終わったほうが、かえって怖かったのでは。

公式サイトhttp://gamechanger-films.com/the-invitation/

Remainder

またも出たパラレル・ワールドっぽい話。主演のトム・スターリッジは良いけど、話が非現実オチだと、だまされた気がするのは、私に夢がないせいか。そういえばトム、シエナ・ミラーとはどうなったっけ?と今調べたら、子供は生まれたけど、まだ結婚はしてないのね。

公式サイトhttp://www.tigerlilyproductions.com/remainder

第59回ロンドン映画祭試写10日目/第23回レインダンス映画祭開幕10日目

Wave Vs Shore

スロバキアニューウェイヴとして一時代を成した写真家たちのドキュメンタリー。そういうムーブメントがあったことさえ知らなかったけど、見たことがある写真もあった。遠い日本の、アートとかたいして知らない私にさえ届いてたとは、ほんとに大きいムーブメントだったんだなあ。

公式サイトhttp://www.vlnavsbreh.sk/

Lucifer

丸く切り取った画面で、のぞき窓から見てる感じが、寓話的なストーリーとマッチ。

公式フェイスブックhttps://www.facebook.com/Lucifer-521773847864548/timeline/

レインダンスアワードセレモニー

インディペンデント映画祭は、セレモニー会場で映画関係者もプレスも映画祭スタッフも区別つかないのが困るような良いような。

第59回ロンドン映画祭試写9日目/第23回レインダンス映画祭開幕9日目

Don’t Grow Up

David Vaughan: Black on Canvas

Obon Brothers (お盆の弟) 大崎章監督挨拶

公式サイトhttp://obonbrothers.com/

今日は一番上のをロンドン映画祭試写で観て、外に出たら、おまわりさん。何だろうと思ったら、道の横にクラッシックなパトカーが展示してあった。警察もイベントみたいなことやるんだなあ。

レインダンスに移動して、デヴィッド・ボーンのドキュメンタリーから。サディ・フロストの父親が、こういう人とは知らなかった。60年代は鳴らしたアーティストだったのが、躁うつ病になって、亡くなった時は荒れたフラット暮らしというアップダウン。

最後は邦画で締め。白黒画面も良いし、役者も良い。渋川清彦、今回のレインダンスではもう1本出てたけど、あちらは調子のいいチンピラで、こちらはダメ男。そういえば昨年のもダメ男、そういう役にいい感じにはまる。光石研、渡辺真紀子もこのところの映画祭ではお馴染みの顔だ。

レインダンス出たら、横の通りの本屋に行列、テリー・ギリアムのサイン会だった。期せずして、いろんな催しに遭遇する1日となりました。

 

第59回ロンドン映画祭試写8日目

Danny Says

ダニー・フィールズのドキュメンタリー。映画タイトルはラモーンズの曲のタイトルそのままで、ラモーンズに歌われるくらい音楽シーンの真ん中にいた人。60年代以降のアイコンたちの貴重な映像がいっぱい。試写中なのに、興奮しておしゃべり始めちゃった2人組みが斜め後方にいて、周りから注意されてました。懐かしかったのね。

公式サイトhttp://dannysaysfilm.com/

以下は、オンライン試写のほうで

Jia Zhangke, A Guy From Fenyang

山河故人が良かったジャ・ジャンクー監督を主人公にしたドキュメンタリー。自身の体験を色濃く反映させて映画を作る監督と知り納得。

第59回ロンドン映画祭試写7日目/第23回レインダンス映画祭開幕7日目

The Ones Below

最初から先行きが予想できるサスペンスだけど、ほんとうにそうなるかという興味で引っ張られ、やっぱりそうなったけど、見てる間はそれなりに楽しめた。

公式サイトhttp://www.bbc.co.uk/bbcfilms/film/the_ones_below

Beasts of No Nation

少年兵が作られる過程をわかりやすく描いてる。大味な気もするけど、そのおかげで重いテーマなのにスルスル見られるということはある。

公式サイトhttp://www.bleeckerstreetmedia.com/beastsofnonation

上記ロンドン映画祭プレス試写から、開催中のレインダンスに移動して以下一般上映で

ソレダケ/ that’s it

こちらは、途中、やけに劇画っぽいなあと思ったら、そういうことだったのか!となるし、二転、三転、先が見えないのが良い。みんなキャラも立ってる。最近の映画祭ではよく見る俳優陣、やっぱり上手い。

公式サイトhttp://soredake.jp/

第59回ロンドン映画祭試写6日目/第23回レインダンス映画祭開幕6日目

Mountains May Depart  (山河故人)

男2人、女1人のわかりやすい三角関係の話かと思いきや、その後に長い時間の流れがあった。ドラマチックとも言える別れの後に、再会したのが、生死のかかってる状況で、その後が知りたいとこなのに、また、ふっつり画面に登場しなくなる。なぜ?あっ、あの人は生きてようが死んでようが、この人の人生の登場人物ではなくなったんだ!薄情とは違います。その証拠に、最後の最後にあの3人の日々を全く忘れてなかったというのをはっきりわからせるシーンで終わらせてます。忘れたくなくても、関係ない人になっちゃうこともあるよね、長い人生、別々の道を行っちゃえば、ぐっすん。大変上手いジャ・ジャンクー監督です。

上記ロンドン映画祭プレス試写から、開催中のレインダンスに移動して以下2本一般上映で

The Birth of Sake エリック・シライ監督インタビュー

杜氏の世界、興味深し。

公式サイトhttp://www.birthofsake.com/

Out of My Hand 福永壮志監督Q&A

ベルリンで見たのを、もう一回。

公式サイトhttp://www.outofmyhand.com/

 


映画ニュース/インタビュー

シネマトゥデイに書いている映画ニュース/インタビューはYahoo Japanなどに配信されています。

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