Archive for the 'ロンドン映画祭2011' Category

トム・ヒドルストンの2年前

Archipelagoをテレビで鑑賞。2010年のロンドン映画祭で見逃してた映画。

小品ながら良かった。アフリカに旅立つ青年と、送り出す母と姉のお話。家族に時々漂うピリピリしたムードが興味を引く。家族と関わる画家が絵について語るのや、雇われ料理人みたいな女性が料理について語るのも、味わい深いエピソードになってる。

主演のトム・ヒドルストンは、翌2011年ロンドン映画祭でThe Deep Blue Seaの試写、会見から注目。アーキペラゴを見てたら丸1年早く見つけてたのに。ちょっと残念。

公式サイトArchipelago

*  邦題は家族の波紋になったようです。(2016年5月15日追記)

そういえばヒドルストンは、BBCのシェイクスピア・ドラマにも登場してた。最近、売れてるなあ。それぞれの話がつながりつつ、1話だけでもまとまってる作りの全4回。ジェレミー・アイアンズ演じる父から王座を継ぐ息子で、父王時代、過程、息子王の話と2,3,4話に登場。

その前の第1話はベン・ウィショーが主役。こちらは1話中に栄華から没落まであって、ウィショーがさめざめ泣くシーンなんか良かった。監督も別。第1話の方が好みかも。

公式サイトBBC Two – The Hollow Crown

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ロンドン映画祭終了、アフタヌーンティー

一昨日はロンドン映画祭最終日

The Deep Blue Sea 試写 会見

Of Time and the Cityみたいなドキュメンタリーでさえ、画面にものすごく情緒を盛り込んで見せるテレンス・デイヴィス監督の技が炸裂。パイロットのもとに走るも…となる良家の夫人を演じるレイチェル・ワイズ、相手役トム・ヒドルストンも名演。ヒドルストン、馴染みがないように思って調べたら、BBCドラマMiss Austen Regretsに出てた人だったけど思い出せない。こういうおとなしめの美男美女は、見逃してることが多いな。私にとっての死角かも。

マイ・バック・ページ 一般上映

ニセモノなんだか本物になるんだかわからないような自称運動家を演じる松山ケンイチが、周りの人たちに信じ込ませるカリスマと、うさんくささの両方を醸し出してるのがすごい。これを見ただけでも、この人が評価されるの納得。昨年も出演作が2本参加してたのに見られずじまいで、初松ケン。見られてよかった。

Footnote 一般上映

父の息子へのライバル心をコメディタッチで描いてる。いい具合に滑り出す、出だしが上手い。

公式サイトFOOTNOTE

Into the Abyss 一般上映

別の会見と重なり涙をのんでパスした試写、チケットが取れなかった一般上映ときて、今回のドキュメンタリー賞受賞で再上映となって、ようやく見られたヘルツォーク新作。死刑囚と関係者へのインタビューを中心に、死刑制度を考えさせるような作りになってる。こういう重いテーマを、大仰にせず、かと言って浅くなく、過不足ない加減で撮れるのは、さすが。

 

昨日は、取材でアフタヌーンティー発祥の地へ。2種アフタヌーンティーを試食し、お腹いっぱいで、広大なお屋敷をガイドしてもらううちに、気持悪くなりかけたとこで終了、セーフ、冷や汗。やっぱりアフタヌーンティーは、ゆっくり時間かけて優雅にいただくものと再認識。

掘り出し物のウェルシュ学園もので期待の新人

ロンドン映画祭

Hunky Dory  試写

ミニー・ドライバー演じる女性教師がミュージカルに情熱を傾ける、と言うと、最近ありがちなものと思われそうだけど、これが掘り出し物。いきなり歌いだしたりするミュージカルではないのでご安心を。

あくまで学校行事としてのミュージカルで、そのシーンでの歌もなかなか聞かせるけど、あとは普通にウェールズ訛りでしゃべる。70年代のウェールズの学校が舞台というのが、ローカルな暖かさと、デヴィッド・ボウイとかをシェイクスピアに取り込む時代感覚になっていて、懐かしくもフレッシュ。

生徒の方の主役が美形だし歌も演技も上手くて要注目。舞台でローレンス・オリビエ・アワーズも受賞してて、ヴォーグ誌のモデルも務めてるアノイリン・バーナードという24才の青年だそうな。そりゃ、上手くてきれいなわけだ。

監督が去年のロンドン映画祭にもPatagoniaで参加のマーク・エヴァンス。学園ミュージカル?とパスしそうになったけど、監督の名前見て、思いとどまって正解だった。細かいエピソードを効かせて、ほのぼの仕上げるのがエヴァンス監督得意技とみた。

When the Night 一般上映

育児疲れからの児童虐待が疑われる美人ママと、それに気づく人間嫌いみたいな男。最初の緊迫した感じが良いだけに、後半、美人ママと男の一大ロマンスに展開してしまう、怒涛のメロドラマな成り行きに腰砕け。もうちょっと抑えたら、けっこういい映画になったかもしれない。惜しい。イタリア映画だけど、ママと男の両方とも、のっけからセクシーな雰囲気漂わせてるのが、さすがラテン。

美人母娘に美青年

ロンドン映画祭

Anonymous(邦題 作者不詳) 試写 会見

シェイクスピアは誰だったのかという謎にエリザベス一世の秘密も絡む。歴史的に正しくないとかいう議論もあるようだけど、最初からエンターティメントとして見たらいいのに。荒唐無稽作品が得意なローランド・エメリッヒ監督だしね。

会見は主演のリス・アイファンズはじめ、ヴァネッサ・レッドグレイブ、デヴィッド・シューリスほか俳優陣もズラリ。このところテレビドラマのキャメロットとか、見る機会が多かったジェイミー・キャンベル・バウワーも拝めた。実物もきれい。ウェールズ訛りでしゃべるアイファンズや、シューリスのヨレッとした感じも味わい深いけど。

きれいと言えば、レッドグレイブ、70過ぎて皺もあるけど、きれい。顔の骨組みが、もう、しっかりと美人なんだろうな。その若き日を演じる実の娘のジョエリー・リチャードソンも、さすがにきれい。俳優陣はもう1人レイフ・スポールもいた。この人、お初かと思ったら、ホットファズとかショーン・オブ・ザ・デッドとかエドガー・ライト作品で見てた。作者不詳の中でも、調子いいコミカルな感じの役。

公式サイトAnonymous: Official Site

こんなもんかマドンナ、クローネンバーグ新作

ロンドン映画祭

A Dangerous Method  試写 会見

今回の映画祭でマイケル・ファスべンダー2度目の会見登場。ジョージ・クルーニーと対だ。デヴィッド・クローネンバーグの新作で、メインキャストにはヴィゴ・モーテンセンとキーラ・ナイトレイもいるという豪華版。

ユング演じてるファスべンダーが主役。そのユングとややこしいことになる患者がナイトレイ。同じくややこしい関係のフロイトがモーテンセン。でも、本物の顔立ちは、細面のファスべンダーが、どちらかというとフロイト似だけど。そういえばこの夏、フロイトの孫の画家ルシアン・フロイドが亡くなった。でも、フロイトとフロイドなのね。実は亡くなったというニュースで初めてフロイトの孫だったことを知った。ドイツ語発音と、英語発音の違い?

映画に戻ると、ユングとフロイトの確執の話としても、クローネンバーグ映画としても、ちょっと物足りない。同じファスべンダー主演なら、こないだのShameのほうがお勧め。でもファスべンダー、スティーヴ・マックイーン監督コンビならハンガーの方がいい。日本でもファスベンダー主演作が続く勢いで公開されたらいいな。(* ShameSHAME −シェイム−として2012年3月10日公開予定 12月15日追記)

公式サイトA DANGEROUS METHOD | a film by David Cronenberg

*2012年10月27日より危険なメソッドとして公開決定。(2012年7月2日追記)

W.E. 一般上映

こちらはマドンナ監督作。リリース前に再編集予定とかいう噂も聞こえてきてたけど、やはり、そういう出来。

どうしてマドンナがウォリス・シンプソン夫人の映画を撮りたいと思ったのかをメインテーマに、マドンナ本人を中心に据えたメーキングドキュメンタリーでも撮ったほうが面白いのに。と、本人の方に注目がいってしまうことが、シンプソン夫人にマドンナが共感する理由?

当然、英国王室の面々も登場するけど、英国王のスピーチで描かれてるのとは大違い。まぬけそうなジョージ6世と、性格悪そうな王妃になってた。エドワード8世の側から描いてるから、しょうがないけど。

ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋として2012年11月3日より公開。(2012年11月4日追記)

クルーニー連続登場

ロンドン映画祭

The Descendants 試写 会見

昨日に引き続きジョージ・クルーニー登場。こちらは主演のみで、監督はアレクサンダー・ぺイン。昨日の映画のほうが、大統領選挙に挑む候補役ということで、政治状況と絡めて話題性も高いけど、今日のも悪くない。クルーニーはまぬけなとこのあるコミカルな役のほうがいいから、その意味では、こっちの方が演技は楽しめた。妻に浮気されてた夫役で、その浮気相手との対峙シーンなど笑わせる。この人は面白いことパッと言ったり、表情作って見せたり、会見栄えもする人だ。

一昨年のロンドン映画祭でも、確かクルーニー2連続会見登場、3作品参加だった。監督作をクロージング上映してもらった映画祭ということで、縁が深いのかな。

ファミリー・ツリーとして2012年4月公開決定のようです。(2012年1月16日追記)

The Exchange  一般上映 Q&A

大学で教えてる、まだ若い先生が、日常を逸脱していくのが描かれる。エラン・コリリン監督は、子どもに戻ると表現してたけど、大人として、社会人として、ちゃんとやってくのがバカバカしくなるようなことって、誰にでもある感覚と思う。その感じが、上手く表されてた。

小さい映画と大きい映画

ロンドン映画祭

Terri 試写

ほのかに可笑しく、優しい映画。この感じ、好きだなあ。この監督の前作Momma’s Manというのを見て、気に入ったのもそこだった。低予算映画で、誰一人知ってる人が出ていなかったにも関わらず、じんわり、いいもの見たなあと、しばらくうれしかった。今度のも、小さい映画には違いないけど、個性派名脇役ジョン・C・ライリーが出てるから、もっと売れそう。ジョン・C・ライリー、一昨日のWe Need to Talk About Kevinにも出てたし、ほかにも今回の映画祭に参加してる映画があったはず。隠れた超売れっ子かも。

公式サイト“TERRI” A film starring John C. Reilly and Jacob Wysocki. Directed by Azazel Jacobs.

The Ides of March 試写 会見

こちらはジョージ・クルーニー出演、監督作。さすがに役者も揃えて、面白く見せるけど、意外にあっさり終わる。ちょっと肩透かし。余韻があって大人っぽい終わり方なんだろうか。

* スーパー・チューズデー ~正義を売った日として2012年3月31日より公開決定のようです。(12月30日追記)


映画ニュース/インタビュー

シネマトゥデイに書いている映画ニュース/インタビューはYahoo Japanなどに配信されています。

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