Archive for the 'ロンドン映画祭2012' Category

村上春樹をわかってない英国書評家

今頃ですが、海辺のカフカ読了。

これ、英語版が出た頃に、テレビで取り上げてた。男性書評家が「猫がしゃべるとこで、なんだ、こんな話かって」ついてけなくなったとか言って、「そこ(猫がしゃべるとこ)がいいんじゃない!」と女性書評家に即刻却下されてたのが印象的だった。もちろん、女性書評家に賛成。

デジャブ感あると思ったら、昨年のロンドン映画祭だった。ハッシュパピー バスタブ島の少女 (過去の邦題南の果ての野獣どもで書いてたはず)を、「古代の獣が出てきたとこで…」みたいに言ってた人がいて、「私はそこが良いと思う」と返したのだった。乙事主に対するもののけ姫みたいで絵的にも良いし、ストーリー的にも、子どもの心の世界っぽくて良い。監督に、もののけ姫を参考にしたか聞きたかったな。

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昨年のロンドン映画祭ドキュメンタリー賞

Silence in the House of God

昨年のロンドン映画祭ドキュメンタリー賞獲得作。でも、見ずじまいだったんだよねー映画祭中には。他のコンペ参加ドキュメンタリーも良作揃いだったから、どれだけ良いんだと思ってたものが早くもテレビに登場。

うーむ、パワフル。しゃべれない障害を持った子、中でも親が手話を解さない子を選んで、性的虐待をしてた聖職者はじめ、綿々と続くキリスト教会内部の少年への虐待を追っている。題材の重さもさることながら、勇気を出して、しゃべれないながらも声を上げた元被害者たちが手話で語る様子、ニュース映像や再現の挟み方なども良い。

公式サイトhttp://www.hbo.com/documentaries/mea-maxima-culpa/index.html

My Afternoons with Margueritte

こちらもテレビで。本もまともに読めない男と、公園で本を読むことを日課にしている老婦人との一風変わった友情のお話。ジェラール・ドパルデュー演じる主人公が、頭が悪いことで、からかわれたり、トラブルを起こしたりしながらも、地域の中でちゃんと居場所があって、仕事も持って、恋人までいて、それなりに平和に暮らしているのがほのぼの。幸せになるのに、頭の良さなんか必要ない、心の良さのほうが大事、と思わせてくれる。

公式トレイラーhttp://www.youtube.com/watch?v=flgBaCdBhGU

閉幕

ロンドン映画祭、昨日閉幕 ()内は映画祭カテゴリー

Great Expectations (Closing Night Gala)  試写 会見

いつもどこかで何かやってる気がするチャールズ・ディケンズ作品。ドラマチックな話はいつの時代でも受けるのね。マイク・ニューウェル監督は、毎回よくしゃべってくれる。主演のジェレミー・アーヴァイン(戦火の馬で一躍有名になった人)、映画中では地味に見えるけど、本物はけっこう小顔のアイドル系。個性派ユエン・ブレムナー、映画でもけっこうコンスタントに活躍してるのがうれしい。

公式サイトBBC – Films – Great Expectations

Underground (追加プログラム) 一般上映 ロバート・コノリー監督Q&A

2009年の『バリボ』−ロンドン映画祭 – シネマトゥデイで印象に残るオーストラリアの社会派コノリー監督。今度の対象はジュリアン・アサンジ。バリボもオーストラリアのジャーナリストの実話が基だけど、そういえばアサンジもオーストラリアの人だったのね。

実際の人物のエッセンスをドラマチックに描いていると監督自身が言うのだから、全部を鵜呑みにはできないにしても、ちょっとアサンジ・ファンになる。原発反対デモをする母を横目に、原発会社をハッキングして稼動を遅らせたりする若きアサンジと警察の攻防なんて、完璧にアサンジ側に味方して見てしまう。これからニュースを見る時の目も変わりそう。

公式サイトUnderground – The Julian Assange Story

小さい作品たち

ロンドン映画祭11日目 ()内は映画祭カテゴリー

Sightseers  (Laugh Gala) 試写

イギリスらしいブラック・コメディ。綺麗に終わると見せて、最後にもう1つブラックな笑いがある。これをガラにもってくるとこにロンドン映画祭らしさを感じる。

公式ブログSightseers Blog

サイトシアーズ~殺人者のための英国観光ガイド~として2013年9月28日より公開決定(2013年8月8日追記)

Kauwboy (Family) DVD試写

ベルリン映画祭ジェネレーション部門参加作だったのを、そちらでは見られず、こちらで試写。忙しくて息子にまで手が回らないような父と2人暮しの男の子が、子ガラスと友達になるお話。良い子役と動物には負ける。

公式サイトKauwboy

※上の公式サイトがリンク切れになったようですので、こちら公式フェイスブックKauwboy de film | Facebook(25日追記)

The Road:A Story of Life or Death (Journey) DVD試写

イギリスの様々な移民を撮ったドキュメンタリー。地味ながら、じんわりくる。

Beware of Mr.Baker (Documentary Competition) DVD試写

試写でも見たけど、もう一度確認したくて再度DVD試写。これ、やっぱ面白いわ。シリアス、パワフルな作品が多いドキュメンタリー・コンペだけど、ひょっとしたら、いけるかも。

公式サイトBeware of Mr. Baker

笑わせる哲学者

ロンドン映画祭10日目 ()内は映画祭カテゴリー

The Pervert’s Guide to Ideology (Debate Gala) 試写

哲学者/思想家のスラヴォイ・ジジェクの映画+社会解説ドキュメンタリー。古典から現代の人気映画までを例に出しながら、社会を斬る。映画の世界に入り、タクシードライバーのトラビスの部屋でポーズを決めたり、タイタニックが沈んだ海に浮かぶボート上にいたりして大真面目に語るのが、笑える。不自然な合成とかじゃなく、そっくりのセットを作って画質も似せて撮ってる。ソフィ・ファインズ監督、いい仕事してます。

公式サイトThe Pervert’s Guide to Ideology

ストーンズ登場

ロンドン映画祭9日目 ()内は映画祭カテゴリー

クロスファイアー・ハリケーン (American Express Gala) 試写

昔の映像を集めただけで映画になるのは、さすがストーンズ。

Seven Psychopaths  (Official Competition) 試写

血が飛び散るたびに笑いが起こるタイプのコメディ。

公式サイトSeven Psychopaths

ヒロイックな実話と感動の実話

ロンドン映画祭8日目 ()内は映画祭カテゴリー

アルゴ (Accenture Gala) 試写

実話が基になってるらしい。ベン・アフレック、自分で監督して、かっちょいいとこ自分でやっちゃってーと思ったけど実話なら許す。ほんとに、かっこいい人がいたんだね。

公式サイトARGO – Movie Trailer, Photos, Synopsis

The Sessions (Festival Gala) 一般上映

アラフォー男がヴァージン喪失する話、というと40歳の童貞男があるけど、そちらが大笑いコメディなら、こちらは感動もの。というのも、子どもの頃のポリオが原因で、頭しか動かせなくなった男性の喪失のお話だから。でも、泣けるだけでなく笑える。寝たきりながら、詩人、ジャーナリストで、すごくユーモアたっぷり。しかもマーク・オブライエンという人の実話。役者も、みんな良くて、サンダンスで観客賞受賞。

公式サイトThe Sessions – Microsite

フランケンウィニー展鑑賞

お人形はもちろん、小さい自転車とかお部屋の装飾とか細々した部分がたまりません。


映画ニュース/インタビュー

シネマトゥデイに書いている映画ニュース/インタビューはYahoo Japanなどに配信されています。

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