Archive for the 'ロンドン・レズビアン&ゲイ映画祭2011' Category

日本公開なるか?と、なった!

一昨日は試写で気に入ったSasha/サシャ(3月25日に感想と公式フェイスブック記載)の監督が登場する上映会に参加。

デニス・トロヴィッチという監督。ドイツ語ベースで、クロアチア語だのセルビア語だのが飛び交う映画で、それほど日本で知られた俳優さんもいないから、いい映画だけど、日本での公開は難しいかな。

そういえば2009年にロンドン映画祭でのワールドプレミア時に取材したドクターフィールグッド オイルシティコンフィデンシャルがもうすぐ公開。これも日本ではどうかなと思ってたけど、いいぞ日本。インタビュー時にジュリアン・テンプル監督自身「日本公開?日本は最近不景気だしどうかなあ…」と期待薄みたいに話してただけに、うれしい。70年代の熱いバンドを見て、スカッとするのもお勧め。失われた時とさびれたカンビーが、ちょっと寂しくもあるけどね。ロンドン発 俳優・映画情報でも掲載中。

公式サイトOil City Confidential

映画祭終盤

一昨日の参加イベント

The Night Watch/ザ・ナイト・ウォッチ

BBCで、もうすぐテレビ放映するドラマの先行上映で、関係者多数参加。戦時と前後のロンドンを舞台にした、男女、女女、男男の恋愛ドラマ。

リチャード・ラクストン監督は、一昨年のベルリンでイングリッシュマン・イン・ニューヨーク会見にも出てた。メインのジョン・ハートに注目してたから、あまり覚えてなくて申し訳ない気になる。

ハリー・トレッダウェイのほうは、エジンバラ映画祭時を覚えてるのはイケメンだったから?いや、フィッシュ・タンクでは、坊主頭みたいな短髪で気がつかないで見ちゃったから、イケメン認知も弱いな。見た目のまんま不良っぽい役もいいけど、今回のゲイの青年役も、なかなか上手い。

主演で、ハンサムな女性を演じるアンナ・マックスウェル・マーティンは、普通な感じが、逆に強みと思う。

サラ・ウォーターズ・イン・カンバセーション

上の原作者のトーク・ショー。処女作Thipping the Velvet/ティッピング・ザ・ヴェルヴェットもBBCで見た。ビクトリア朝の豪華絢爛な印象のレズビアン・ドラマで、BBCやるなあ、と思ったもの。ドラマチックなストーリーで背景も絵になるような、映像にしやすいものを書く作家みたい。同じくBBC放映の荊の城は、サリー・ホーキンスを原作者も大絶賛。

ブラックプール地震

昨日はブラックプールでの地震が報じられた。

エイプリルフール?と一瞬思ったけど、この時期そんな悪趣味な嘘をつく人もないみたいで、ほんとだった。と言っても、マグニチュード2.2の小さい地震。

ブラックプールは海辺の観光地で、懐かしいような古っぽい遊園地もあったから、ちょっとの揺れでも、しっかり点検はしてほしいけど。

一昨日からロンドン・レズビアン&ゲイ映画祭が開幕。先日試写したオープニング映画Kaboom/カブーン(3月21日に試写感想と公式サイト記載)に続いて、昨日はもう1本、グレッグ・アラキ作品を見た。

Mysterious Skin/ミステリアス・スキン

主演が、このところメキメキ頭角を現してるジョゼフ・ゴードン=レヴィットだった。若い頃から上手い。エンタメ色の強いカブーンより、シリアスタッチのこっちが好きかも。ちなみにカブーンの主演はトーマス・デッカー。両者とも子役時代の作品を見てた。いつのまにか主演もできるくらいに育ってたのね。( ミステリアス・スキンは2004年作品でジョゼフも若い。カブーンは2010年新作

ヨーロッパの放射能基準は日本より緩め

一昨日にチャンネル4のニュースで言ってたイギリスの水の放射能量の上限500ベクレル/リットルはヨーロッパ基準のよう。

AFPの記事で欧州原子力共同体で出してる基準を見つけた。それによると、液状のもの500ベクレル/リットル、乳幼児の食品150ベクレル/キロまたはリットル、乳製品500ベクレル/キロまたはリットル、そのほかの食品2000ベクレル/キロまたはリットルだそう。

やっぱり、ニュースで言ってた日本の基準は厳しいというのはほんとうみたい。

※放射能量などと大雑把な書き方をしてしまいましたが、放射性ヨウ素についての基準です。AFPの記事から該当箇所を貼っておきます。(4月15日追記)

The maximum dose for radioactive iodine, according to Euratom guidelines, is 150 Bq/kg or becquerels per litre (Bq/l) for infant food; 500 Bq/kg or Bq/l for dairy products; 2,000 Bq/kg or Bq/l for other foods and 500 Bq/l for liquids intended for consumption.

ロンドン・レズビアン&ゲイ映画祭 試写

SASHA

ゲイの男の子のカミングアウトストーリー。それが家族に知れるまでの過程で、昔かたぎの父親についてきた母親の鬱憤とか、ユーゴスラビアから移民してきたドイツでの思いとかも出てくるけど、重苦しくなくコメディタッチにしてるのが上手い。

公式フェイスブックSasha Film | Facebook

水はイギリスより放射能少ないかもしれません

放射能が基準を上回った水道水を乳幼児に飲ませちゃいけないというお触れがでた東京、心配だけど、それほど心配しなくてもいいというのがイギリスの報道。

チャンネル4のニュースでは、基準を超えたのは、もともと日本の基準が、大変厳しいからという意見。100ベクレル/リットルという基準だから210ベクトル/リットルで倍以上になってるけど、イギリスでは500ベクレル/リットルだって言ってる。日本は乳幼児100ベクレル/リットルで、乳幼児以外が300ベクレル/リットルだけどね。

イギリスは大人も乳幼児もいっしょなのかい?それとも、もともと水道水、赤ちゃんに飲ませちゃいけないことになってるの?赤ちゃんの間に飲む量はたかがしれてるから、あまり、危ないとか言ってないわけ?

公式の水質基準の出てるとこネット検索してるけど、今のとこ見つかったのは牛乳がヨーロッパでは500ベクレル/リットルの基準だというロイターの記事くらい。水、牛乳とも同じなんだろうか?乳幼児はどうなるの?

日本のお触れをまもっていれば、かなり安全ということと思います。ヨーロッパが心配しなきゃいけない基準なだけ?

※その後、イギリス基準のもとと思われるヨーロッパでの上限を見つけ25日のブログに記載。あくまで上限なので、普段は、もっと低いみたい。赤ちゃん含め500ベクレル/リットルの水飲まされてるのかと驚いたけど、さすがに、そんなことはなかった。

 

ロンドン・レズビアン&ゲイ映画祭 試写2日目

Break My Fall

行き違いだしたレズビアンカップルの話だけど、そのまま男女のカップルにしてもいけそうなストーリー。ところどころ低予算を感じさせてしまうとことか、わかりにくいとこもあるけど、終わり方とか、いい感じ。これが長編第一作目の監督らしいから、これからを期待しても良さそう。

公式サイトBreak My Fall

専門家の意見は日英で大差なし

ニュースを見張ってなくてはいけない状況は、脱したようだ。

寝てる間に何か起こってたら…と思うせいか、テレビのニュースが始る前に目が覚めて、ネットのニュースをチェックしつつ待ってたりしたけど、このところ一番に報じられるのがリビアに戻った。イギリスも多国籍軍として軍事介入してるようだし。

その後、日本の様子が伝えられる。原発から目を離せない危ない感じがなくなったという意味では、ちょっと安心していいのかも。

今度は食品から放射能検出というのが心配だけど、今のところ、すぐ健康に影響するような量じゃないというのは、イギリスの専門家も同意見。心配なら、野菜を洗うのは、こういう時でも有効だから、みたいなことも言ってたのは、農薬も含めてってことかな。

洗うと有効というのは、首相官邸 災害対策のページ というのにも載ってた。雨に濡れて心配なら、洗い流せばいいって。洗い流すなんてアナログな手段が効くとは意外だった。専門家じゃない人に言われたら、花粉や埃じゃあるまいしとか思ってしまいそう。

というように、日英で専門家の言うことには、たいして差はない。チェルノブイリの人体組織をロンドン・インペリアル大学で調査したゲリー・トーマス教授が、予測されたものより、被害はずっと小さかったということを紹介しつつ、心配しすぎないようにとBBCテレビで言っていた。

ところで、私がよりどころにしてる英外務省サイトみたいな国からの情報まとめてあるサイトがあればいいのにと思ってたのが、日本でもできたんだ。よかった。

昨日から、ロンドン・レズビアン&ゲイ映画祭の試写が始った。と書くと、このいきなりな話の展開にびっくりさせてしまいそうだけど、私の頭の中の状態、そのままなので、ご容赦いただきたい。日本のことを考えながら、全くかかわりのない、いきなりな映画を見てる。

でも、これ、意外と精神衛生上、悪くないかもと、久々の試写後に思った。いや、レズビアン&ゲイ映画を見ることじゃなく、いつもと同じことに戻るほうね。こちらの人がいちように驚く、非常時に日常を維持し続ける日本人は、復興のためにもだけど、本人が平常心をとり戻すのにも役立ってるのかもしれない。

見た映画の備忘録としても使ってる、このブログでもいつも通り、試写記録。

ロンドン・レズビアン&ゲイ映画祭 試写初日

Kaboom/カブーン

ゲイの青年が主役で、コメディチックなのが、スリラーっぽく展開。ソフトポルノくらいの絡みもたくさん。それほど一生懸命追わなくてもすむストーリーにオオッというシーンが多いので、たいして頭使わずに目だけで追っていっても大丈夫だった。気晴らしにはいい映画かも。グレック・アラキという日系アメリカ人監督作品。

公式サイトKaboom :: Un film de Gregg Araki :: Au cinéma le 6 Octobre


映画ニュース/インタビュー

シネマトゥデイに書いている映画ニュース/インタビューはYahoo Japanなどに配信されています。

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