Archive for the 'レインダンス映画祭2009' Category

フェイスブック世代のプリンス&プリンセス

朝から晩までロイヤル・ウェディング一色だったBBC。ITVもそれに近く、チャンネル4と5がちょぼちょぼという感じ。

アメリカ製のテレビ映画版ロイヤルカップル物語を流してたチャンネル5は、どさくさに紛れた?安っぽいとか、さんざんに言われながらも、ウィルとケイトを演じた2人が先週あたりはBBC他でもインタビューされたりはしてた。ケイトを演じた女優さんがカミラという名前というのだけ、ちょっと面白かったけど、トレーラーだけで見る気も失せるお手軽さ。

前評判では盛り上がりに欠けるとか言われつつ、それなりには盛り上がったように見える。昨日、窓からユニオンジャック吊るしてる家を見かけた。ワールドカップ時には白地に赤い十字のイングランドの旗を出してた家だった。ロイヤル好きとかサッカー好きとかいうより、お祭り好きなのかも。

フェイスブック世代のプリンス&プリンセスとか呼ばれたりしてる2人、バルコニーでのお目見え後もお出ましのサービス。よく式場からのカップルが乗ってるようなバルーンとかテープとかで飾ったオープンカーを、バッキンガムから、すぐ近くのクラランス・ハウスまで隣にケイトをのせたウィリアムが運転してた。チャールズが若い頃、エリザベス女王からプレゼントされたというコンバーチブルだそう。こちらも若かりし日のダイアナがボンネットに横座りしてる写真も紹介されてた。

チャールズ、ダイアナの時と比べる人が多かったけど、ちょうど30年前だったらしい。ダイアナのドレスのゴージャスさも、イケイケの80年代だったからか。その挙式の時のダイアナを、英国王室への生贄の羊みたいだったと言ったのは、ご意見番みたいなロッカーのビリー・ブラッグ。一昨年のレインダンス映画祭でも気炎を上げてたけど、相変わらず言いたいこと言ってた。ロイヤルな日に、こういう人を呼ぶチャンネル4のニュースもなかなか。(レインダンスのビリー・ブラッグはこちら 元ザ・クラッシュのミック登場!ジョー・ストラマーの死去をきっかけに誕生したチャリティー描く映画 – シネマトゥデイ ミックをフューチャーした写真を選んでますが、その向こうにいる人です。カッコ部分4月30日に追加)

ところで、フェイスブック世代のプリンス&プリンセス、ものの例えかと思ったら、実際、英国王室はフェイスブックもやってた。ほんとに、そういう時代なのね。The British Monarchy | Facebook

これぞインディペンデント、コリン日本公開

昨年のレインダンス映画祭で取材したコリン(公式サイトCOLIN | The Zombie Movie – Home)が3月日本公開となるようだ。邦題はコリン LOVE OF THE DEADだって。

制作費たったの7千円弱のゾンビ映画が意外に傑作!目指せ『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』!? – シネマトゥデイ

ハリウッドがドカンと大金かけた映画も、ちゃっかり楽しむけど、心情的に応援したいのは、やっぱり、やりくりしながら、がんばって撮りましたのインディペンデント。中でもコリンは当時のレートで7千円弱で作ったという超低予算。上のシネマトゥデイの記事では、安い血糊の作り方を実演するマーク・プライス監督の写真が見られます。

発想の転換なんて、よく言われることだけど、このゾンビ映画も、ゾンビとなった家族、友達、恋人を、簡単に殺せるのかがメインテーマで、ゾンビに感情移入しながら見られる珍しいホラー。過去にもイギリスでは、エドガー・ライト監督サイモン・ペグ主演ショーン・オブ・ザ・デッド [DVD]""ショーン・オブ・ザ・デッドの中で、近いテーマが扱われてたけど、そっちは大笑いコメディだから、まあ別ジャンルとしてもいいでしょ。

プライス監督はアイディアマンでもあったけど、キャスト・スタッフがボランティアだったというから、人徳もあったのかもね。持つべきものは、ただで働いてくれる友?


映画ニュース/インタビュー

シネマトゥデイに書いている映画ニュース/インタビューはYahoo Japanなどに配信されています。

カテゴリー

2023年6月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  

アーカイブ